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菅田将暉主演 、岸監督 、宮藤官九郎脚本_映画『サンセット・サンライズ』1月公開決定、ビジュアルも!

楡周平の同名小説を原作とした映画「サンセット・サンライズ」が、2025年1月に劇場公開されることが決まった。監督は「正欲」「あゝ、荒野」などの岸善幸、脚本は宮藤官九郎が務める。主演は、「あゝ、荒野」以来7年ぶりのタッグとなる菅田将暉。

「サンセット・サンライズ」は、「移住」をテーマに、現代を生きる人々の”新しい幸せのカタチ”を描いた作品。都会から移住したサラリーマンと宮城県・南三陸で生きる住民との交流や、人々の力強さや温かさをユーモアたっぷりに描き、その背景にあるコロナ禍の日本、過疎化に悩む地方、震災などの社会問題と向き合いながら、豊かなエンターテインメントに転化させたヒューマン・コメディとなっている。

菅田将暉が演じるのは、東京から三陸へと“お試し移住”する主人公の晋作役。自分に正直に生きるエネルギーで、人の心を動かしつないでいくキャラクターを体現している。「あゝ、荒野」を撮り終わった後に岸監督と「次は笑える作品がいいよね」と話したという菅田は、「沢山涙を流したからか自然と笑顔を求めていたように思う」と、本作への出演の思いを振り返っている。

公開された第一弾ビジュアルでは、釣り好きの晋作が今まさに“なにか”を釣り上げた瞬間が切り取られている。「新しい生き方、釣れちゃった!?」のコピーには、“お試し移住”した先で思いもよらない人生が待ち受けていたことが込められている。

菅田将暉、監督の岸善幸、脚本の宮藤官九郎のコメントも公開された。コメントは以下の通り。

【コメント】

■菅田将暉(主演)
岸善幸監督と『あゝ、荒野』を撮り終わった後、次は笑える作品が良いよねと話していました。沢山涙を流したからか自然と笑顔を求めていたように思います。そんな中、脚本に宮藤官九郎さんが加わると聞きました。上がってきた脚本は悲しみの先に笑顔を作ろうとする人たちの物語でした。岸さんの生活力と宮藤さんのセンス、お二人の想いが温かい願いとなってこの作品は生まれたんだと思います。沢山の方に届き、少しでも笑顔になってもらえたら幸いです。ちなみに目標通り撮影現場は笑顔でいっぱいでした。
僕自身沢山笑い、ほんの少し泣きました。映画『サンセット・サンライズ』宜しくお願いします。

■岸善幸(監督)
宮藤さんに初めてお会いしたとき、原作の東北人キャラについて笑い合うことができ、この作品を宮藤さんの脚本でつくってみたいと思いました。自分にとっては初めてのコメディ作品ですが、宮藤さんならではの笑いを大切に演出することを心がけました。
菅田さんとは7年ぶりの作品になりました。俳優としてどんどん新しい役に挑戦を続けていて、久しぶりにあった彼はとても大きな俳優になっていました。一つだけ、変わらないなあと思えたのは、役に向き合う姿勢です。晋作という人物の優しさや繊細さ、感情の振れ幅は見事で、現場ではただただ笑い転げていました。菅田さんの表現領域が広がっていくような瞬間があって、それを目の当たりにできたことが本当に嬉しかったです。
悲しみを癒すのに時間の流れというものがあるとしたら、もう一つ、悲しみを癒せるのは、人との出会いかもしれません。菅田さん演じる晋作を見ていてそう思えました。この映画を観る皆さんにもそれを感じてもらえたら幸せです。

■宮藤官九郎(脚本)
僕は宮城県出身なのに、そういえば⾃分の地元を正面から描いたことはまだなかったんです。子供の頃は父親と南三陸で魚釣りをして遊んだりしてて、コロナ禍の趣味として、また釣りを始めていたこともあって、自分の好きな分野の話だし、舞台も方言も知っている土地と言葉だし、僕自身も地元に住んでテレワークで仕事できないかなと考えたことがあったので、他人事とは思えない物語でした。震災の話になると、僕は疎外感を味わうというか、なんかこう切なくなるんですよね。ずっとモヤモヤしてたんだけど、それに対する答えを現時点で言葉にするならこういう感じかなとしっくりきたんです。それが僕の一番言いたかったことかなと思います。
自分の書いた映画で、こんなに食べるものが出てくるのは初めてなんです。東北って本来は食が一つの大きな売りなのに、正直今までピンときていなかったんですよね。どんこ汁を美味い美味いと言って晋作が食べるのは、自分で書いていても新鮮だったし、菅田君が本当に嬉しそうに食べているのが僕の映画じゃないみたいですごく好きです。

【作品情報】
サンセット・サンライズ
2025年1月全国公開
配給:ワーナー・ブラザース映画
©楡周平/講談社 ©2024「サンセット・サンライズ」製作委員会