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映画『美食家ダリのレストラン』著名人から絶賛コメントが到着

ダリの住む街で起こった、人生と料理の美味しいレストラン革命を描く『美食家ダリのレストラン』が8月16日(金)より全国公開。このたび、各界著名人から絶賛コメントが到着した。

本作は、サルバドール・ダリが愛したスペインの海辺の街カダケスを舞台に、若き天才シェフによる革命的なレストランの誕生を描く物語。今まで誰も目にしたことのない、「全ての人を幸せにする」魅惑的で胸躍る料理とは?

本作の料理人フェルナンドと弟アルベルトのモデルとなったのは、伝説的三ツ星レストラン「エル・ブジ」の料理長を務め、エル・ブジ営業当時に「世界のベストレストラン50」の1位に5度選ばれる快挙を達成した天才シェフのフェラン・アドリアと、その弟で共にエル・ブジの発展に貢献したアルベルト・アドリア。「エル・ブジ」のドキュメンタリー制作経験もありフェランとも親交の深いダビット・プジョル監督は、脚本段階から本人にコンタクトを取りながら映画制作に挑んだ。

完成した映画を観たフェラン・アドリア本人も「この映画は美食の観点からも完璧だ」と太鼓判を押したとのこと。今回新たに解禁された場面写真では、カリスマあふれる一流レストラン時代のフェルナンドをとらえた一枚や、レストラン「シュルレアル」を支える面々をはじめ、エル・ブジでも提供された「ウニと白インゲン豆の泡仕立て」や「チキンカレーのアイス」ら独創性溢れる料理が明らかに。

さらに、日本公開に先立ち映画をいち早く鑑賞した各界著名人7名からコメントも到着。画家のヒグチユウコ、美術家で6次元主宰のナカムラクニオらのクリエイターたちをはじめ、料理家で食育インストラクターの和田明日香、料理研究家のリュウジ、「エル・ブジ」で修業した数少ない日本人である料理人の山田チカラ、家政婦のタサン志麻、食の雑誌「dancyu」発行人の植野広生と料理界からも、アートと料理、それぞれの世界で革命に挑んだダリとフェラン・アドリアへのリスペクトにあふれた本作に、共感と絶賛の声が続々と到着した。コメント全文・一覧は以下のとおり。

『美食家ダリのレストラン』は8月16日(金)より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、シネ・リーブル池袋ほか全国公開。

著名人コメント ※順不同・敬称略

憧れ、驚き、落胆、怒り、喜び、感情が調理のプロセスのように重なっていく。
カオスのさなか、全てをはらんだ唯一無二の一皿が誕生する。
日々わたしたちが味わっているのは、味そのものよりもその一皿に込められた物語なのかもしれない。
―和田明日香(料理家、食育インストラクター)

強く憧れる誰かに…という熱い想いと、
滑稽なほどのアピール。愛らしい映画。
―ヒグチユウコ(画家)

潮風が香ってきそうなリッチな映像と料理に、美しくも情熱的なロマンス!
マジックアワーのような美食にベロベロに酔いしれること間違いなし!
個人的にはお酒とのマリアージュを楽しみながら鑑賞するのがオススメです!
―リュウジ(料理研究家)

芸術家と料理人は似ています。
孤独の中で自分の信念やスタイルをしっかり持ち続ければ、それを愛してくれる人が必ずいる。
そしてその作品や料理は、当たり前だけど、その土地の自然や、歴史や、人々がいるからこそ完成するものなのだと思いました。
―タサン志麻(家政婦)

料理は、笑顔と感動だけでなく、狂気と愛憎をも生み出す熱量を秘めている……輝く風景、人間模様、美しく繊細な皿の数々が織り成すカオスから、そして希望と絶望の象徴であるダリの存在から、「食」の奥深い本質を改めて突き付けられました。
―植野広生(dancyu発行人)

コスタブラバの海と海の幸、カダケスの白い家と坂道…舞台は1970年代だが現代のカダケスと全く同じ景色。ダリが見ていた景色のままの世界の中でエル・ブジの料理は生まれたんだ!
ところどころにエル・ブジで良く聞いたフェランの言葉が散りばめられていたり、料理が誕生した背景がわかるとワクワクする。ダリを感じさせる演出がとても良いエッセンスになっていて懐かしくもなる。
―山田チカラ(料理人)

もはや……、目で食べる空想レストラン!
「美食」「ダリ」「地中海」「スペイン」
が好きな人が夢見る超現実的な映画です。
―ナカムラクニオ(美術家/6次元主宰)

作品情報

美食家ダリのレストラン
2024年8月16日(金)より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、シネ・リーブル池袋ほか全国公開

STORY
1974年、フランコ政権末期のスペイン。バルセロナを追われた料理人フェルナンドとアルベルトの兄弟は、友人フランソワの伝手でサルバドール・ダリの住んでいる海辺の街カダケスに辿り着く。彼らを迎えたのは魅力的な海洋生物学者のロラ、そしてその父—ダリを崇拝する、レストラン「シュルレアル」のオーナーであるジュールズだった。「いつかダリに当店でディナーを」をスローガンに、ありとあらゆる無謀な試みに奔走しながら、情熱を謳い続けるジュールズ。やがてそのカオスはフェルナンドの料理に新たな風をもたらし、世界規模の革命的シェフの誕生を呼ぶことになる。

2023/スペイン/スペイン語、フランス語/カラー/115分

提供:コムストック・グループ/ファインフィルムズ 配給:ファインフィルムズ/コムストック・グループ

原題:Esperando a Dali 映倫:G   後援:スペイン大使館 Embajada de España / インスティトゥト・セルバンテス東京

©ESPERANDO A DALÍ A.I.E. 2022