映画『翔んで埼玉 ～琵琶湖より愛をこめて～』

2019年に魔夜峰央の原作『このマンガがすごい！comics 翔んで埼玉』が実写化され、二階堂ふみとGACKTの強烈な個性が光る演技で興行収入37.6億円を達成しました。この映画『翔んで埼玉』は第43回日本アカデミー賞で最優秀監督賞を含む12部門を受賞し、多くの海外映画賞にも輝いて映画史に名を刻みました。さらに、これがきっかけとなり史上空前の「埼玉ブーム」が起こり、映画界を超えて社会現象となりました。

この衝撃的な作品は埼玉県を徹底的にディスる内容でありながら、奇妙なことに埼玉県民の心に深い郷土愛を刻んだのです。前作からの続投キャストである加藤諒と益若つばさが埼玉県行田市を訪れ、ギネス世界記録認定の超巨大田んぼアートとのコラボイベントを成功させ、さらなる続編への期待を高めました。そしてつい先日、『翔んで埼玉 ～琵琶湖より愛をこめて～』が続編の正式タイトルであることが発表され、公開日も今秋の11月23日（木・祝）と明らかになりました。

物語は『日本埼玉化計画・第Ⅱ章 東西対決』と題され、かつて東京都民からの迫害に苦しんだ埼玉県人たちが自由を求めて立ち上がりました。埼玉解放戦線の活躍により通行手形制度が撤廃され、埼玉は平穏な日々を手に入れました。しかし、それは序章に過ぎませんでした。

さらなる自由と平和を求め、埼玉解放戦線は埼玉の心を再び結集させるために新たな野望に向かいます。その影響は遥か西の地、関西にも広がり、東西の争いが全国を巻き込む大事件へと発展していきます。壮絶なディスバトルの火蓋が切られようとしており、史上類を見ない展開が待ち受けています。2023年11月23日（木・祝）の公開が待ち遠しいですね。