2025 年 3 月 14 日(金)から 3 月 23 日(日)まで開催される「第 20 回大阪アジアン映画祭」のクロージング作品に、高橋伴明監督作、毎熊克哉が主演する「桐島です」(英題:I Am KIRISHIMA)が決定し3 月 23 日(日)ABC ホールにて世界初上映される。
連続企業爆破事件に関与したとして指名手配され、49 年もの逃亡の末、2024 年に 70 歳で死亡した桐島聡。映画「桐島です」は、彼の知られざる半生を、報道・史実を元にフィクションを織り込んで描く社会派エンターテインメントです。連合赤軍事件の映画化に挑む、スタッフとキャストたちの姿を描いた青春群像劇『光の雨』や、近年は『痛くない死に方』『夜明けまでバス停で』など精力的に作品を発表している名匠・高橋伴明の最新作。実際の事件に着想を得て制作され、第 96 回キネマ旬報ベスト・テンをはじめ数々の賞を受賞した『夜明けまでバス停で』の脚本家・梶原阿貴との待望の再タッグ作でとなる。『ケンとカズ』(2011)で観る者に激烈な印象を植え付け、2023 年、2024 年と 2 年連続で大河ドラマに出演し、話題作への出演が続く毎熊克哉が、桐島聡を演じる。
高橋伴明監督作品は、大阪アジアン映画祭 2012 オープニング・フィルム『道~白磁の人~』以来の OAFF 選出となる。
★高橋伴明監督・毎熊克哉よりクロージング作品決定に寄せるコメント到着‼
≪コメント≫ 高橋伴明(監督)
小さな町の小さな小屋でひっそりとかかっているようなそんな映画だと思っていました。誰よりも桐島自身が一番驚いているのではないでしょうか?ひそやかな沈黙の映画が誰かにそっと届けば嬉しいです。
≪コメント≫ 毎熊克哉(主演・桐島聡役)
このたび 「桐島です」 が数ある作品の中から第 20 回大阪アジアン映画祭のクロージング作品として上映されることになり、 大変光栄に思っております。 桐島聡が過ごした半世紀にわたる逃亡生活を演じながら、 自分が生まれる前の時代のこと、 現代、 これから訪れる時代のことに想像を巡らせました。 彼らは何に怒り、 憂いていたのか…。善悪をつけることではなくて、 この映画をきっかけに”想像すること”が広がっていけば嬉しいです。
きっと我々は無関係ではないはず。大阪から日本全国へ、 そして世界中に届いていくことを願っています。
≪クロージング作品概要≫
「桐島です」世界初上映 World Premiere
★3 月 23 日(日)夜、ABC ホールにてクロージングセレモニーに続いて上映予定
2025 年/105 分/日本 英題:I Am Kirishima
©️北の丸プロダクション
監督:高橋伴明
出演:毎熊克哉、奥野瑛太、北香那、甲本雅裕、高橋惠子
プロデューサー:髙橋惠子、高橋伴明
脚本:梶原阿貴、高橋伴明 撮影:根岸憲一 音楽:内田勘太郎
製作会社:ブロウアップ 配給:渋谷プロダクション
公開表記:2025/7/4(金)より新宿武蔵野館他全国順次公開
【STORY】連合赤軍事件を受け、学生運動が下火になった 1974 年。桐島聡(20)は、後に東アジア反日武装戦線・さそりのリーダーとなる黒川芳正(26)の考えに賛同。鹿島建設資材工場を爆破後、桐島らは部隊名をさそりに決める。時を同じくして、桐島は恋人のヨーコに、学生、市民、農民、労働者といった立場からの戦い“労働者運動”について、「時代遅れだと思う」と一蹴され、振られてしまう。
1975 年 5 月、黒川ら東アジア反日武装戦線メンバー7 人の逮捕の一報に桐島と宇賀神は逃亡を決意。次に会う日取りと場所を決める。
1984 年、桐島は“内田洋”と名乗って工務店で勤め始める。夜は行きつけのバーでビールを飲み、踊る日々。そこで桐島は、歌手のキーナが「時代おくれの男になりたい」と河島英五の「時代おくれ」を歌うのを聞き、感動。キーナとの距離が縮まり、告白されるが…
≪映画祭概要≫
名称:第 20 回大阪アジアン映画祭(OSAKA ASIAN FILM FESTIVAL 2025)
会期:2025 年 3 月 14 日(金)から 3 月 23 日(日)まで
上映会場:ABC ホール、テアトル梅田、T・ジョイ梅田、大阪中之島美術館
公式 HP:https://oaff.jp
主催:大阪映像文化振興事業実行委員会(大阪市、一般社団法人大阪アジアン映画祭、大阪商工会議所、公益財団法人大阪観光局、朝日放送テレビ株式会社、生活衛生同業組合大阪興行協会、株式会社メディアプラス)
2024 年3月14日(金)~23日(日)、ABC ホール他にて開催!