モデルで俳優の菊地姫奈が主演を務め、宮崎大祐が監督を務める、映画『V. MARIA(読み:ヴィイマリア)』が、5月9日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、池袋シネマ・ロサ、そして5月16日(金)よりテアトル梅田での上映が決定した。
『V. MARIA』は、創立30周年を迎えた制作プロダクションのメディアミックス・ジャパン(MMJ)の新たなるチャレンジとして、20~30代の若⼿社員を対象に劇場⽤映画企画のプロデュースの機会を与えるプロジェクト「M CINEMA」の第一弾。子どもの頃からヴィジュアル系バンドを追っかけ、現在もバンギャ活動を行う小澤プロデューサーが、「現在元気のないヴィジュアル系シーンを盛り上げたい!」と発案。主人公の女子高生・マリアが、亡き母がヴィジュアル系バンドが好きなバンギャルだったと知り、母が残した遺品からヴィジュアル系バンドという存在に出会い、楽曲やヴィジュアル系カルチャーに興味を持っていく中で、亡き母の軌跡をたどりながら自己を見つめ、成長していく姿が描かれる。
本作で映画単独初主演を務めるのは、モデル・俳優として活躍の場を広げている菊地姫奈。映画『【推しの子】』のアザミマコ役や『遺書、公開。』、ドラマ『ウイングマン』など話題作への出演が続き、注目度急上昇中の若手俳優。メガホンをとるのは、米軍基地の町を舞台にした新世代音楽青春映画『大和(カリフォルニア)』やリベンジ・ポルノの被害にあった在日韓国人女性の悲劇を描いた『VIDEOPHOBIA』などを手掛けてきた宮崎大祐監督。
第20回大阪アジアン映画祭の「インディ・フォーラム部門」に正式出品、目黒にある唯一の老舗名画座目黒シネマにて4月1日(火)より2週間限定にて劇場公開され、初日から最終日までの全席が完売。立見席・補助席も解放し、連日満員御礼の大盛況となった。
この度、ヴィジュアル系バンドのファンや音楽ファンを中心に絶賛の声も多く、その勢いを受けて、拡大上映されることが決定した。上映館は、大作・ミニシアター系を問わない多彩なラインナップが人気の「ヒューマントラストシネマ渋谷」、『カメラを止めるな!』や『侍タイムスリッパー』などインディーズ映画のヒット作を輩出している「池袋シネマ・ロサ」、そして昨年リニューアルオープンした関西のミニシアター文化のけん引役として、世界中の良質な作品を上映し、数多くの映画ファンに親しまれている「テアトル梅田」の3劇場。
拡大上映が決定したことを受け、菊地は「ヴィジュアル系という唯一無二の世界観に触れながら演じたマリア、この作品が今回拡大上映されることになり心から感謝しています、本当にありがとうございます! マリアの物語が、もっと多くの方の心に届きますように」、宮崎監督は「『V. MARIA』は連日信じられないほど多くの方々にご来場いただき、V系の聖地・目黒を離れ、つぎの街へ進めることになりました。皆様のここまでの厚いサポート、誠にありがとうございます。つぎは渋谷と池袋、そして大阪、いずれもV系、イカした音楽とは切っても切り離せない街です。会場ははるかに大きくなりますが、その分、目黒にいらっしゃることができなかった方々に届けられる機会も増えるかと思います」と喜びのコメントを寄せた。

映画『V. MARIA』 作品概要
【あらすじ】
母子家庭で育った主人公(マリア)は 母の突然の死後、遺品整理をしている中で母が若い時に収集していたCDと写真、日記、そして自分と同じく「MARIA」と名付けられた再生できないデモテープを見つける。
母が生前隠していた秘密とは?デモテープの中身は一体どんな曲なのか?母の秘密を知るためにマリアはライブハウスへと向かう。そこで待っていたのは、ヴィジュアル系と呼ばれる奇天烈な音楽だった。
タイトル:V. MARIA ※すべて半角表記、ピリオドの後に半角スペースが入る/読み方:ヴィイマリア
出演:菊地姫奈
藤重政孝、真雪、吉田凜音、サヘル・ローズ、西村瑞樹、まいきち、大島璃乃、佐藤流司、藤田朋子
監督:宮崎大祐
脚本:池亀三太
音楽:SUGIZO
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