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STUDIO4°Cの最新作『ChaO』

STUDIO4°Cの最新作『ChaO』が8月15日に全国公開されることが決定し、あわせて特報映像とティザービジュアルが公開された。

『となりのトトロ』『魔女の宅急便』のラインプロデューサーを務めた田中栄子が主宰するクリエイティブ集団STUDIO4°Cが贈る本作は、種族と文化を超えた恋と奇跡の物語を描くアニメーション映画。青木康浩が監督を務めるオリジナルアニメーションとなる本作では、人間と人魚が共存する未来社会を舞台に、絵を1枚1枚描く手書きアニメ ーションにこだわり、人間と人魚の恋模様が描かれていく。

人間と人魚が共存する未来社会。船舶をつくる会社で働くサラリーマンのステファンは、ある日突然、人魚王国のお姫さま・チャオに求婚される。ステファンは訳も分からないまま、チャオと一緒に生活することに。純粋で真っすぐなチャオの愛情を受けて、ステファンは少しずつチャオに惹かれていく。

主人公・ステファン役を担当するのは鈴鹿央士。現在公開中の『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』ではゲスト声優を務めている鈴鹿だが、本作では船舶をつくる会社で働くどこにでもいるような平凡なサラリーマンの青年に扮する。鈴鹿は今回の出演について「オファーをいただいた時、こうしてアニメ映画のお仕事をまた出来ると思っていなかったので、緊張と嬉しさと同時に身が引き締まる思いでした」と喜びをにじませたコメントを寄せ、「台本を読んでみて、設定も面白く個性的な映像で世界観に圧倒されました。未来感がある街や、登場人物の造形も観ていてワクワクするものでした。この画の感じと設定は、観てくださる方を引き込む力があると思います」と本作ならではの魅力を語っている。

さらに自身が演じたステファンについては、「どこか締まらない頼りげの無い青年ですが、子供の頃の思い出から来る想いや自分の芯にあるものはとても強く持っていて、それがとても魅力的なキャラクターです」と説明し、「そんなステファンを演じる時、スタッフさんがよく褒めてくださって、僕もノリノリになりながら楽しく収録できたのがとても記憶に残っています」とアフレコ当時についても振り返っている。

一方、どこまも純粋で素直な人魚王国のお姫さまで、本作のヒロイン・チャオの声は、山田杏奈が担当する。山田は「声で表現をする難しさがあるのでとても緊張していましたが、お声がけいただいてとても嬉しかったです。本作は、キャラクターがそれぞれ魅力的で、その世界観と色彩の美しさに圧倒されました」と作品への印象を語り、チャオについても「真っ直ぐで無邪気な人魚で、そしてステファンへの愛情に溢れてます。そのかわいらしさをどうしたら表現できるのか相談しながら演じさせていただきました」とアフレコ当時の様子を明かしている。さらに「声をのせたときチャオというキャラクターがどうしたらかわいく見えるか、葛藤しながら演じました。チャーミングさを出すためにチャオの動きに合わせて擬音のようなものを台詞で言ってみたりしたのですが、難しさも感じつつ楽しかったです」とアフレコでの貴重なエピソードも披露した。

あわせて公開された特報映像では、平凡な日常を送っていたサラリーマン・ステファン(CV.鈴鹿央士)、と、彼の前に突然現れた人魚王国のお姫さま・チャオ(CV.山田杏奈)との出会いとドタバタな日々が凝縮されている。「あなたと永遠に一緒にいることを誓います! 結婚しましょう!」と健気に求婚するチャオ。映像では、ステファンはそんな彼女に戸惑いながらも、チャオと過ごすかけがえのない日々や、嬉しいことにはめいっぱい喜び、失敗した時には大泣きし、時にはお化けに絶叫し暴れ回る、ちょっぴりおてんばなチャオの姿も描かれている。

また、ティザービジュアルでは、賑やかな街を練り歩くステファンとチャオの姿が。両手にアイスを抱えながら笑いあう、ふたりの楽しげなひとときが切り取られており、「この夏、これまでみたことのない新時代の人魚姫に出会える。」というキャッチコピーも確認できる。

コメント

鈴鹿央士(ステファン役)
オファーを頂いた時、こうしてアニメ映画のお仕事をまた出来ると思っていなかったので、緊張と嬉しさと同時に身が引き締まる思いでした。
台本を読んでみて、設定も面白く個性的な映像で世界観に圧倒されました。未来感がある街や、登場人物の造形も観ていてワクワクするものでした。この画の感じと設定は、観てくださる方を引き込む力があると思います。
ステファンは、どこか締まらない頼りげの無い青年ですが、子どもの頃の思い出から来る想いや自分の芯にあるものはとても強く持っていて、それがとても魅力的なキャラクターです。そんなステファンを演じる時、スタッフさんがよく褒めてくださって、僕もノリノリになりながら楽しく収録できたのがとても記憶に残っています。
チャオの守りたくなるような可愛いらしさは山田さんの声が醸し出すものなのだろうなぁと思いました。強さを感じるところもあって、とても魅力的なキャラクターです。チャオに振り回されっぱなしのステファンですが、その2人がとても微笑ましいので、ぜひ公開を楽しみに待っていてください。

【プロフィール】
2000年1月11日生まれ、岡山県出身。
高校2年生の2016年に、エキストラとして参加していた映画の現場でスカウトされたことをきっかけに、2018年にはファッション誌「MEN’S NON-NO」のオーディションでグランプリを獲得し、専属モデルに抜擢。2019年に映画『蜜蜂と遠雷』でスクリーン・デビューを飾ると、その後もドラマ「ドラゴン桜」(TBS/21年)や「silent」(CX/22年)など映画・ドラマ問わず話題作に多数出演を果たす。現在公開中の映画『ドラえもん のび太の絵世界物語』ではゲスト声優を務め、公開待機作には映画『花まんま』(4月25日公開)などがある。

山田杏奈(チャオ役)
声で表現をする難しさがあるのでとても緊張していましたが、お声がけいただいてとても嬉しかったです。本作は、キャラクターがそれぞれ魅力的で、その世界観と色彩の美しさに圧倒されました。
私の演じたチャオは真っ直ぐで無邪気な人魚で、そしてステファンへの愛情に溢れてます。そのかわいらしさをどうしたら表現できるのか相談しながら演じさせていただきました。アフレコでは、声をのせたときチャオというキャラクターがどうしたらかわいく見えるか、葛藤しながら演じました。チャーミングさを出すためにチャオの動きに合わせて擬音のようなものを台詞で言ってみたりしたのですが、難しさも感じつつ楽しかったです。
チャオの想い人のステファンは、チャオのことであったり、仕事のことであったり翻弄されながらもがむしゃらなところがとても魅力的なキャラクターです。この2人の掛け合いをぜひ楽しみにしていただきたいです!

【プロフィール】
2001年1月8日生まれ、埼玉県出身。
2011年に『ちゃおガール2011★』オーディションでグランプリを受賞し、芸能界入り。その後は女優としてのキャリアもスタートさせ、2018年には映画『ミスミソウ』で初主演に抜擢。以降も映画『ひらいて』(21年)、『山女』(23年)やドラマに多数出演。『山女』では第15回TAMA 映画賞最優秀新進女優賞を受賞し、多彩な演技力が一躍注目を集める。映画『ゴールデンカムイ』(24年)や『正体』(24年)での好演により、日刊スポーツ映画大賞・助演女優賞、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。また、『正体』では日本アカデミー賞優秀助演女優賞も受賞している。

■公開情報
映画『ChaO』
8月15日(金)全国ロードショー
声の出演:鈴鹿央士、山田杏奈
監督:青木康浩
キャラクターデザイン・総作画監督:小島大和
美術監督:滝口比呂志
音楽:村松崇継
アニメーション制作:STUDIO4°C
配給:東映
©2025「ChaO」製作委員会
公式サイト:chao-movie.com
公式X(旧Twitter):@ChaOmovie
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