この度、11月2日より劇場公開となる映画『STRANGERS』の本ポスタービジュアル、予告篇映像、さらにキャスト陣のコメントが到着しましたので、ご紹介。
本作は婚約者の浮気、マッチングアプリ、パパ活など現代社会に潜む甘い罠と不安の渦の中で自分自身を見失っていくひとりの女性を描く心理サスペンス・スリラー。
主人公の直子を演じるのは『鯨の骨』(23)、『夜明けまでバス停で』(22)、『嵐電』(19)、『菊とギロチン』(18)など話題作への出演が絶えない大西礼芳。
大西礼芳コメント
本作を撮影したのは2年前の初夏でした。穏やかな気候に包まれながら、終始不穏な空気の漂う映画を撮影する楽しさを今でも忘れることができません。恐怖映画を撮っているはずなのに喜劇映画を撮っているような感覚さえあり、その奇妙さは映画本編にも映し出されているのではないかと思います。ある人物に出会ったことで、自分自身認識していなかった自分と対面し変化していく女性を、驚きと喜びをもって演じました。多くの方々にこの映画が届くことを願っています。
さらに、濱口竜介監督作や黒沢清監督作に出演するなど国際的に活躍の場を広げている玄理が、現代社会の中で不安を抱える直子にとってのファム・ファタール〈魅惑する女〉山口を演じる。
玄理コメント
あの人みたいになりたい、なれたらこんな人生一発で変わるかも。自分だけちょっと損してる気がする。私だってやれば出来るのに。あの人の方が、上手くやってる。誰しも心に「山口」を抱えてる時代なのかなと思いました。山口を演じた自分の後ろ姿に、次々と他の女の子が重なり合っていって、自分でも見分けがつかなくなる瞬間に心がザワザワしました。
また、唯一無二のサスペンスを支える重要な役割の担い手として柾木玲弥、小川あん、宮田佳典、岩瀬亮らが集った。
柾木玲弥コメント
和田を演じさせて頂きました、柾木玲弥です。この作品を通して改めて作品作りの楽しさを感じた、大切な映画です。キャスト、スタッフ含め、全ての人間がプロフェッショナルで、作品をより良いものにしようと切磋琢磨して出来上がった作品です。登場人物それぞれが持つ感情・想いが交錯しながら、物語が進みどう展開されていくのかを、ぜひ劇場でお楽しみください。
小川あんコメント
脚本を手にしたとき、物語が未知数で、手がかりが掴めなかった。それは、とても魅力に溢れてました。『STRANGERS』は、一つ一つのシーンが分解され、全体が明らかになってくる、ジグソーパズルのような作品です。でも、輪郭は見えても、正体は不確か。池田監督は、丁寧に緻密に、その作業をされていたと思います。手探りのようなサスペンスを、ぜひ味わってください!
今回公開されたポスタービジュアルには、主人公・直子の横顔と、そして何故か同じ恰好の山口らしき姿。「いびつな世界と、美しいわたし」のキャッチコピーが、まさにタイトル通りの“奇妙”な“他者”を表現する。
終始不穏な低音が鳴り響くなか、平和な日常とはほど遠い家庭の問題に悩まされる直子の姿が。そんな中、アプリで出逢った男性のため恋人を演じる山口という女性に出逢う。「普段とは少し違う自分」を演じる山口に徐々に魅かれていき、変わりゆく直子、そして…。服についた血、壁の染み、見知らぬ顔、変わりゆく世界。いびつな世界で日常からかけ離れてゆく直子は、一体どこへ向かうのだろうか。
物語・・・ 婚約者の浮気を知る直子は、不思議な魅力をもつ同僚の山口紗季にみちびかれてマッチングアプリを始める。 さまざまな男と出会い金を受け取りながら、かりそめのデートを繰り返す直子は、日に日に派手になっていく。 自分自身の姿形が次第に山口に似てきていることに気づき動揺するも、やめることができない。 そうすることで不安も取り除かれていると錯覚する直子は、次第に自分自身を見失っていき、さらなる不安の渦に沈んでいく。 |
出演:大西礼芳、柾木玲弥、小川あん、宮田佳典、佐藤玲、岩瀬亮、谷川昭一朗/玄理
監督・脚本:池田健太
エグゼクティブ・プロデューサー:原典孝
プロデューサー:永山正史、池田健太
音楽:橋本秀幸 撮影:佐々木靖之 美術:安藤真人
スタイリスト:碓井章訓 ヘアメイク:菅原美和子
整音:柳田耕佑 助監督:古畑耕平
制作担当:前田優也 音響効果:武藤晶子 VFX:山本康士 インティマシーコーディネーター:浅田智穂 宣伝美術:千葉健太郎 スチール:江森康之
企画・製作・配給:impasse
【2023年/日本/99分/カラー/HD/1.66(ビスタ)/5.1ch/DCP/映倫審査区分:G】
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