映画

菅田将暉&井上真央のインタビュー収録『サンセット・サンライズ』特別映像

映画『サンセット・サンライズ』より、メイキング映像とともに菅田将暉、井上真央、岸善幸監督が熱く語る特別映像<泣き笑いガイド>が公開された。

本作は、都会から移住した釣り好きサラリーマン西尾晋作(菅田)と、宮城県・南三陸で生きる住民との交流や、人々の力強さや温かさをユーモアたっぷりに描き、その背景にあるコロナ禍の日本、過疎化に悩む地方、震災などの社会問題と向き合いながら豊かなエンターテインメントに転化させたヒューマンコメディ。

現場では、撮影の合間をぬって釣りに行くスタッフがいるほど、皆が満喫していたそう。菅田は、この土地で撮影していることを存分に楽しもうとするグルーブ感が良かったそうで、「(現場は)本当に楽しかった。誰が観ても笑えるし、誰が観ても考えちゃう」とふり返る。

そして、晋作に空き家の離れを貸すマドンナ・百香役の井上も、気仙沼での撮影や、現地の方々との交流の時間は「本当に濃密だった」と語り、「その土地の空気に触れながら撮影できたのが良かった」とも語る。

岸監督は「宮藤作品を笑えない作品にはできない」という決意を胸に、1番意識したのは“間“だったという。宇田濱イチの情報通・重蔵(ビートきよし)と晋作が初めて対面するシーンや、晋作とタコの格闘シーンは、岸監督自身が一番、笑っていたそう。

宮藤官九郎脚本に関して、井上が「震災やコロナという題材を、軽やかに湿っぽくなく描けるのはさすが宮藤さんだなと思いました」と語り、宮藤が現場を訪問し、楽しそうに見学している撮影現場裏の映像も。

百香の「高速なめろう作り」、晋作が「慣れた手つきで魚を捌く」シーン、菅田が撮影現場について「止められないおじさんの活気というか、想いは溢れてるんですが、体が追いつかない!」と笑いながら語る、「モモちゃんの幸せを祈る会」メンバーと晋作の「乱闘シーン」など見どころ溢れた映像も盛りだくさんだ。

物語

新型コロナウイルスのパンデミックで世界中がロックダウンに追い込まれた2020年。リモートワークを機に東京の大企業に勤める釣り好きの晋作(菅田将暉)は、4LDK・家賃6万円の神物件に一目惚れ。何より海が近くて大好きな釣りが楽しめる三陸の町で気楽な“お試し移住”をスタート。仕事の合間には海へ通って釣り三昧の日々を過ごすが、東京から来た〈よそ者〉の晋作に、町の人たちは気が気でない。一癖も二癖もある地元民の距離感ゼロの交流にとまどいながらも、持ち前のポジティブな性格と行動力でいつしか溶け込んでいく晋作だったが、その先にはまさかの人生が待っていた—?!
サンセット・サンライズ

主演:菅田将暉
脚本:宮藤官九郎  監督:岸善幸『あゝ、荒野』
原作:楡周平「サンセット・サンライズ」(講談社)*文庫版は10月16日刊行予定
製作:石井紹良 神山健一郎 山田邦雄 竹澤 浩 角田真敏 渡邊万由美 小林敏之 渡辺章仁
企画・プロデュース:佐藤順子 エグゼクティブプロデューサー:中村優子 杉田浩光 プロデューサー:富田朋子
共同プロデューサー:谷戸豊 撮影:今村圭佑 照明:平山達弥 録音:原川慎平 音響効果:大塚智子
キャスティング:田端利江 山下葉子 美術:露木恵美子 装飾:松尾文子 福岡淳太郎 スタイリスト:伊賀大介 衣装:田口慧
ヘアメイク:新井はるか 助監督:山田卓司 制作担当:宮森隆介 田中智明 編集:岡下慶仁 ラインプロデューサー:塚村悦郎
製作幹事:murmur 制作プロダクション:テレビマンユニオン
配給:ワーナー・ブラザース映画
Ⓒ楡周平/講談社 Ⓒ2024「サンセット・サンライズ」製作委員会