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レオス・カラックス 夜の果てへの旅」開催へ 『汚れた血』『アネット』など6作品上映

レオス・カラックス監督の新作映画『IT’S NOT ME イッツ・ノット・ミー』が『横浜フランス映画祭2025』で日本プレミア上映されるのを記念して、特集上映「レオス・カラックス 夜の果てへの旅」が、3月21日から30日にかけて東京日仏学院エスパス・イマージュで開催される。

1980年の初短編作品『絞殺のブルーズ』で監督デビューを果たしたフランスの映画監督カラックス。1984年の初長編作品『ボーイ・ミーツ・ガール』から2021年の初ミュージカル『アネット』まで、寡作ながら6本の作品を生み出してきた。

最新作となる『IT’S NOT ME イッツ・ノット・ミー』は、カラックスによる映画史、彼が思考し続ける世界のテーマ、カラックスを魅了し、形成してきた監督へのオマージュ、そして俳優たち、家族への愛などが凝縮された作品だ。4月26日よりユーロスペースほかで劇場公開されるのに先駆けて、『横浜フランス映画祭2025』で日本プレミア上映される。

『横浜フランス映画祭2025』関連企画として開催される特集上映「レオス・カラックス 夜の果てへの旅」では、『ボーイ・ミーツ・ガール』『汚れた血』『ポンヌフの恋人』『ポーラX』『ホーリー・モーターズ』『アネット』の6作品に加え、『メルド』で参加したオムニバス映画『TOKYO!』を含めた計7作品が上映される。

会期中には、カラックス監督と黒沢清のトークショー、カラックス映画の全貌に迫る映画批評家・須藤健太郎によるレクチャーも開催される。

鑑賞料金は一律1,100円で、チケットは現在Peatixにて発売中。なお、3月23日18時から行われるカラックスと黒沢清のトークショーはすでに完売となっている。

■公開情報

「レオス・カラックス 夜の果てへの旅」
日程:3月21日(金)〜30日(日)
会場:東京日仏学院エスパス・イマージュ
料金:一律1,100円(Peatixにてチケット発売中)

【上映作品】
『ボーイ・ミーツ・ガール』
原題:Boy Meets Girl/1984年/フランス/104分/モノクロ/35mm/ヴィスタ

『汚れた血』
原題:Mauvais Sang/1986年/フランス/119分/カラー/35mm/ヴィスタ

『ポンヌフの恋人』
原題:Les Amants du Pont-Neuf/1991年/フランス/125分/カラー35㎜/ヴィスタ

『ポーラX』
原題:Pola X/1999年/フランス・ドイツ・日本・スイス/カラー/134分/35mm/ヴィスタ

『TOKYO!』
原題:Tokyo !/2008年/フランス・日本・韓国/110分/カラー/35mm/ヴィスタ

『ホーリー・モーターズ』
原題:Holy Motors/2012年/フランス/115分/カラー/DCP/ヴィスタ

『アネット』
原題:Annette/2020年/フランス・ドイツ・ベルギー・日本・メキシコ/140分/ヴィスタ/PG12

主催:東京日仏学院
助成:CNC
協力:ユニフランス、ユーロスペース、アニエスベー
作品提供:ビターズエンド、フェスティバル・エイジェンシー