メンズライフスタイル誌『OCEANS』が今年一番いい顔をしていた人を選出するOCEANS Feel So Good Award「The BEST Wellbeings 2024」fes受賞者発表セレモニーが20232024年10月1420日、東京・渋谷PARCOの屋上広場で開催され、クリエイティブディレクター・小橋賢児、プロサーファー・平原颯馬二子玉川ライズ 中央広場で開催され、俳優・坂口健太郎、アーティスト/モデル・佐々木莉佳子、国際オリンピック委員会 委員・太田雄貴、㈱Plan•Do•See 代表取締役社長・浅葉翔平が登壇した。
昨年に引き続きWellbeingをイヤーテーマに「The BEST Wellbeings」として、ライフとワークのどちらかを犠牲にするのではなく両方を満たし輝いている人を選出。今年は以下の面々が受賞した。
■OCEANS Feel So Good AWARD 受賞者(※発表順)
佐々木 莉佳子(アーティスト/モデル)
太田 雄貴(国際オリンピック委員会 委員)
浅葉 翔平(株式会社Plan・Do・See代表取締役社長)
髙山 大(「メゼババ」オーナーシェフ)
<SEIKO PROSPEX特別賞>
坂口 健太郎(俳優)
小田 凱人(プロ車いすテニスプレーヤー)
宮田 誠(株式会社ユーフォリア代表取締役Co-CEO)
授賞式ではまず、『OCEANS』統括編集長・原 亮太が同Awardの概要説明を行った。『OCEANS』はオンもオフも諦めないライススタイルを提案し続けているが、オフの部分になかなか日が当たらないと感じていたことを振り返り、それなら、オン・オフの両方で輝いている人を表彰する賞を作り、さらにその世界観を共有することで広めて行きたいと考え、同Award設立に至った経緯を振り返った。
MCからの概要説明の後、今回のメインスポンサーであるSEIKO PROSPEXの特別賞を受賞した坂口健太郎が登壇し、副賞の時計を贈呈された。
俳優として数々の映画、ドラマ、舞台で活躍。韓国ドラマ初主演や、ファッションブランドのアンバサダーを務めるなど、幅広い世代から人気を集めている坂口は、「嬉しいです。とっても光栄な賞を頂けて。今まで自分がお芝居だったり、色んなお仕事をしているなかで、皆さんに認めて頂けたのかなという気持ちです。」と語った。
受賞コメントに続いて、質疑応答が行われた。
Q:セイコープロスペックス特別賞を受賞されましたが、贈呈された時計をつけて、プライベートで訪れたい場所などはありますか?
坂口:撮影の時にも着けたんですけど、すごくタフな印象があるので、室内よりも外に出てこの時計と一緒に、キャンプとか山を登ってみたりとか、アクテイブなことをしてみたいなと思います。
Q:坂口さんが過ごす時間の中で、これだけは絶対に譲れない時間はありますか?
坂口:自分のストレス発散とゆうか、仕事をしているなかで一番心穏やかに過ごせてるのって、人と会っている時が満たされているなって感じるので。友人だったり仕事先の人だったりと、ご飯を食べたりしゃべったりすることが、自分の中では大事にしている時間ですね。
次に、「Next Wellbeings Action」と題し「2025年に挑戦したいこと」がフリップに書いて紹介された。
Q:本日このステージに上がる方に「Next Wellbeing Action」をお伺いしています。
事前にフリップへ記載していただいておりました、2025年 坂口さんが挑戦したいことはなんでしょうか?
坂口:『言葉』です。韓国で初主演をつとめたりとか、色んな言語だったりコミュニケーションで、「言葉」を使う機会が増えたので。もちろん文化が違ったり、住んでる国が違ったりはあるんですけど、一つの目標に向かって、チームで進んでいく仕事が増えたんですね。
その時に、もちろん日本語もそうなんですけど、コミュニケーションをたくさん取るってゆうのが、作品づくりにはすごく大事だと改めて気付かされる機会が、この1年2年ですごく増えたので。来年も「言葉」を伝えて、人の意見をちゃんと聴けるようになるっていうのが、すごく大事だと思いましたね。
続いて、2人目の受賞者である、アーティスト・モデルの佐々木莉佳子が登壇。
2024年6月にハロー!プロジェクトのアイドルグループ「アンジュルム」を卒業し、雑誌「CanCam」の専属モデルのほか、自身が東日本大震災に被災した経験から務める「みなと気仙沼大使」など活躍のフィールドを広げる佐々木は、「こんな素敵な賞を、生きてるなかで受賞できると思っていなかったので、とても嬉しく思います。10年間アンジュルムというグループで活動させて頂き、6月に卒業し、今ソロで活動していて。これからも自分らしく、光だったり、キラキラだったり夢だったり、色んなものを与えていけるような人になりたいと思いますし、人生一度きりなので、自分らしく生きていけたらなと思っております。」と声を弾ませた。
次に、3人目の受賞者である、株式会社Plan・Do・See 代表取締役社長 浅葉翔平が登壇。
ダイニング、ウェディングプランナー、人事部、店舗責任者などを経験し、世界46拠点でホテルやレストラン、ウェディング事業を手がける株式会社Plan・Do・See Globalを創業。どんなに辛くても、どんなに落ち込んでも、時が経てば笑い話になる『時を超えるボケ』を心がけているというポジティブマインドの浅葉は「会社ではWellbeingというのは重要な課題として取り扱っているのですが、個人では、自分のWellbeingとしてはあまり考えたことがなかったので、今回の受賞をきっかけに、たくさん考える機会を頂けました。より、家族であったり、近くにいる人たちへの感謝が芽生えた時間となりました。有難うございました。」と笑顔を弾けさせた。
最後に、4人目の受賞者である、国際オリンピック委員会 委員・太田雄貴が登壇。
2016年には日本人初の国際フェンシング連盟理事に就任し、日本フェンシング協会会長などを経て、現在は国際オリンピック委員会委員、 国際フェンシング連盟 理事、WIN3株式会社 代表取締役CEOを務める太田は「引退して早8年が経つんですけど、引退してからこういった賞を頂けるとは思ってもなかったので、大変有り難く思っております。ひとえに、パリオリンピックで活躍してくれた選手のおかげだと思っております。僕が選手だった頃に、フェンシングを始めた子たちが、今では世界一に輝いてくれました。本当に素晴らしい場所に、パリオリンピックで勝ち抜いたこと、そして本日このような賞をいただけたこと、大変嬉しく思っております。」と喜びを語った。
その後、佐々木と浅葉がステージに戻り、3人揃って「Next Wellbeings Action」として「2025年に挑戦したいこと」をフリップで紹介した。
『海外と日本の架け橋』と記した太田は、「今回のパリオリンピックで、まだまだオリンピックの片面しか見ていなかったことを感じた。もっとスポーツという素晴らしいものを使って、もっと日本と世界との架け橋を実現できる可能性を感じたので、それを来年はやっていきたいなと感じています。」と目を輝かせた。
佐々木は『知らない世界をもっと見たい』と回答。「6月にグループを卒業して、今はソロ活動をしているなかで、お仕事もそうですけどプライベートも、見える世界がどんどん広がっていくんじゃないかなと思うので。卒業して、人生の第二章が始まったような感覚でいるので、これからも色んな世界を見て、人として大きくなっていきたい。」と思いを言葉にした。
浅葉は『日本中を旅する』と記し、「観光業をやっているので、旅をするというと世界に目を向けがちなのですが、世界から見ると、日本が観光の分野で伸びしろがある、面白いと思われている国なので、よく考えると、日本のことよく分かってないんじゃないかなと思うと、まずは自分たちが日本中を旅して、日本のことを発信できるようなチャレンジが出来たらいいなと思っています。」と期待に胸を膨らませた。
トークショーに続いて、OSEANSと報道陣から質疑応答が行われた。
Q:今年一番いい顔をしたと思った瞬間は?
太田:パリオリンピックのフルーレ団体戦で、金メダルを取ってくれた瞬間ですね。本当は僕がメダルをかけるはずだったんですが、トーマス・バッハさんに取られてしまいまして(笑)
勝ってくれた瞬間は、心から嬉しいと思いました。いい顔をしていたと思います。
佐々木:自分の卒業コンサートをしているとき。あの瞬間は今でも鮮明に覚えていますし、今日もファンの皆さんにも来ていただいているんですが、みんなで作っている空間が一番居心地良かったので。最後の最後まで、みんなで共有できたあの瞬間がいい表情をしていたのじゃないかなと思います。
浅葉:息子がやっと自分でトイレ出来るようになりまして。息子が出来てピースした瞬間に泣いてしまって、あの時の「よくできたね。」が一番いい笑顔をしていたんじゃないかと思います。
Q:パブリックな部分だけでなく、プライベートも充実させるために普段から心がけていることはありますか?
太田:あまりパブリックとプライベートを分けないというか、オン・オフすごく上手い方もおられると思うのですが、僕はあまり上手くないので、オンとオフを同じ状態でいるということを心がけています。
佐々木:ありのままの自分でいること。自分をちゃんと見つめてあげることです。
浅葉:思いっきり仕事を頑張ることで、しっかり区切りをつけることを意識しています。
Q:学生時代、頑張っていたからこそ、今大人になって活きていることはありますか?
太田:どんな分野であっても、何かを選ぶっていうことは何かを諦めるということだと思うので。
僕は学生時代の甘い青春っていうものはなくて、学生時代をほとんどフェンシングに費やして今があるので、それを肯定するわけじゃないんですけど、各々が達成したい夢がある場合は、そこに情熱を注いでくれたら嬉しいなと思います。
佐々木:私はまだ若いので、言える立場でもないと思うんですけど(笑)
私は小学生の頃からずっとアイドル活動をしてきているので、人と関わる機会が幼い頃からあって。
今になって思うことは、人の心にちゃんと歩み寄ってあげたり、相手の気持ちをちゃんと考えてあげることって、人と人との関わりを崩さないものになっていくと思うので。人の気持ちの面を大事にしていくといいのかなと思います。
浅葉:若い時に大変だとかしんどいと思ってることって、時間が経てばだいたい笑い話になるので。
そこから逃げずに、タイムカプセルポケを仕込んでるんだと思って、思いっきりそのことを楽しんだり、苦しむことも含めて楽しめると、人生長く見たときに、すごいいい経験になってるんじゃないかなと思います。
nico(MC):今の浅葉さんのお話、太田さんも佐々木さんも共感される部分があるんじゃないでしょうか?
太田:そうですね、だいたい笑い話になるので。むしろ、苦しかったりするほど、笑いが取れますので(笑)
佐々木:私はこれからですね。お二人に比べたら、全然まだ揉まれてないので、これから楽しみです!