映画『君の忘れ方』が2025年1月17日(金)より公開される。この度、本作の作道雄監督自らが書き下ろした小説「君の忘れ方」が12月12日に発売されることが決定。主演を務める坂東龍汰から小説へコメントが到着した。
本作は、“死別の悲しみとどう向き合うか”をテーマに、恋人を亡くした構成作家の青年が、悲嘆の状態にある人にさりげなく寄り添う「グリーフケア」と出会い、自らと向き合う姿を描いたヒューマンドラマ。
監督・脚本は、第79回ヴェネチア国際映画祭VENICE IMMERSIVE部門の正式招待を果たしたVRアニメーション『Thank you for sharing your world』や、映画『光を追いかけて』『アライブフーン』の脚本を担当した作道雄。
付き合って3年になる恋人・美紀(西野七瀬)との結婚を間近に控え、幸せに満ちた日々を送る昴(坂東龍汰)。だが、ある日、彼女は交通事故で亡くなってしまう。言葉にならない苦悩と悲しみで茫然自失の日々を過ごす中、母・洋子(南果歩)に促され、久々に故郷の岐阜へと帰省する。洋子もまた、不慮の事故で夫を亡くし、未だに心に傷を抱えていた。悲しみは癒えないと思っていたが、ある不思議な体験を通して、昂は美紀の死と向き合っていく。
小説「君の忘れ方」は、作道監督自らが小説に書き下ろしたもの。映画にはない、主人公が付き合い始めた頃のエピソードなど大きく加筆され、切なく心あたたまる不思議なラブストーリーに仕上がっている。
コメント
あなたの思い出し方を思い出しました。
心のどこかぽっかり空いた穴を温かな風が通り抜けるような、そんな物語。
大切な人の死や喪失を経験した人にそっと寄り添いあなたを離さないでしょう。
――坂東龍汰
書誌情報
書名:君の忘れ方
著者:作道 雄
発売:2024年12月12日(木)※電子書籍同日配信
定価:1,650円(本体1,500円+税)
体裁:四六版
頁数:208頁
装丁:青柳美奈
ISBN:9784041155653
発行:株式会社KADOKAWA
初出:書き下ろし
詳細ページ:https://www.kadokawa.co.jp/product/322407001622/