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「Precious WATCH AWARD 2024」板谷由夏と井浦新が贈賞式

「Precious WATCH AWARD 2024」の発表・贈賞式が12月5日、東京都内で開催され、俳優の板谷由夏と井浦新が、「今年最も輝いた時を過ごした人物」に贈られる「時の人」賞を受賞しました。

このアワードは、その年の新作時計の中から、専門家による審査を経て価値あるラグジュアリー時計をカテゴリー別に選出し表彰するものです。ファッション誌『Precious』と『MEN’S Precious』が主催し、注目すべき時計が選ばれます。

井浦は「今年50歳を迎え、このような名誉ある賞をいただけたのは、家族や仲間たち、そして日々支えてくれる事務所の皆さんのおかげです」と感謝を述べ、「50歳という節目の年にこの賞を受けることが大きな励みになりました。これからも背中を押されるような気持ちで、さらに努力していきたい」と意欲を語りました。

板谷は「時の人」賞の受賞に際し、次のようにコメントしました。「今日はこのような素敵な賞をいただき、本当にありがとうございます。“時の人”という称号をいただけるなんて、驚きと喜びでいっぱいです。今年2024年はあっという間に過ぎていきましたが、仕事では多くの挑戦や新たな出会いがありました」と振り返りました。

さらに、板谷は「私は今年50歳を迎えます。50歳を目前に控えたこの1年は、人としても女性としても多くのことを考えた年でした」と語り、年齢について「年齢はただの数字とも思いますが、体力の変化を実感し、これから50代、60代をどのように過ごしていくかを改めて考える機会にもなりました」と心境を明かしました。

また、アワードに関連して時計について尋ねられると、井浦は「時計は生活に欠かせないアイテムです」と答えました。「シーンごとに時計を変えるのが楽しく、長い間時計を愛用していますが、飽きることはありません。時計は生活の一部であり、大切な存在です」と話し、自身で場面や目的に合わせた時計を作り始めたことにも触れ、「時計は私にとって特別な趣味の一つです」と微笑みました。

2024年について、井浦はドラマ3作品に出演し、映画5作品が公開されたと振り返り、観客から驚きの声が上がりました。「今年は、これまでにないほどあっという間に過ぎていきました。時間がただ流れるのではなく、日々を意識的に過ごすことにエネルギーを注いでいました」と述べ、「毎年『今が一番忙しい』と思える瞬間を更新できていることに感謝しています。今年は特に充実した一年だったと感じています」と総括しました。

また、2人に対して、忙しい日々の中で大切にしている時間について尋ねられると、板谷は「仕事で集中する時間も大切ですが、家族との時間も欠かせません」と語り、次男とのエピソードを披露しました。「次男はもうすぐ小学校を卒業し、中学1年生になります。最近は思春期らしく、手をつながないとか抱きしめさせてくれないことが増えてきました」と明かし、「先日、次男を抱きしめた時に、これは今しかない時間かもしれない、大事にしたいと感じました」と語りました。そして、「ふと思い浮かぶ大切な時間は、次男をまだ抱きしめられるこの瞬間です」家族との絆を大切にしている様子を伺わせました。

一方「生活の中にある大切な時間を有効に使っている」と語った井浦は、自宅に「小さな植物園」を作っていることを明かしました。「好きな植物や縁のあった植物が少しずつ増え、気が付けば植物園のようになりました。毎日の水やりや観察を通じて、芽が出たり成長する姿を見ることで、時間の流れを実感できます。どれだけ忙しい日々でも、植物は成長し、地球は動き続けている。それを忘れないための大切なひとときです」と話し、自然と向き合う時間の重要性を語りました。

井浦は、2025年の抱負について問われると、「俳優の仕事を始めて以来、大切にしてきたのは、何事にもぶれずに真っ直ぐであることです。2025年もその姿勢を貫き、自分の心が向かう先にしっかり進んでいきたい」と語りました。また、「2024年が最も忙しい年だったと感じていますが、それを超える結果を残せる一年にしていきたい」と、来年への意気込みを示しました。