映画

『大きな玉ねぎの下で』公開直前イベント

公開直前イベント
日程:1月29日(水)
場所:二松学舎大学附属高校
登壇:神尾楓珠、中川大輔、伊藤あさひ、asmi
MC:奥浜レイラ

爆風スランプ不朽の名曲「大きな玉ねぎの下で」にインスパイアされた映画『大きな玉ねぎの下で』が、神尾楓珠・桜田ひよりを主演に迎え、来年2025年2月7日(金)より全国公開となる。

2月7日(金)の劇場公開を間近に控え、本作の公開直前イベントが開催された。会場となったのは、爆風スランプの楽曲「大きな玉ねぎの下で」の舞台である日本武道館に隣接する二松学舎大学附属高校。高校3年生の生徒たちが学年集会として招集され、事前にイベントの内容は一切知らされていない完全サプライズ形式で実施された。

MCが映画に関するイベントであることを明かし、本作の予告映像が上映された後、キャスト陣がサプライズ登場した。神尾楓珠、中川大輔、伊藤あさひが次々と姿を現すと、会場は大きな歓声と拍手に包まれ、驚きと興奮の表情を見せる生徒も多く見られた。キャスト陣は時折手を振ったり笑顔を見せたりしながら、温かい反応に応えつつステージへと登壇した。

本作は、顔や素性を知らない相手に恋をする二つの時代の物語を描いている。すぐに会いに行けないもどかしさや、少しずつ相手を知りながら進展していく恋愛模様が感情を揺さぶる作品となっており、現代だからこそ共感できる内容に仕上がっている。

イベントでは、MCからキャスト陣に「劇中と同じような状況になった場合、どのように相手にアプローチするか?」という質問が投げかけられた。これに対し、神尾は「まずは共通の話題を探しますね。本作では、丈流と美優が同じアーティストを好きだったことがきっかけで心の距離が縮まっています。共通の趣味があると話が弾み、自然と距離が近づくのではないかと思います」と自身の考えを述べた。

神尾楓珠

神尾の意見に共感した中川と伊藤も、それぞれ自身の考えを述べた。中川は「僕は絵を描くのが好きなので、自分の魅力を絵で伝えることができたらいいなと思います。アプローチの方法はいろいろありますよね」とコメント。一方の伊藤は「顔が見えないからこそ、相手に心を開いたり、本音を話しやすくなることもあるのかもしれません。僕自身、そのような経験はないのですが、興味深いですね」と語った。

中川大輔

また、トークでは劇中での関係性だけでなく、プライベートでも親交の深い神尾と伊藤についての話題が取り上げられた。MCから「長年にわたって友情を維持する秘訣」について質問が投げかけられると、神尾は「なんでしょうね。お互い仕事が忙しくなると、なかなか会えない時期もあります」と率直な思いを述べた。

伊藤あさひ

これに対し、伊藤は「無理に気を遣いすぎないことが大切なのかもしれません。例えば、遊ぶ約束をしても『今日は疲れているからやめよう』となっても気まずくならない関係です。ただ、お互いが困った時には迷わず駆けつける。このスタンスが、友情を長く続ける秘訣なのかもしれません」と、二人の関係性を交えながら語った。

劇中で神尾や伊藤と親友役を演じた中川は、ムードメーカー的存在である喜一を演じたことから、イベントでは「新生活で打ち解けるコツ」について質問を受けた。

中川は、春から新たな環境に進む高校3年生の生徒たちに向け、「皆さんは来月、新しい環境に入ることへの不安はありますか?」と問いかけた。すると、会場からは「楽しみ!」という前向きな声が上がり、それを受けて「それなら大丈夫ですね!」と笑顔を見せた。

さらに自身の経験を交え、「無理をしないことが大切だと思います。僕も大学時代、友達を増やそうと思っていましたが、卒業後に頻繁に会うのは2〜3人くらいです。でも、自分らしく過ごしていれば、自然と気の合う仲間に出会えるはず」と、生徒たちへ温かいエールを送った。

イベントでは、高校生からの悩みや質問にキャスト陣が答えるトークコーナーが行われた。

最初に質問を投げかけたのは男子生徒で、「皆さんはとてもモテると思うのですが、”モテるでしょ”と言われたときのカッコいい返し方を教えてください!」という高校生らしい問いが寄せられた。

これに対し、神尾は「僕が見つけたのは、一度謙遜しつつ肯定する方法。“いやいや……まぁそうですね”と言うのがポイント」と実演を交えて回答。すると、中川は「神尾楓珠がそれを言うのは、もはや清々しいかもしれない」と反応しつつ、自身も「“いや〜……まぁ、はい”かな」と似たような返しを実演。「同じだった! これが最適解なのかもしれない」と苦笑し、会場を笑わせた。

一方、伊藤は「“いやぁ…まぁでも、好きな人にモテないと意味がないからね”」と、少し真剣な回答を披露。その意外な反応に神尾と中川からツッコミが入り、場内は和やかな雰囲気に包まれた。

キャスト陣の実演を間近で見た質問者の男子生徒は、「めっちゃかっこいいです!」と興奮した様子で感想を述べていた。

次に、二人目の男子高校生から寄せられたのは、「皆さんはとてもモテると思いますが、告白の際に“これを伝えれば成功する”という言葉があれば教えてください!」という純粋な質問だった。

この問いに対し、キャスト陣は思案しながらも、それぞれの理想の告白について語った。

まず、伊藤は「相手のどこが素敵だと思ったのかをしっかり伝えた上で、“好きになりました。本気でよろしくお願いします!”と気持ちをストレートに伝えます。具体的に言葉で伝えた方が相手に響くと思うので」と、自身の考える誠実な告白のスタイルを披露。

一方、神尾は意外なシチュエーションを提案。「僕はひまわり畑で告白ですね」と語り、「自分もひまわりだと思って、普通のひまわりは太陽を見ているけれど、僕は君というひまわりを見つめています」と、ロマンチックな告白のアイデアを披露した。

すると、中川が「ひまわりの花言葉は“あなただけを見つめる”だもんね」とコメントし、神尾の発言をフォロー。ロマンチックなやりとりに、会場からは大きな拍手が送られた。

最後に、女子生徒から寄せられたのは「自分に自信が持てません。俳優として活躍されている皆さんに、自信を持つ方法を教えてほしいです」という真剣な質問だった。

この問いに対し、キャスト陣は自身の経験を交えながら率直な意見を述べた。神尾は「僕自身も、周りに素晴らしい人が多くて自信をなくしそうになることはあります。ただ、人にはそれぞれの良さがあり、自分にも自分なりの良さがあると考えることで、自己否定せずに前向きに進めるのではないかと思います」と、自信を持つための心構えを伝えた。

続いて中川は「自分に期待しすぎないことが大切ですね。例えば、こういった場面でも“スベってもいいや”くらいの気持ちでいると、気持ちが楽になるんです」と、プレッシャーを感じすぎないことの大切さを強調。

伊藤は「人生がいつ終わるかわからないし、今この瞬間が一番大事だと思いながら生きています。だから、自信がなくても思い切って行動することが大切だと思います」と、前向きな姿勢を持つことの重要性を語った。

キャスト陣の温かい言葉に、会場の雰囲気は和らぎ、生徒たちは真剣に耳を傾けていた。

イベントの終盤には、本作の主題歌を担当し、劇中で人気アーティストA-ri役としても出演しているasmiがサプライズ登場。アコースティックバージョンで主題歌「大きな玉ねぎの下で」を生披露した。

asmi

演奏後、感想を求められたasmiは「緊張しましたが、皆さんが聴いてくれて嬉しかったです」と笑顔を見せた。その歌声を間近で聴いたキャスト陣も絶賛し、神尾は「弾き語りバージョンを初めて聴かせていただきましたが、今回もとても素敵でした」とコメント。中川は「歌詞を聞いていると、武道館の曲であると同時に、この学校の曲でもあるように感じました。皆さんも残り少ない登校日にこの曲を聴きながら登校すると、より特別な気持ちになれるのでは」と語った。伊藤も「心が洗われるような気分になりました。とても優しい気持ちになれる曲ですね」と、その魅力を称賛した。

asmi

また、MCから高校時代の思い出について質問されると、asmiは「軽音楽部でボーカルを担当し、高校3年生の時には部長を務めていました。100人ほどの部員がいる大きな部活だったのですが、貴重な経験になったと思います」と振り返り、懐かしそうな表情を浮かべていた。

最後に、女子生徒から寄せられたのは「自分に自信が持てません。俳優として活躍されている皆さんに、自信を持つ方法を教えてほしいです」という真剣な質問だった。

この問いに対し、キャスト陣は自身の経験を交えながら率直な意見を述べた。神尾は「僕自身も、周りに素晴らしい人が多くて自信をなくしそうになることはあります。ただ、人にはそれぞれの良さがあり、自分にも自分なりの良さがあると考えることで、自己否定せずに前向きに進めるのではないかと思います」と、自信を持つための心構えを伝えた。

続いて中川は「自分に期待しすぎないことが大切ですね。例えば、こういった場面でも“スベってもいいや”くらいの気持ちでいると、気持ちが楽になるんです」と、プレッシャーを感じすぎないことの大切さを強調。

伊藤は「人生がいつ終わるかわからないし、今この瞬間が一番大事だと思いながら生きています。だから、自信がなくても思い切って行動することが大切だと思います」と、前向きな姿勢を持つことの重要性を語った。

キャスト陣の温かい言葉に、会場の雰囲気は和らぎ、生徒たちは真剣に耳を傾けていた。

イベントの締めくくりとして、キャスト陣から生徒たちに向けたメッセージが贈られた。

asmiは「この映画は九段下にゆかりのある物語なので、皆さんにとっても特別な作品になると思います。一生心に残る映画に仕上がっているので、ぜひ劇場でご覧ください」と作品の魅力を語った。

伊藤は「武道館の前にあるこの学校で、皆さんとasmiさんの歌に囲まれながら温かい時間を過ごせました。映画館でも同じような気持ちを受け取っていただけたら嬉しいです」と、イベントの感想を交えながらコメント。

中川は「この作品は恋愛映画であると同時に、僕たちが演じる登場人物たちが進路に悩む姿も描かれています。きっと皆さんにも共感していただける部分があると思うので、ぜひ観てみてください」と、映画のテーマについて触れた。

最後に神尾は「この作品は二つの時代が交錯するストーリーですが、どちらの物語も見応えがあり、飽きることなく楽しめる作品になっています。映画に込められたメッセージをぜひ受け取ってください」と語った。

キャスト陣の熱いメッセージが伝えられると、会場には再び大きな拍手が響き、イベントは盛況のうちに幕を閉じた。

■公開情報
『大きな玉ねぎの下で』
2025年2月7日(金)全国公開
出演:神尾楓珠、桜田ひより、山本美月、中川大輔、伊東蒼、藤原大祐、窪塚愛流、瀧七海 、伊藤あさひ、休日課長、和田正人、asmi、飯島直子、西田尚美、原田泰造、江口洋介
Inspired by 爆風スランプ「大きな玉ねぎの下で」
監督:草野翔吾
脚本:高橋泉
ストーリー原案:中村航
音楽:大友良英
主題歌:asmi「大きな玉ねぎの下で」(Sony Music Labels Inc.)
制作プロダクション:ダブ
製作委員会:東映、U-NEXT、ダブ、ニッポン放送
配給:東映
©2024 映画「大きな玉ねぎの下で」製作委員会
公式サイト:tamanegi-movie.jp
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