俳優の窪塚洋介とKAT-TUNの亀梨和也が17日、都内で行われたDMM TV『外道の歌』ウォッチパーティーに登壇した。
本作は、小さな古書店「かもめ店」を営むカモ(窪塚)とトラ(亀梨)が“復讐者”として、悲痛な思いを抱える被害者に代わり、法の網を逃れた加害者に復讐を遂げる姿を描く作品である。
イベントでは、編集された第1話を配信で鑑賞する形が取られ、視聴者とともに作品を見届けた窪塚は、「カメちゃんがいい、カメちゃんがいいって(反響が)届いています」と語りつつ、自身も出演していることをユーモアを交えて伝え、会場の笑いを誘った。
第1話では非情な行動を続ける人物の姿が描かれ、そのシーンに合わせて亀梨が「善を悪に利用するやつが許せないんです」「人と人との絆を壊すやつがいるんですよ!」と怒りを露わにする場面もあった。
鑑賞後、窪塚は「皆さんと一緒に観ることができて面白かった。亀ちゃんが熱い男だなと思いました」と亀梨の演技に触れつつ、初めての試みに感想を述べた。これに対し亀梨は「視聴者目線になってしまうんですよね」と笑みを浮かべて応じた。
窪塚はキャラクターについて「トラは燃え盛る炎で、カモは静かで非常に高温の炎」と分析した。また、拷問シーンの撮影ではインティマシー・コーディネーターが立ち会ったことに触れ、亀梨和也は「僕らはむごいことをするシーンが多いが、空き時間はリラックスしてもらえるように、笑ってもらえる言葉をかけた」と撮影現場での配慮を語った。
イベントの最後に、窪塚は「正義と悪の境目が交わり、自分だったらどうするか、どう思うかを考える作品になっている。現代は善悪を明確に区別しがちだが、あえて視聴者の判断に委ねたい」とメッセージを送った。亀梨は「原作にはさらに魅力的なキャラクターが登場するので、シーズン2が制作されることを期待している。どの俳優と共演できるか楽しみ」と、今後の展開への期待感を示した。
■作品概要
【配信スケジュール】
DMM TVにて2024年12月6日(金)より配信開始
※配信スケジュールは変更となる場合がございます。
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【原作情報】
◆タイトル『外道の歌』
◆著者 渡邊ダイスケ
◆出版社 少年画報社
◆ストーリー
カモメ古書店・・・そこは凶悪な犯罪に巻き込まれた被害者や遺族が「無念」を晴らすため訪れる場所。古書店の主であるカモとその相方・トラは舞い込んでくる依頼を次々とこなしていくが―。
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