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Netflix映画『パレード』配信記念試写会イベント

世界最大級のオンラインストリーミングサービスを提供するNetflixは、Netflix映画『パレード』を独占配信中。

日本映画界の俊英・藤井道人監督が、大ヒットを記録した『余命10年』、『最後まで行く』に続く新作として、日本映画を代表するキャスト・スタッフと共に創り上げた新たなる感動作『パレード』は、旅立ってしまった人の目線で、遺された人への想いを描く愛の物語だ。

瓦礫が打ち上げられた海辺で目を覚ました美奈子(長澤まさみ)。離ればなれになった一人息子・良を捜す彼女は、道中で青年・アキラ(坂口健太郎)や元ヤクザの勝利(横浜流星)、元映画プロデューサーのマイケル(リリー・フランキー)とその仲間たちと出会い、自分が亡くなったと知る。未練を残してこの世を去ったため、まだ“その先”に行けないのだと……。彼らもまた、さまざまな理由からこの世界にとどまっていた。現実を受け止めきれない美奈子だったが、月に一度死者たちが集い、それぞれの会いたかった人を探す“パレード”に参加したことを機に、各々の心に触れていく――。

この度、豪華キャスト&監督が登壇する【配信記念試写会イベント】を、劇中にも物語の重要な鍵として登場する〈渋谷・ユーロライブ〉にて実施、主演の長澤まさみをはじめ、坂口健太郎、森 七菜、そして藤井道人監督が登壇した。この劇場は物語の中でも重要な場面で登場する特別な場所であり、この日のために作品の世界観を再現した装飾で彩られた会場にて、本編を観終えたばかりの観客たちは作品の空気感に包まれながら、登壇したキャストならびに監督を盛大に出迎えた。

また本作は、事前に行われた試写会アンケートでも、95%が泣いたという感想が寄せられていて、昨日の配信直後からもSNSを中心に「大切な人を思い出す、温かな気持ちになる作品」「喪失感に優しく寄り添う、愛に溢れた作品」「温かい涙が止まらない」
など大きな話題を呼んでおり、感動の輪が広がっている。

イベント冒頭に長澤は「撮影中はどういうふうに人に届くんだろうって分からなかったところがあったんですが、皆さんの感想を聞いて、人の心にこんなにも届く映画なんだっていうのを私が教えてもらったように思います」と話し、坂口は「最初に台本を読んだ時から、この映画は現実とその先の間の話なんですけど、そこで生きている人たちは本当に呼吸をしているし、確かに存在しているなっていうのを感じた作品だった」と語り、森は「3月になり出会いと別れの時期なんじゃないかなと思う。この作品を見た後に、出会いや別れは恐ろしいものだけど、悲しいものだけじゃない」とそれぞれが配信を迎えたこと対し喜びをにじませた。

また、配信を観た人々からの「大切な人を思い出す、あたたかな気持ちになる作品」「愛に溢れた優しい作品」「嗚咽するほど泣いた」などさまざまな絶賛の声が寄せられていることにおいても、坂口は「別れを経験していない人っていないと思うんです。もう会えなくなってしまった人、その人たちの話なんです。だからこそこの作品は救いの話だなっていうのは思いました。自分の中で心にぽっかり空いてしまったものを、この作品によって、満たしてくれるような、そんな感覚をすごく持ってます」と自身の思いと重ねて語ると、続けて森は「本作の主要登場人物7人のうち、誰かしらに投影して見てくれてるんだなと思う」と率直に今の喜びの想いを大いに語った。

藤井監督作品初参加となった長澤は「念願だった。藤井監督の作品に出演することは大変だろうなと思って覚悟していたんですが、やっぱり大変で、本当にこだわる監督だと思います。それくらい、作品に対しての思い入れが誰よりも強いんだなっていうのを現場で感じました。とにかく監督が言うことを理解しようと必死になるがあまり、多分監督もちょっとこいつめんどくせえなって思うところもあったんだろうな(笑)と思いつつ、魂でぶつかり合えた感じがあったんです。それがもう本当に、楽しかったし、また監督と一緒に仕事ができるなら、もうなんでもやります!」と藤井監督との撮影現場を振り返り次回作への参加も熱望した。それに対して藤井監督は「僕自身もいつかご一緒したいっていうのが夢だった。僕は監督が全部の責任を負うべきで、失敗したら監督のせいと思っていて、観客の人たちに絶対損はさせたくないという思いで映画を作っているんですが、長澤さんもまったく同じ気持ちで人一倍作品のことを理解してみんなを引っ張ってくれようとした。本当に僕と同じ、もしくはそれ以上に映画のことを考えてくれて、自分にとって財産になる時間でした」と長澤の作品に対する姿勢について自身の人生を変えるくらいだったと感慨深げに振り返った。

また『余命10年』に続いて藤井組への参加となった坂口は、自身が演じた元小説家志望の青年アキラについて「アキラは僕でもあり、監督のかけらのようなものでもありつつ、男友達みたいな不思議な感覚。アキラってこういう時、どうするかな?あいつならどうすると思う?みたいな感じでいつも監督と話をすることが多かった」と語り、あわせて主演の長澤との2回目の共演についても「美奈子としても座長としても、ちゃんとそこに確かに存在してくれる感覚。それはすごく頼もしいなと思ったし、作品のことを第一にちゃんと考えてくれてる。周りが頑張ろうって思わせてくれる瞬間はたくさんありました」と顧みた。

また、作品のテーマにちなんで今一番会いたいと思う人を聞かれた長澤は「祖父たちです。いつも見守ってくれてる感じはずっとあるんですけど、もし今会えたらどんな会話ができるんだろうって。大人になったら今私は何をしゃべりたいんだろう、何をしゃべるんだろうっていうのが気になっていますね」と話した一方で、森は「ダイアンの、津田さん!」とまさかの回答に会場は笑いに包まれ「ずっと会いたいなと思っていて、どこかで見守ってくれてると思ってます。直接ゴイゴイスーしてほしいなっていうのはずっと思ってます」とラブ・コールを送った。

そして、本作の配信スタートと同時に解禁となった、野田洋次郎(RADWIMPS)が書き下ろした主題歌「なみしぐさ」や劇中曲について、予告解禁のタイミングからも、壮大なスケールと希望を感じさせるあたたかな歌詞に注目が集まっていたこともふまえ、長澤は「音楽は物語や感情を盛り上げてくれる。 今回この楽曲を聞かせていただいた時に、残された人たち、残してしまった人たちの心に寄り添った暖かくなるような曲だなという印象がありました」と絶賛し坂口も「今回は7人の主要登場人物がいて、もう一色彩りを添えてくれるような、そんな楽曲だなと思いました」と話した。

最後に長澤は「配信ですので、いろいろな登場人物に寄り添って、今回はこの人の目線で見てみよう、次はこの人の目線で見てみようと楽しんでもらえたらなと思います」と話し、坂口は「この作品は決して悲しい物語ではないし、現在生きている人たちとその先の人との間の話で、そこにはちゃんと息遣いもあって、呼吸もしていて、存在している彼らがいたと思っています。何度も見ていただいて、この作品をより大きくしていただければ嬉しいです」とし、森は「別れとか悲しみに暮れるだけじゃ苦しいっていう人は、きっと新たな選択肢をもらえる映画になっていると思うので、ぜひこの映画が皆さんの手助けになると思います」とコメント。
監督も「自分自身が大切な人を亡くして、自分自身のためにスタートしたものかもしれないんですが、きっと同じように喪失を抱えた人もいるし、そんな僕らもその人たちが辛い思いをしてるんじゃなくて、どっかで楽しんでくれてればいいなという勝手な願いからこの映画は始まりました。人生は悲しいことだけでできてるわけじゃない。前に進むためにきっと明るいものが多いと僕は信じてこの映画を作りました。たくさんの人の声でこの『パレード』がずっと続くように僕も願っております」と締めくくり、キャスト・監督らにとっても思い入れのある、劇中でも物語の重要な鍵となる〈渋谷・ユーロライブ〉で実施されたイベントは終了した。

出演:
長澤まさみ
坂口健太郎 横浜流星 森七菜
黒島結菜 中島歩 若林拓也 / 深川麻衣 でんでん
舘ひろし(特別出演)/ 北村有起哉 木野花 奥平大兼
田中哲司 寺島しのぶ
リリー・フランキー

スタッフ:
脚本・監督 :藤井道人
音楽:野田洋次郎
撮影 :今村圭佑
エグゼクティブプロデューサー :坂本和隆(Netflix)
企画:河村光庸
プロデューサー:佐藤菜穂美 道上巧⽮ ⾏実良
制作プロダクション:BABEL LABEL
製作 Netflix
2月29日(木)よりNetflixにて世界独占配信

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