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『フェラーリ』超危険な[ミッレミリア]を解説する特別映像が解禁!

フェラーリ社の設立から10年が過ぎた1957年、私生活と会社経営で窮地に立たされたエンツォが全てを投げうって、イタリア全土1000マイル縦断の公道レース【ミッレミリア】に挑戦する姿を描く本作。解禁されたのは、日本ではまだあまり知られていない【ミッレミリア】について、本編映像とともにキャストとスタッフが解説する特別映像だ。

映画「フェラーリ」特別映像(ミッレミリア編)

「ミッレミリア」とはイタリア語で「1000マイル(約1600km)」の意味。北イタリア・ロンバルディア州ブレシアをスタート/ゴール地点とし、一般公道のみで約1600kmを本気のレーシングスピードで走破する、伝説の都市間レース。貧しさゆえに常設サーキットの少なかったイタリアでは、ミッレミリアは国民的人気イベントであり、その戦果は、スポーツカーメーカーの命運をも左右していたと言われている。1927年にスタートしたミッレミリアだが、本作で描かれた1957年のレースをもって幕を閉じることとなる。(現在、同名レースはクラシックカー・レースとして開催されており、劇中当時とは異なるレースである)

また自身もレースドライバーとしての経験を持つパトリック・デンプシーマイケル・マン監督が、「ミスをすれば死が待ってる」「当時のレースは死の危険が伴う」と言及するように、1950年代当時、レースでの失敗は死を意味するほど非常に危険なものだった。劇中にも息を呑むほど衝撃的なクラッシュシーンが登場するが、なぜレーサーたちはこんなにも危険なレースに魅了されるのか?

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マン監督は「事故には遭わないという信念があるんだ。レースから逃れられない」とエンツォのセリフを引用しつつ彼らの心情を語り、デンプシーは「瞑想と同じだよ。相当なスピードだ、無心になって集中する。すると静寂のなかで心が浄化された状態になる」とレーサーだからこそ語ることができる視点で分析する。

エンツォの役作りのために、実際のレース場でのテスト走行に同乗したアダム・ドライバーは、「すべてのカーブに危険が潜む。何が起こるか分からないが、そんな危険な状況で勝利を獲得するためにどうやって目の前に集中するのか」と語る。構想30年を費やした巨匠マイケル・マン×アカデミー賞(R)受賞の撮影監督エリック・メッサーシュミットによる、圧倒的な臨場感と壮大なスケール感あふれるレース・シーンに注目だ。

ストーリー

1957年。イタリアの自動車メーカー「フェラーリ」の創始者エンツォ・フェラーリは激動の渦中にいた。妻ラウラとともに設立した会社は経営の危機に瀕し、1年前の息子ディーノの死により家庭は破綻。その一方で、愛するパートナー、リナ・ラルディとの間に生まれた息子ピエロを認知することは叶わない。再起を誓ったエンツォは、イタリア全土1000マイルを走る過酷なロードレース“ミッレミリア”にすべてを賭けて挑む――。

『フェラーリ』
出演:アダム・ドライバー、ペネロペ・クルス、シャイリーン・ウッドリー、パトリック・デンプシー
監督:マイケル・マン(『ヒート』)
脚本:トロイ・ケネディ・マーティン
原作:ブロック・イェイツ著「エンツォ・フェラーリ 跳ね馬の肖像」
2023年|アメリカ|英語・イタリア語|カラー・モノクロ|スコープサイズ|132分|原題:FERRARI|字幕翻訳:松崎広幸|PG12
提供:木下グループ
配給:キノフィルムズ
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公式サイト:https://www.ferrari-movie.jp
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