2024年10月4日より劇場公開される、全米の興行収入ランキングで2週連続1位を獲得した映画「シビル・ウォー アメリカ最後の日」から、本編映像の一部が公開された。
公開されたのは、出身地だけで生死のジャッジを下していく得体の知れない男を捉えた本編映像。「どういう米国人だ?」「中米か?南米か?」と、赤いサングラスをかけた“得体の知れない男(ジェシー・プレモンス)”が、主人公のリーたちの出身地を1人ずつ詰問。答えていくリーたちに、「米国的だ」「それが米国人だ」と、出身地だけで身勝手に目の前の人間の”生死のジャッジ”を下していく。
このシーンは、監督が今の現実世界で起こっている”差別の縮図”として描き出したという。フロリダ出身の記者ジョエルを演じたモウラはこのシーンについて、「僕がアメリカ人ではないということもあり、プレモンスが放つ驚くほどに自然な人種差別の強烈な憎悪に向き合うことは本当に大変でした」「撮影に丸一日かかったこのシーンは、過酷で体力的にも苦しかった。自分と友人の命乞いをして、人種差別的なジェシー・プレモンスの演技を見て一日が終わる頃、僕は横たわって泣いたのを覚えています。このシーンのあと30分泣き続けたのを覚えています。とても強烈でした」と圧倒的な恐怖を抱えた撮影を振り返っている。
「シビル・ウォー アメリカ最後の日」は、連邦政府から19の州が離脱した近未来のアメリカを舞台とした作品。国内で大規模な分断が進み、カリフォルニア州とテキサス州が同盟した西部勢力と、政府軍による内戦が勃発していた。戦場カメラマンのリーをはじめとする4人のジャーナリスト・チームは、ニューヨークから約1300キロの戦場と化した道を走り、大統領がホワイトハウスに立てこもる首都・ワシントンDCへと向かう。
「エクス・マキナ」で第88回アカデミー賞の視覚効果賞を受賞したアレックス・ガーランドが、自身のオリジナル脚本を元に監督。「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」などを送り出してきた映画スタジオ・A24が製作し、A24史上最高のオープニング記録を樹立した。
『シビル・ウォー アメリカ最後の日』は10月4日 (金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開。
シビル・ウォー アメリカ最後の日
2024年10月4日 (金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
監督/脚本:アレックス・ガーランド
キャスト:キルステン・ダンスト、ワグネル・モウラ、スティーヴン・マッキンリー・ヘンダーソン、ケイリー・スピーニー
配給:ハピネットファントム・スタジオ
原題:CIVIL WAR|2024年|アメリカ・イギリス映画|109分|PG12
©2023 Miller Avenue Rights LLC; IPR.VC Fund II KY. All Rights Reserved.