映画

『十一人の賊軍』特別映像2本、場面写真解禁

「日本侠客伝」シリーズ(64 年-)、「仁義なき戦い」シリーズ(73 年-)などを手掛け、東映黄金期の礎を築いた脚本家・笠原和夫が1964年に執筆した幻のプロットが、60年の時を経て映画化される。

明治維新の中で起きた“戊辰戦争”の最中、新発田(しばた)藩(現在の新潟県新発田市)で繰り広げられた歴史的事件・奥羽越列藩同盟軍への裏切り=旧幕府軍への裏切りのエピソードをもとに、捕らえられていた11人の罪人たちが「決死隊」として砦を守る任に就く物語——この巨匠が手掛けたプロットを、企画・プロデュースの紀伊宗之と白石和彌監督、脚本の池上純哉たち平成ヤクザ映画の金字塔『孤狼の血』チームが受け継ぎ、令和に新たな集団抗争劇として誕生させる。その一大プロジェクトの主演には現代の日本映画界で双璧をなす超実力派俳優山田孝之と仲野太賀の2名が抜擢され、死と隣り合わせの戦場を我武者羅に駆け抜ける! 一瞬たりとも気が抜けない裏切りと葛藤の物語が2024年11月1日(金)に開幕!運命と対峙する激闘が日本人の奥底に燻る反骨精神に火をつける!!

戊辰戦争最中。新しい時代を切り開く強い使命感を掲げ進軍を続ける新政府派「官軍」によって、旧幕府軍は徐々に追い詰められていた。そんな中、密かに新政府軍への寝返りを画策する新発田藩の目の前には、遂に官軍の到着が迫っていた。しかし旧幕府派の奥羽越列藩同盟軍が出兵を求め新発田城へ軍を率いて押しかける!城から退かない同盟軍と迫りくる新政府軍が鉢合わせてしまっては、新発田は戦火を免れない。まさに絶体絶命。
「溝口 絶体絶命篇」と、「新政府軍(官軍)篇」それぞれの勢力にフォーカスした特別映像2本が解禁!


舞台となる新発田藩の実権を握る溝口内匠(みぞぐちたくみ/演・阿部サダヲ)が、着実に勢力を広げる新政府軍と近隣諸国で同盟を結ぶ旧幕府軍のどちらに付くか、究極の選択を迫られる。板挟みで狼狽える中、家臣たちからも決断を迫られ右往左往する姿から一変、吹っ切れたように、「切り捨てい!」と苛烈な号令を下す内匠が対峙する相手とは――?


山縣狂介(玉木宏)率いる官軍が獲物を狩るかのごとく、新発田を追い詰めていく。標的を定めた山縣の不敵な笑みや、土佐藩士、官軍先鋒総督府・軍監、岩村精一郎(浅香航大)の狂気に満ちた高笑いからは、王者の風格が漂う。飛ぶ鳥を落とす勢いの官軍を前に、新発田は活路を見出せるのか…!?
新発田藩、同盟軍、新政府軍 三者の思惑が交錯するなか、絶体絶命の戦いに放り込まれた賊たちは未来を掴み取ることができるのか!?心の奥底に眠る闘争本能が奮い立つ、明日を切り開く者たちの生き様を見届けよ。

賊VS新政府軍VS旧幕府軍 緊張漲る場面写真一挙解禁。
特別映像と共に、場面写真が到着!異なる罪状で寄せ集められた罪人たちが、命と自由を天秤にかけ戦場で暴れ回る姿が切り取られている。賊軍と呼ばれる彼らが一様に同じ方向を見据えるカットをメインに据え、罪人たちを取りまとめる鷲尾兵士郎(仲野太賀)の刀を構える気迫の一枚など、決死隊の面々が刀や銃を手に敵を迎え撃つ。
賊の中で紅一点である、なつ(鞘師里保) が政(山田孝之)を抱き抱える慈愛に満ちた姿など、戦いだけではないドラマにも期待できる。同じ決死隊であるはずの政と兵士郎が取っ組み合う穏やかではない一場面も解禁された。一枚岩で挑まねばならぬ究極のミッション、個性しかない罪人集団は団結して強敵に挑むのか!?
『十一人の賊軍』
『十一人の賊軍』
『十一人の賊軍』
『十一人の賊軍』
『十一人の賊軍』
『十一人の賊軍』
『十一人の賊軍』
『十一人の賊軍』
『十一人の賊軍』
『十一人の賊軍』
『十一人の賊軍』
『十一人の賊軍』
『十一人の賊軍』
『十一人の賊軍』
『十一人の賊軍』
『十一人の賊軍』
『十一人の賊軍』
『十一人の賊軍』
さらに、先月のキャスト解禁で顔が似ている!?とSNS上で密かに話題になった佐野岳とナダル。
『十一人の賊軍』
佐野も以前から自身のSNSで似ていると公言していたが、今作ではなんと双子の兄弟役であることが判明!官軍・先遣隊隊長、世良荘一郎(安藤ヒロキオ)の腹心として、官軍の中でも一際目立つ揃いの衣装を身にまとい、賊軍たちの前に立ちふさがる。オフショットでは二人仲良く肩を並べる一場面も。異色の共演となった二人の出演シーンも見逃すな!

舞台は1868年、「鳥羽・伏⾒の戦い」を皮切りに、15 代将軍・徳川慶喜を擁する「旧幕府軍」と、薩摩藩・長州藩を中心とする「新政府軍=官軍」で争われた“戊辰戦争”。
明治維新の中で起きた内戦であり、江戸幕府から明治政府へと政権が移り変わる激動の時代である。その戦いの最中、新発田(しばた)藩(現在の新潟県新発田市)で繰り広げられた歴史的事件・奥羽越列藩同盟軍への裏切り=旧幕府軍への裏切りのエピソードをもとに、原案・笠原和夫は11 人の罪人たちが「決死隊」として新発田藩の砦を守る任に就くストーリーを創作した。
笠原は「勝てば官軍、負ければ賊軍」という言葉の通り、勝った方が全て正しく、勝敗によって善悪が決まるのが当たり前の時代に“果たして勝つことだけが正義なのか?”と一石を投じるべく、憎き藩のために命をかけて砦を守らなければならない罪人たちの葛藤を構想した。しかし当時の東映京都撮影所所長・岡田茂は物語の結末が気に入らずボツに。怒りに狂った笠原は350 枚ものシナリオを破り捨ててしまい、日の目を見ることのないままとなってしまったが、笠原和夫が描こうとしたドラマは今まさに日本が抱えている社会問題とシンクロすると確信した現代の東映が企画・映画化。

十一人の賊軍出演:
山田孝之 仲野太賀
尾上右近 鞘師里保 佐久本宝 千原せいじ 岡山天音 松浦祐也 一ノ瀬颯 小柳亮太 本山力
野村周平 田中俊介 松尾諭 音尾琢真 / 柴崎楓雅 佐藤五郎 吉沢悠 / 駿河太郎 松角洋平
浅香航大 佐野和真 安藤ヒロキオ 佐野岳 ナダル / 木竜麻生 長井恵里 西田尚美
玉木宏 / 阿部サダヲ

スタッフ:
監督:白石和彌
原案:笠原和夫 脚本:池上純哉 音楽:松隈ケンタ
企画・プロデュース:紀伊宗之 プロデューサー:髙橋大典
ラインプロデューサー:鈴木嘉弘 キャスティングプロデューサー:田端利江 音楽プロデューサー:津島玄一
撮影:池田直矢 照明:舘野秀樹 録音:浦田和治 音響効果:柴﨑憲治 編集:加藤ひとみ
美術:沖原正純 装飾:郷原慶太
小道具:松永一太 衣裳:大塚満 メイク床山:山下みどり 特殊メイク:中田彰輝
アクションコーディネーター:吉田浩之 操演:宇田川幸夫 ガンエフェクト:早川光
シニアVFXスーパーバイザー:尾上克郎 特撮/VFXスーパーバイザー:神谷誠
監督補:松尾浩道 助監督:藤江儀全 制作担当:松村隆司
制作プロダクション:ドラゴンフライエンタテインメント
配給:東映