3月28日に公開される映画『エミリア・ペレス』の日本版ポスターが公開された。
本作は、『ディーパンの闘い』でカンヌ国際映画祭パルムドール、『ゴールデン・リバー』でヴェネチア国際映画祭銀獅子賞を受賞したジャック・オーディアール監督の最新作。女性になった麻薬王と、彼女との出会いで運命が動き出す3人の女性たちの姿を描く。
弁護士リタは、メキシコの麻薬王マニタスから「女性としての新たな人生を用意してほしい」という極秘の依頼を受ける。リタの完璧な計画により、マニタスは姿を消すことに成功。数年後、イギリスに移住し新生活を送るリタの前に現れたのは、新しい存在として生きるエミリア・ペレスだった。過去と現在、罪と救済、愛と憎しみが交錯する中、運命は思わぬ方向へと大きく動き出す。
キャストには、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのゾーイ・サルダナ、自身もトランスジェンダー女性であるカルラ・ソフィア・ガスコン、『スプリング・ブレイカーズ』のセレーナ・ゴメス、『人生はコメディじゃない』のアドリアーナ・パスらが名を連ねた。
第77回カンヌ国際映画祭において主演女優賞と審査員賞をW受賞し、第82回ゴールデングローブ賞でも最多4部門を受賞、第97回アカデミー賞では最多12部門13ノミネート、“非英語映画”として歴代最多ノミネートの快挙を達成するとともに、主演のカルラ・ソフィア・ガスコンがトランスジェンダー女性として史上初のアカデミー賞主演女優賞にノミネートされるなど、本年度の賞レースを席巻している。
公開された日本版ポスタービジュアルでは、かつて“最恐の麻薬王・マニタス”として生き、新しく女性としての人生を歩み始めた主人公エミリア・ペレス(カルラ・ソフィア・ガスコン)を中心に、人種や性別で実力を評価されずにきた弁護士のリタ(ゾーイ・サルダナ)、自分を抑え妻として母として生きてきたジェシー(セレーナ・ゴメス)の姿が捉えられている。
さらにアカデミー賞最多12部門13ノミネートを受け、ガスコンとサルダナからは喜びのコメントが到着した。
コメント
カルラ・ソフィア・ガスコン(エミリア・ペレス役/主演女優賞ノミネート)
一晩中眠れなかったです。なんという幻想、なんという名誉、なんという愛。9ヶ月のプロモーションと2年間の仕事の集大成で、充実感を感じています。
ゾーイ・サルダナ(リタ・モラ・カストロ役/助演女優賞ノミネート)
このたびのノミネート、本当に光栄で感謝の気持ちでいっぱいです。選んでくださり、心からありがとうございます。才能あふれる皆さんとご一緒できることにとても興奮しています。『エミリア・ペレス』は愛を込めて作られた作品です。アカデミーの皆さん、そして作品を評価してくださったすべての方々に感謝します。ジャック!! BINGO!
■公開情報
『エミリア・ペレス』
3月28日(金)新宿ピカデリーほか全国公開
出演:ゾーイ・サルダナ、カルラ・ソフィア・ガスコン、セレーナ・ゴメス、アドリアーナ・パス
監督・脚本:ジャック・オーディアール
制作:サンローラン プロダクション by アンソニー・ヴァカレロ
配給:ギャガ
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