「医龍-Team Medical Dragon-」など、多岐にわたるテーマを緻密な人間描写を通じて表現することに定評がある乃木坂太郎が2019年から「ビッグコミックスペリオール」(小学館)で連載し、累計発行部数が250万部のベストセラーコミックスとなっている「夏目アラタの結婚」(2024年1月完結)。
連続殺人犯の死刑囚にプロポーズすることから始まる衝撃の獄中サスペンスは、主人公:アラタと死刑囚:真珠との頭脳戦や二転三転する展開が読者を惹きつけ、「次にくるマンガ大賞 2020」U-NEXT特別賞コミックス部門を受賞、世界最大級の日本アニメ・マンガのコミュニティサイト「MyAnimeList」でも紹介されるなど、国内外から高く評価されている。
中でも、品川真珠が“怖かわいい”と話題を呼び、ファンアートも多数公開されている話題作が、待望の実写映画化!
9月6日に全国公開となります。
柳楽優弥x黒島結菜
日本中を震撼させた連続殺人事件の遺族から相談を受け死刑囚に会いに行く元ヤンキーで児童相談所の職員である主人公:夏目アラタ(なつめ あらた)役に日本を代表する実力派俳優・柳楽優弥。物語の鍵を握る“品川ピエロ”の異名をもつ連続殺人犯にして死刑囚の品川真珠(しながわ しんじゅ)役には黒島結菜。過去の天真爛漫で爽やかなイメージからは想像もできないキャラクターで、新境地に挑む。
監督は・・・
監督には「十二人の死にたい子どもたち」をはじめ「イニシエーション・ラブ」、「TRICK」シリーズや「SPEC」シリーズなど数々のスタイリッシュな映像美と圧倒的なキャラクター描写で熱狂的なファンを生み出してきた鬼才・堤幸彦。
事件の真相を探るために死刑囚に結婚を申し込む主人公:夏目アラタ(なつめ あらた)役を柳楽優弥、物語の鍵を握る“品川ピエロ”の異名をもつ連続殺人犯にして死刑囚の品川真珠(しながわ しんじゅ)役を黒島結菜が演じることが解禁されると、SNSを中心に『「夏目アラタの結婚」実写化!しかもアラタ柳楽さんか!これは楽しみ!!』、『黒島結菜ちゃんが真珠に見えた、、、!』など大きな反響を呼び話題となった本作。今回新たなキャストとして、事件の担当弁護士であり、真珠の無実を信じる宮前光一役に中川大志、アラタが勤める児童相談所の先輩で真珠に心酔する桃山香役に丸山礼、アラタの行動を注視する児童相談所の所長・大高利郎役に立川志らく、真珠を追い詰める検事、桜井健役に福士誠治、面会室でのやり取りを見張る刑務官・井出茂雄役に今野浩喜、控訴審の裁判長で真珠の本心を疑う神波昌治役で市村正親の豪華6人が解禁となった。
二転三転する真珠の供述に翻弄されながらも、彼女の無実を信じ疾走する。撮影で印象に残ったシーンを聞かれると、中川「やっぱり裁判シーンですね。僕が演じた宮前は弁護士の役だったので、裁判のシーンは一つの見せ場でした。事件の時系列を説明したり、専門的な用語がたくさんあるセリフを覚えるのは苦戦しましたし、緊張の連続でしたが、とても楽しく演じきることができました」と手ごたえを明かした。夏目アラタを演じた柳楽については、「柳楽さんはすごく尊敬する先輩で、大好きな役者さんなので、いつかご一緒できたらいいなとずっと思っていました。今回共演することが出来て嬉しかったですし、とても優しくてチャーミングな方なので、現場ではいつも楽しく過ごさせていただきました」と柳楽への尊敬の思いと、待望の映画共演の喜びを明かした。逆に役柄が影響してか黒島とは現場ではほとんど話さなかったという中川は「黒島さんとは、死刑囚と弁護士という二人の絶妙な距離感を保ちながらお芝居していました。黒島さんが、真珠のキャラクターをどの様に成立させるか葛藤しながら、自分の中で噛み砕いて戦っている姿を見ていたので、その姿に心を動かされましたし、僕もそこにシンクロさせながら演じることができました。真珠の得体のしれないパワフルさや、周りの人たちの心をどんどんかき乱して引き込んでいく姿は魅力的ですし、僕自身も自然と引き込まれていってしまいました」と自身の演じる役と自然とリンクしながら黒島演じる真珠の魅力に引き込まれたいったことを明かした。
丸山礼が演じる桃山香はアラタの先輩の児童相談所職員。
アラタの様子を心配しながらも自身も真珠と接することで翻弄され次第に心酔していく。バラエティやSNSを中心に多岐にわたって活躍する丸山だが、本作でついに映画初出演を叶えた。丸山は撮影を振り返って印象に残るシーンを聞かれると、「やっぱり真珠とのシーンかなって思います。本当に何回も緊張するシーンを撮らなくてはいけず、帰ってから肩がガチガチになるぐらいで、すごく大変でした。黒島さんとは同い年というのもあったので対面するときは私個人としての感情を井戸を掘るぐらいの感覚で(笑)ブシャーっと出していくようなイメージで気持ちを作っていたので、そこを楽しんでもらいたいなと(笑)」と役柄と自身を重ねながら演じたと語った。児童相談所の同僚として共演した柳楽については、「私からするとすごいレジェンドすぎる方なので最初どうして良いかわからず、本当に失礼なんですけど、握手を求めちゃいましたね(笑)『握手してすみません』というところから始まったのですが、そこから、休みの日に何するのとか、流行りの写真の撮り方などの話をさせていただいて、距離が縮まっていったと思います。私は絵文字が好きなんですけど、柳楽さんはハートに炎が上がっている絵文字が好きだって言ってました(笑)本当にいつもニコニコされていてお話ししやすく、現場では一番たくさんお話しさせていただきました」と現場での柳楽との和やかなエピソードを明かした。
市村正親が演じる神波は真珠の控訴審の裁判長。
真珠の言動を懐疑的に見ながら裁判を見守る。裁判長という役柄について市村は、市村「僕が演じた裁判長の神波の人間性っていうのは、裏の裏のさらにもう一つ裏まで見据えているような男なのかなと。一見すると何を考えているのかわからない雰囲気の中で、奥の奥の奥をずっと見ているように感じさせるように常に意識していました」と振り返っている。また印象に残ったシーンについては、市村「黒島さんの演じた真珠は個性が強く、見ているこちらもあっと口が開いてしまうくらいの演技をされていてすごかったです。裁判中にキレかかってきた時の芝居は、演技なのか本気なのかわからないような感じで、近寄りたくないなと思わず思ってしまうくらいでした。そういう裁判の場面での真珠の表現の仕方が面白かったですね。決して大きくはない体の中に真珠の全てを詰めて、核をしっかり持ってきているなとひしひしと感じました」と黒島の熱演を賞賛した。また柳楽についても、市村「優弥は他の舞台で一緒になったことがあります。彼は子役の頃から賞を取ったりして今日までキャリアを詰み続けてきたんですよね。他でも色々な良い仕事していて…実はマッサージトレーナーも一緒なんですよ。だから僕にとってはどこか息子のような感じがあり、温かい目で見守っていました」と信頼を寄せていた。
合わせて解禁となった特別映像は、新たに解禁された中川大志演じる弁護士の宮前ら新キャラクター達が、事件を巡り品川真珠に振り回され翻弄されていく様子が描かれており、観ている側も引き込まれる緊迫の映像となっている。
物語・・・ “品川ピエロ”の異名で知られ、日本中を震撼させた連続バラバラ殺人事件の犯人・品川真珠。死刑囚として収監されている22歳の真珠のもとを訪れた、元ヤンキーで児童相談所の職員である夏目アラタは、突如“獄中結婚”を申し出るのだった…。 |