Netflixは、2024年7月25日(木)にNetflixシリーズ「地面師たち」を配信開始します。この作品は、映画やTVドラマ、CF、ミュージックビデオなどさまざまなジャンルで活躍する映像ディレクター・大根仁が手掛けます。大根監督は、冤罪事件を元にしたドラマ「エルピス-希望、あるいは災い-」で第60回ギャラクシー賞 テレビ部門 大賞など高い評価を得た実績があります。
「地面師たち」は、新庄耕の小説を原作に、実在の地面師事件に着想を得たクライム・ノベルの映像化作品です。不動産売買を利用して巨額の金を騙し取る詐欺師集団<地面師>による前代未聞の事件を描きます。W主演として、綾野剛が地面師詐欺の道に踏み込む男・辻本拓海を、豊川悦司が巨額詐欺を率いる大物地面師・ハリソン山中を演じます。この映像化が困難とされた傑作クライム・サスペンスが、ついに登場します。
いよいよ7月25日(木)より配信がスタートするNetflixシリーズ「地面師たち」。この度、本作の配信を前に超豪華キャスト&監督が一堂に会した<完成報告会>が実施された。
綾野剛と豊川悦司がダブル主演を務め、彼らと共に100億円の詐欺に挑む詐欺師チームの一員として北村一輝、小池栄子、ピエール瀧が出演し、大根仁監督が登場しました。金屏風が輝きを放ち、サイドには第一話の冒頭でハリソン山中が対峙する象徴的な熊が描かれた100億円札が積み上げられたパネルが設置された舞台に登壇者たちが現れました。全員がブラックの衣装に身を包み、圧巻のオーラを放ちながら登場しました。第一話が上映された直後ということもあり、盛大な拍手の中で報告会がスタートしました。
大根監督は「完成してから1ヵ月くらいが経ち、外部の方に観ていただく機会が増えてきました。『一気見しました!』という声を多くいただいていますが、その言葉に嘘はないと感じています。薄々感じていましたが、これは大傑作だと思っています」と、冗談を交えながら作品への自信を示しました。
地面師グループの一人で冷静な交渉役の辻本拓海を演じた綾野剛は、「感無量です」と作品の完成に対する喜びを述べ、撮影現場を振り返りながら「非常に楽しい現場でした。大先輩ばかりでしたが、人間力の高い方ばかりで、テイクを重ねるごとに新しい一面が見えてきて、大人がどんどん狂っていく様子がすべて映っています」と作品の魅力を熱く語りました。
地面師グループのリーダーであり、狂気的な一面も持つハリソン山中役を演じた豊川悦司は、自身のキャラクターについて「やりがいのある面白い役でした」と述べ、ユニークな役柄を楽しんで演じたことを明かしました。また、「第一話で辻本を地面師に誘うシーンが好きです。撮影も2日目くらいで、緊張感溢れる素晴らしいシーンでした。そこから物語が始まっていきます」と撮影時の思い出を振り返りました。
続いて、ターゲットとなる土地の情報収集を担当する竹下役を演じた北村一輝は「非常に大人の作品で、完成を楽しみにしていました。出演できたことを幸せに思う、素晴らしい作品です」と述べ、本作への期待を寄せました。しかし、司会から「現場は辛かったとお聞きしましたが……?」と質問が飛び出すと、「誰が言ってたんですか!?」と即座に反応し、「楽しかったですよ!」と苦笑いしながら撮影時の思い出を語りました。
さらに、北村さんは「このテイクは2回かな、3回かな、4回かな……20回、30回、40回?と進んでいきました。僕はすごく幸せでした!僕はね!!」と大根監督を見つめながら撮影時の苦労を振り返り、登壇者も苦笑いでうなずいていました。北村さんは「30回くらいになると、簡単なセリフも言えなくなってくるんですよね」と、本音を漏らしました。
これに対し、大根監督は涼しい顔で「それくらいからが良い芝居になってくるんですよね〜」とコメントし、会場からは大きな笑いが起きていました。
地面師グループの紅一点で、地主の「なりすまし犯」を手配する役割を担う麗子を演じた小池栄子は、「改めてすごいメンバーが集まっていたんだなと思います。世界中の人に観てほしい。自信を持って送り出せます」と作品への絶対の自信を示しました。また、独特な関係性を築く地面師グループについて「信頼はしているけど、馴れ合わない感じがすごくゾクゾクします。特にハリソンからは、10秒以上目を合わせたら殺られる!という今までにない恐怖を感じました」と、豊川悦司が演じるハリソンの不気味な迫力に圧倒された様子を明かしました。
そして、元司法書士という立場を活かし、書類偽造や相手との直接交渉を担当する後藤を演じた瀧は、「硬派で中見の詰まった作品。7月25日の配信が早く来てほしいと思っています」と出演者ながら作品の魅力にハマった様子で、作品が完成した喜びを口にした。
出演者たちからも絶賛コメントが飛び交う中、大根仁監督は「騙す者、騙される者、そして地面師を追う者、という三つの柱が軸になる物語です。地面師たちをどう魅力的に見せるかが最も重要だと考えていました。アテ書きしながら脚本を書くのですが、この作品ではすべて第一候補の方々がキャスティングされました。この五人が揃ったときの怪しさが重要でした」と地面師たちの魅力について語り、クセ者揃いの地面師を見事に演じきった役者陣を絶賛しました。
またステージでは、地面師たちが100億円の不動産をターゲットにすることにちなみ、「もし100億円あったら何をしたいか」という質問に答える場面もありました。綾野は「シリーズものを3本作りたい。1本あたり33億円で、新しい物語を生み出していく」と創作活動への意欲を見せました。豊川は「100億円は個人で使いきれる額ではない。お金が必要な人に配りたい」と話し、「僕もシリーズものを作ろうかな」と笑顔を見せました。それに対し、綾野は「6本になりますね」と嬉しそうにコメントしました。
北村は「僕は世界中の人が幸せになるために使いたい」と述べ、小池は「大金を持つと、人の醜い部分が見えることがあり、自分も危険な目に遭うかもしれないので、仲間たちと分け合いたい」と考えを披露しました。ピエール瀧は「一旦3億円ずつジュラルミンケースに詰め、それを33個用意して、その横に白バイを33台並べ、警官の格好をした人を配置して写真を撮りたい。その後に寄付します」とユニークなアイデアを述べました。
最後に、綾野は「実際の事件をモチーフにしたクライム・サスペンスですが、ポップさやユニークさ、ジェントルさがある作品です。前代未聞のドラマ作品となりました。ぜひご覧ください」とメッセージを送りました。豊川も「近年まれに見る素晴らしいエンターテインメントが出来上がったと思います。ぜひ多くの人に見ていただきたいです」と作品をPRしました。大根監督は「世界配信に恥じない大傑作だと自負しています。騙されたと思ってまずは1話を見てください。止まらなくなります!」と熱く語り、会見は盛り上がりの中で幕を閉じました。
最後に、本作の完成を祝した鏡開きが行われ、「100億円」をテーマにしたストーリーにちなんで、100億円札が飛び出るマネーガンで場内を盛り上げました。新紙幣が発行されたばかりの7月3日、豪華キャストによる緊迫感とリアリティ溢れる映像表現が繰り広げられる本作に、ぜひご期待ください。
Netflixシリーズ『地面師たち』
配信情報:7月25日(木) Netflixにて世界独占配信
ストーリー:
再び土地価格が高騰し始めた東京。辻本拓海(綾野 剛)はハリソン山中(豊川悦司)と名乗る大物不動産詐欺師グループのリーダーと出会い、「情報屋」の竹下(北村一輝)、なりすまし犯をキャスティングする「手配師」の麗子(小池栄子)、「法律屋」の後藤(ピエール瀧)らとともに、拓海は「交渉役」として不動産詐欺を働いていた。
次のターゲットは過去最大の100億円不動産。地主、土地開発に焦りを見せる大手デベロッパーとの狡猾な駆け引きが繰り広げられる中、警察が地面師たちの背後に迫る。
次々と明らかになる拓海の過去とハリソンの非道な手口。前代未聞の綱渡りの不正取引、迫りくる捜査……果たして100億円詐欺は成功するのか?
監督・脚本:大根 仁
出演:綾野 剛、豊川悦司
北村一輝、小池栄子、ピエール瀧、染谷将太
松岡依都美、吉村界人、アントニー、松尾 諭、駿河太郎、マキタスポーツ
池田エライザ、リリー・フランキー、山本耕史
原作:新庄 耕「地面師たち」(集英社文庫刊)
エグゼクティブ・プロデューサー:高橋信一
プロデューサー:吉田憲一、三宅はるえ
製作:Netflix
制作プロダクション:日活 ブースタープロジェクト
話数:全7話(一挙配信)
Netflix作品ページ:https://www.netflix.com/地面師たち(外部サイト)
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