2024年11月8日より劇場公開される、綾瀬はるか主演、森井勇佑監督作「ルート29」から、新たな場面写真が公開された。また、第37回東京国際映画祭のガラ・セレクション部門に正式招待されたことが明らかになった。
場面写真では、笑顔を封印し、旅の途中で不思議な世界に迷い込んでいくトンボ(綾瀬はるか)のさまざまな表情が収められている。
第37回東京国際映画祭では、綾瀬はるか、大沢一菜、森井勇佑監督が、10月28日のレッドカーペットに登場するほか、11月1日の上映にも登壇の予定。綾瀬にとって、東京国際映画祭の登壇は初めてとなる。
「ルート29」は、詩人・中尾太一の「ルート29、解放」からインスピレーションを受けた作品。他者と必要以上のコミュニケーションを取ることのできないひとりぼっちの主人公トンボが、風変わりな女の子ハルを連れて旅に出て、奇妙な人たちと出会うことや、少しずつ深まるハルとの絆によって、空っぽだった彼女の心に喜びや悲しみの感情が満ちていくことを描いたロードムービーとなっている。
監督を務めるのは、デビュー作「こちらあみ子」で、第27回新藤兼人賞の金賞をはじめ、数多くの賞を受賞した森井勇佑。映画の舞台ともなった姫路から鳥取を結ぶ一本道の国道29号線を約1カ月に渡り旅をし、脚本を完成させた。主演は、さまざまジャンルで多岐に渡るキャラクターを演じてきた綾瀬はるか。本作ではかつて綾瀬が演じてきたキャラクターや、親しみやすくほがらかな印象とは異なる清掃員の女性・トンボを演じる。ハル役を、「こちらあみ子」でデビューを飾った大沢一菜が務める。