女優の森川葵は、17日に東京都内で初の著書『じんせいに諦めがつかない』(講談社)の発売記念会見を行いました。
この本には、森川が『小説現代』で連載していたエッセーを加筆修正したものに、書き下ろしのエッセーを加えた計26編が収録されています。森川は「文章は自分の気持ちを伝える手段」と語り、「この本のエッセーでは『心の中ではこう思っている』ということをなるべく書こうとしました。それを人に伝えたい、知ってもらいたいという思いで書いていました」と振り返りました。
「自分なりの文章構造があって、最後の3行くらいで言いたいことを書いて締めくくるんです」と説明し、「文章を読むのが苦手な人は、最後の3行や5行を読んでいただければ、私が言いたいことが伝わると思います」とアピールしました。
29歳の誕生日を迎えた森川は、サプライズケーキで祝福されました。抱負を尋ねられると、「最近、仕事場で年下のスタッフや共演者が増えてきました。大人としての自覚を持って人と向き合っていきたいので、もっと精神的に成長することを目標に頑張りたいです」と語り。また、誕生日を祝ってくれる友人がいるかと聞かれると、「毎年お祝いしてくれる友人たちが誘ってくれるので、その子たちと誕生日を過ごす予定です」と笑顔で答え。
誕生日で印象に残っている出来事について聞かれると、森川は「昨年、友人が誕生日を計画してくれて、その場に『賭ケグルイ』で共演した浜辺美波がサプライズで来てくれました。友人が前もって浜辺さんのスケジュールを押さえてくれて、浜辺さんも『誕生日を祝いたい』と言って駆けつけてくれて、本当に幸せで嬉しい誕生日でした」と回想しました。
最後に、最近プライベートで諦めたことを尋ねられると、「書類を出しに行くことです」と答え、「本当にやらなきゃいけないことほど後回しにしてしまいます。大人になるといろんな書類がたくさん来て、期限ギリギリまでやることを諦めちゃいますね」と苦笑しました。
◆森川葵、初著書「じんせいに諦めがつかない」
俳優の森川葵は、多忙なスケジュールの中で、2年間にわたり毎月締切のある小説誌『小説現代』にエッセイを連載してきました。本書『じんせいに諦めがつかない』には、文章を書くことへの思いや女優としての考え、愛猫についてなど、森川が日々感じた諦めきれなかったエピソードが綴られています。
本書の装画は、King Gnuのアートワークを手掛けるクリエイティブチーム「PERIMETRON」の荒居誠氏が担当しています。メインビジュアルには、森川の飼い猫である黒猫の吉と白猫のヤンが躍動感あふれるイラストで描かれています。