映画

35mmフィルム上映イベント第2回、ヴェルナー・ヘルツォークの監督作2本が上映

映写技師が企画監修する高品質の映写による35mmフィルム名画上映イベント、第2回『FILM座』が3月29日(土)、30日(日)に秋葉原UDXシアターにて開催されることが決定した。上映作品はヴェルナー・ヘルツォーク監督の『フィッツカラルド』と『アギーレ/神の怒り』。上映の他にロビーにて映写機展示と実演映写も実施される。

『フィッツカラルド』 ©Werner Herzog Film
『アギーレ/神の怒り』 ©Werner Herzog Film
フィルムの美しさ、フィルム上映における鑑賞体験の素晴らしさを改めて世に伝える

デジタルシネマの普及に伴い急速に減少する35mmフィルムでの上映機会を、映画史に残るような過去の名作と映写技師の監修による高品質の映写によって実現し、フィルムの美しさ、フィルム上映における鑑賞体験の素晴らしさを改めて世に伝え、その再評価を目指す上映イベント。

数々のプレミアや完成披露、映画祭などで映写を手掛けてきた熟練の映写技師が企画から携わり、国内外問わず多くの著名な監督や制作スタッフを納得させてきた技術と経験でフィルム上映の魅力を最大限に引き出す。

2024年9月に開催された第1回「こわれゆく女」(ジョン・カサヴェテス監督)は来場者から多くの称賛を集め、次の開催を期待する声も寄せられる中、この度“a genuine cinema”(=本物のシネマ)と銘打って第2回の開催が決定した。本物の作品、本物の素材(フィルム)、本物の映写が揃ったときに生まれる映画本来の魔法のような力が再び眼の前に蘇る。

上映の他にロビーにフィルム映写機を展示し、幕間には映写の実演も行う。普段目にすることのない映写機やフィルムの走行、映写技師の職人的な手捌きなど、フィルム映写のフィジカルな魅力を間近で体感できる。

第2回上映作品はヴェルナー・ヘルツォーク監督の『フィッツカラルド』と『アギーレ/神の怒り』。容赦ない自然の驚異と、それに立ち向かうキンスキー(あるいはヘルツォーク)の狂気とも呼べる猛烈な意志。壮大なスケールの2作品がフィルムならではの質感によってより高い強度で映し出される。

当日受付にてFILM座グッズを販売。35mm特別チケット、トートバッグ、缶バッジなどが用意される。

FILM座概要

■名称:FILM座
■主催:FILM座実行委員会
■日時:2025年3月29日(土)12:30(A)/14:35(F)/17:45(A)
2025年3月30日(日)10:30(F)/13:40(A)/16:15(F)
*F=「フィッツカラルド」 A=「アギーレ/神の怒り」
*各回30分前より準備が整い次第開場/整理番号順に入場/全席自由・全回入替制
*3月30日13:40の回上映後にトークあり
→登壇者:岩本知明(FILM座代表・映写技師)/神田麻美(映写技師)
■会場:秋葉原UDXシアター(172席)
〒101-0021東京都千代田区外神田4-14-1秋葉原UDX4F
https://udx-akibaspace.jp/theater/
(会場への本イベントに関するお問い合わせはご遠慮ください)
■チケット:Peatixにて2/15(土)より販売(¥2000)→ https://filmza35mm-2.peatix.com/
当日券販売あり(現金のみ¥2000)/2本目割引あり(→Peatix・当日券ともに¥1500)
■問い合わせ先:filmza35mm@gmail.com

【上映作品①】
「フィッツカラルド」
1981-1982年/西ドイツ=ペルー
カラー/ヴィスタ/モノラル/157分
監督・脚本:ヴェルナー・ヘルツォーク
出演:クラウス・キンスキー
クラウディア・カルディナ―レ

【上映作品②】
「アギーレ/神の怒り」
1972年/西ドイツ
カラー/スタンダード/モノラル/91分
監督・脚本:ヴェルナー・ヘルツォーク
出演:クラウス・キンスキー