ADHDをテーマにドキュメンタリーとドラマ映画をミックスさせて描く映画『星より静かに』が、6月21日より新宿K’s cinemaほかにて全国順次公開されることが決定した。
ADHDとは“注意欠如・多動症”という意味を持ち、年齢あるいは発達に比べて注意力が足りない、衝動的で落ち着きがないといった特性がある。現在、日本にはこの症状がある人が300万人いるとされており、正式な診断を受けていない人も多く、実際の人数はさらに多い可能性がある。本作の監督は55歳でADHDと診断された君塚匠監督。「一人でも多くの人にこの症状を知ってもらい、生きやすい社会になってほしい」という思いから、映画を制作することを決意した。
君塚監督自身の実体験を基に描き出されるドラマ映画パートはADHDである夫(内浦純一)と彼を支える妻(蜂丸明日香)、ADHDの特性を持ちながら仕事に取り組む息子(三嶋健太)と見守る母(渡辺真起子)の思いや葛藤が映し出され、当事者と支える家族の想いが丁寧に描き出される。また、ドキュメンタリーパートでは監督自らスクリーンの前に立ち、街ゆく人々や、日頃から関わりのある人々、精神科医、薬剤師、講師を務める専門学校、さらには就労移行支援事業所を訪ね歩き、ADHDに対するさまざまな声に耳を傾けていく。
公開されたキービジュアルは、人と人との繋がりや、さまざまな人々がいることをテーマに、出演者たちで構成されたカラフルなデザインとなっている。
あわせて公開された場面写真は、君塚監督自らスクリーンの前に立ち、ADHDに対するさまざまな声に耳を傾けていくドキュメンタリーシーン、ADHDである夫(内浦純一)と彼を支える妻(蜂丸明日香)、ADHDの特性を持ちながら仕事に取り組む息子(三嶋健太)と見守る母(渡辺真起子)よって繰り広げられるADHDのあるあるを描いたドラマ映画のシーン、そして君塚監督を中心にドキュメンタリーとドラマ映画が交錯するシーンが切り取られている。
『星より静かに』
6月21日(土)より新宿K’s cinema ほかにて全国順次公開
監督・脚本・企画:君塚匠
出演:内浦潤一、蜂丸明日香、三嶋健太、渡辺真起子、君塚匠、森重晃、脊尾昌壮、佐藤京子、山田雪子、柳瀬清美、秋庭秀紀、津曲久美子、野間憲治
エグゼクティブプロデューサー:森重晃、酒井政幸
プロデューサー:君塚匠
アシスタントプロデューサー:池田恭子
音楽:福廣秀一朗
撮影監督:永石秀行
録音:樋口昴
編集:椿茂之
助監督:植田中、秋葉美希
制作:齋藤英文、富田裕子
宣伝デザイン:千葉健太郎
医療監修:秋庭秀紀(ココカラメンタルクリニック鶴見)
製作:ステューディオスリー
配給:太秦
2024年/日本/DCP/5.1ch/105分
©ステューディオスリー
公式サイト:hoshiyori-shizukani.com