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『デューン/砂の惑星』4Kリマスター版公開を記念してデヴィッド・リンチ監督のインタビュー解禁

誰もが知る不朽の名作や、密かに人気を博す隠れた傑作を、東京テアトルのセレクションで贈るスペシャル・プログラム「テアトル・クラシックス ACT.4 『デューン/砂の惑星』4Kリマスター版」が8月2日(金)より全国順次ロードショー。このたび、公開当時のデヴィッド・リンチ監督のインタビューが解禁された。

「小説の内容から逸脱せずに現実的な上映時間に落とし込むことを心掛けた」

『キングコング』(76)などを手掛けた大物プロデューサー、ディノ・デ・ラウレンティスがデヴィッド・リンチ監督を抜擢し、多額の製作費を投じて、映像化不可能と言われたフランク・ハーバートによるSF大河小説の映画化に挑んだ『デューン/砂の惑星』。西暦10191年。砂に覆われ、巨大な虫が支配する“デューン”と呼ばれる荒涼の惑星・アラキス。皇帝シャダム4世の従弟にあたるアトレイデス公爵の息子・ポールを中心に、宇宙を支配する力を持つ「メランジ」と呼ばれるスパイスを巡り、覇権をめぐって繰り広げられる勢力争いを描く。日本公開から40年、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、ティモシー・シャラメ主演による「リメイク3部作」が注目を浴びるなか、全盛期を迎えつつあったリンチ・ワールドが詰め込まれた伝説の超大作が4Kリマスター版としてスクリーンに蘇る。

このたびデヴィッド・リンチ監督が公開当時に語ったインタビューが解禁された。リンチ監督は「『イレイザーヘッド』『エレファント・マン』に続いて本作を撮ったが、これまでに見たこともない巨額の費用がかかっていた。撮影は週6日作業して3年半の年月を費やした」と本作につぎ込まれた莫大な予算や長い撮影期間を振り返る。

監督を引き受けた理由として「原作がすばらしかったので監督を引き受けることにしたんだ」と語り、「『砂の惑星』はSF小説としては変わった趣がある。様々な要素が織り込まれているんだ。だから本作はSFだとしても単に宇宙船だけが出てくるだけの映画ではない」と本作ならではの魅力を伝えている。

一方で、「小説の内容全ては描けないから、脚本を作るときは本質を考えることが大切だ。だから残すべき要素を吟味する必要がある。小説の内容から逸脱せずに現実的な上映時間に落とし込むことを心掛けたよ。脚本を作るだけでも1年半もかかったが、撮影中にも脚本を改訂したんだ。撮影をしていると脚本の細かな不備に気付くから、その場で修正を入れて穴埋めをしたりね」と映画化にあたっての試行錯誤を語った。

原作者のフランク・ハーバートも、「これは原作に忠実に作られた数少ない映画だと確信している。観客はカタルシスを覚えるだろう」とリンチ監督の手腕に称賛のコメントを残している。

「テアトル・クラシックス ACT.4『デューン/砂の惑星』4Kリマスター版」は8月2日(金)より公開。

作品情報

テアトル・クラシックス ACT.4 『デューン/砂の惑星』4Kリマスター版
2024年8月2日(金)よりシネ・リーブル池袋 ほか全国順次公開

監督・脚本:デヴィッド・リンチ 原作:フランク・ハーバート 製作:ラファエラ・デ・ラウレンティス 製作総指揮:ディノ・デ・ラウレンティス
撮影:フレディ・フランシス 編集:アントニー・ギブス 音楽:ブライアン・イーノ、TOTO
出演:カイル・マクラクラン、ユルゲン・プロホノフ、フランチェスカ・アニス、マックス・フォン・シドー、ショーン・ヤング、パトリック・スチュワート、スティング、ホセ・ファーラー

1984年製作|137分|アメリカ|原題:Dune

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公式サイト www.theatres-classics.com