2023年3月6日、東京都千代田区にある神楽座で、映画『赦し -ゆるし-』の完成披露試写会が開催されました。この試写会には、尚玄、MEGUMI、松浦りょう、藤森慎吾、そしてアンシュル・チョウハン監督が登壇しました。尚玄と松浦りょうは「罪と罰」を問う問題作で得たものについて語り、MEGUMIと藤森慎吾は夫婦役で新たな境地を開拓した撮影の振り返りを語りました。
『赦し -ゆるし-』は、娘を殺された元夫婦と、犯行時に未成年だった加害者の女性の物語です。彼らの葛藤や癒やしのない苦しみに焦点を当て、魂の救済や赦しという深遠なテーマに真正面から取り組んだ問題作となっています。この作品は、日本在住の気鋭のインド人監督であるアンシュル・チョウハンの最新作です。
尚玄、MEGUMI、松浦りょうのアンサンブルは、法廷の内外で激しく揺れ動く感情を迫真に体現しています。
主人公で怒りと憎悪の呪縛に囚われた克役を演じるのは、フィリピンの巨匠ブリランテ・メンドーサと組んだ主演作『義足のボクサー GENSAN PUNCH』で記憶に新しい尚玄です。元妻の澄子役を演じるのは、第62回ブルーリボン賞助演女優賞を受賞したMEGUMIです。さらに、澄子の現在の夫役をオリエンタルラジオの藤森慎吾が務め、裁判長役は真矢ミキが毅然と演じ、ドラマに厚みを与えています。また、夏奈役には松浦りょうが抜擢されており、彼女の存在感は映画デビュー作「渇き。」などで既に示されており、本作でも観客を驚嘆させるでしょう。
出演:尚玄 MEGUMI 松浦りょう 生津徹 藤森慎吾 真矢ミキ
監督・編集:アンシュル・チョウハン(『コントラ KONTORA』)
撮影:ピーター・モエン・ジェンセン
音楽:香田悠真
脚本:ランド・コルター
助成:文化庁
製作プロダクション:KOWATANDA FILMS、YAMAN FILMS
配給:彩プロ
原題(英語題):DECEMBER
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