ワールドプレミア上映
日付:11月2日
場所:有楽町よみうりホール
登壇:窪塚洋介、亀梨和也、南沙良、白石晃士監督
世界最速ワールドプレミア上映にて「外道の歌」初お披露目!
W主演 窪塚洋介&亀梨和也、南沙良、が舞台挨拶に登壇‼
熱狂に包まれる中、作品の確かな手応えと自信に溢れた意気込みを語る‼
第 37回東京国際映画祭(10月28日〜11月6日)で11月2日、TIFFシリーズ部門「外道の歌」のワールドプレミア上映が有楽町よみうりホールで行われ、W主演を務める窪塚洋介、亀梨和也と共演の南沙良、白石晃士監督が登壇しました。
DMMTVのオリジナル作品として、来月12月6日より配信が開始となる「外道の歌」。
世界最速ワールドプレミアとして第1話、第2話を初めて見ていただくお客様に向けて、窪塚は「作品によく似合う雨が降っておりますが、足元悪い中、ご来場いただきましてありがとうございます。今日、世界最速の撮って出し!」と話すと、
すかさず亀梨が「撮影は夏ぐらいだったと思います。結構何ヶ月前に終わってます(笑)」と反応。窪塚は「ありがとうございます(笑)じっくり堪能していただければと思います」と挨拶。
亀梨は「本当に皆さんの貴重な時間をいただきまして、今日こうしてワールドプレミアとして初めてのお客様を前に非常に興奮していますが、兎にも角にも蔵出し映像ということで楽しんでいただきたいと思います」と挨拶。
その挨拶に窪塚は「俺とはあんまり変わらなくね?」とツッコミが入り、会場は笑いに包まれた。南は「こういった場で皆さんに見ていただけること本当にとても嬉しく思います。本日はどうぞよろしくお願いいたします」と挨拶。白石監督は「本当に今回の撮影ではこちらの3人の皆さんの輝きを浴びながら本当に眩しい思いをしながら作品を撮影することができて、本当に日々ちょっとふわふわした気持ちで撮影に臨んでおりました。完成した作品は決してふわふわした作品ではなくビシッとしまった作品になっておりますので皆さん心して見ていただきたいと思います」と挨拶。
窪塚と亀梨がタッグを組んで復讐屋という役柄を演じたことについて、窪塚は「原作を読んで2巻目ぐらいで、『出たくない』ってなったんです(笑)あまりにも凄惨な内容で。ちょっと原作者の渡邊(ダイスケ)さんのことも嫌いだったんですよ。でも、『あと1巻だけ読んでくれ』ってことをマネージャーに言われて、そうしたらこの作品の意味がわかるからっていうことで。文字通りそういう風になり、亀ちゃんとコンビを組んで今日ここに至ることになるんですけど、何が正義で何が悪かっていうことって視点でも違いますし、その状況だったりとか、すごい移ろいやすかったり、不安定なものっていうのを見事に作品にしていると思います。答えはないと思うんですけど、その中でも皆さんがどうやって感じるのかっていうところがこの作品をやる意義なのかなと思って、そこは皆さんにも委ねるしかなくて、俺と亀ちゃんもその解釈が違うだろうし、その辺にあるそれぞれの答えのようなものを感じてもらえたらなというふうに思います」と語った。
亀梨は「本当に作品自体、観ていて目を背けたくなるような出来事が巻き起こっていて、この辺が非常にこの作品で持っている深いテーマでもあったりするので本当に皆さん心して見ていただきたいというか準備をしながら見ていただきたいなという風にも感じています。まずここまで(笑)」と通訳の方を気遣う場面も。続けて「こういった作風ではあるんですけど、現場はすごく穏やかな時間をしっかりみんなに作っていただけましたし。このメリハリが非常にある現場を先頭で引っ張っていてくださったので非常に助かりました」と話すと窪塚から「それはお互い様だと思います。亀さん。」と、これまで亀ちゃん呼びだったのが亀さんとなったことに対して、「亀さんに昇格(笑)」と反応し、会場から笑いと拍手が起こった。窪塚は亀梨について、「本当に皆さんの方がご存知だと思いますけど、役に向かう、仕事に向かう姿勢がもう素晴らしいので。本当に彼と一緒に現場にいて俺も頑張んなきゃって。本当に思いましたし、すごくたくさんいい刺激をもらって。それに現場を引っ張ってくれたと言うけど、俺からしたら“人”という文字の上側が俺だった」と語るや、“人”という文字の上側のポーズをとり始めた窪塚。そこにすかさず亀梨が下側のポーズで窪塚を支えてみせて、“人”という文字を完成させた。そんなふたりのやり取りに、会場からも惜しみない拍手が送られた。
ご自身が演じられた開成奈々子との共通点について聞かれた南は、「奈々子はひきこもりでゲームが好きという設定ですが、私もゲームが好きで、引きこもりというか、休みの日とか仕事がない日は基本家で引きこもっているので、本当に屍みたいな状態で寝ているので、そういうところは共感できたかなと思います(笑)」と話すところに亀梨が「散歩は行きますよ」とすかさずフォロー。南は「犬飼っているので、散歩はちゃんと行くんですけど(笑)」と笑みを浮かべた。苦労した点を聞かれた南は「語尾に何々『す』とか、何々『しよ』みたいなのがつくんですけど、それがちょっと言いづらくて、難しかったです」と明かすと、窪塚から「めっちゃ似合ってた」と伝え、亀梨からも「すごい自然でした。普段喋ってなかった?」とフリが入ると、南は「嬉しいっす。ありがとうございます(笑)」と機転を利かせた対応に会場から笑いが。
今回、役を演じるにあたって普段と違うアプローチがあったか聞かれた窪塚は「2人とも普段とだいぶ違ったと思うんですけど、私に関して言うと、全然芝居しなかったなっていう。観ていただいたら分かるんだけど、セリフ量が圧倒的に少ないんですよ。1日現場にいるのに3言としか言わなかった。とかもザラですし、特にトラとの対比で考えるとトラはめちゃくちゃしゃべるんで、ものすごい差を感じるんですよ(笑)」と話し、さらに続けて「準備の時間も俺は15分なんですよ。亀ちゃんタトゥーとか入れるから2時間くらい前に来て、アクションシーンの量とかそういうのをひっくるめて、『あれ、おれ、大丈夫かな?(笑)』っていう本当に何もしないっていうことを求められてたので、それがやっぱり今までと圧倒的に違ったなというふうに思います。何もしなかったわけじゃないんですけどね(笑)」と明かした。それについて監督は「静と動でしっかりと演じていただいたっていう感じですよ!」と話した。亀梨は「何もかもが自分ではないので関西の方言であったりとかもそうですし、見た目もそうですし。なんかその辺はすごく自分と少し話すという自分の感覚に気持ちいいところにいないということが一番大きかったところでありますかね」と明かした。
第37回東京国際映画祭レッドカーペット
@archives/276505開催期間:2024年10月28日(月)~11月6日(水)
会場:日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区
公式サイト:www.tiff-jp.net
【著者】渡邊ダイスケ 【出版社】少年画報社 【ストーリー】 カモメ古書店・・・そこは凶悪な犯罪に巻き込まれた被害者や遺族が「無念」を晴らすため訪れる場所。古書店の主であるカモとその相方・トラは舞い込んでくる依頼を次々とこなしていくが―。
<作品情報>
【タイトル】「外道の歌」