石原さとみが主演を務め、「ヒメアノ~ル」「空白」などで知られる吉田恵輔(※「吉」は“つちよし”が正式表記)が監督を務めた「ミッシング」(公開中)。本編冒頭映像の公開とともに、平日動員が“異例“の事態が起こっていたことが判明した。
ある日突然いなくなった幼い娘。その帰りを3カ月間、懸命に待ち望みながら、自分たちの力ではどうにもできない現実との間でもがき苦しみ、事件をめぐるマスコミと世間の声に翻弄される母親・沙織里(石原)とその家族。事件により世間の注目を浴びた事により、謂れのない誹謗中傷や好奇の目に晒されながらも「いつか必ず会える」と信じ続け、出口のない迷路を彷徨い続ける。
5月17日に公開された本作は、初週末の3日間で約7.5万人が劇場に足を運ぶ好スタートを切った。通常は平日に比べ、仕事や学校などが休みで時間の作りやすい週末や休日の方が劇場来場者は増える傾向にある。ところが、本作では上映館257館のうち、約半数とも言える劇場において「月曜日の動員数が、週末金土日のいずれかの動員数を上回る」という“異例”ともいえる活況を見せているのだ。
配給のワーナー・ブラザース映画の発表によると、257劇場のうち113劇場で、その現象が起きているという。ワーナー・ブラザース映画営業部長の鈴木氏は、以下のように語っている。
「公開初週末に早速観てくださったお客様から寄せられた、『ハンカチ必須。涙が止まらない』『今年No.1確実』『優しい光を感じる』といった、尋常ではない熱量の感想がSNSを中心に一気に広がっている。こんなにも多くの人が自らの言葉で熱い感想を発信するのは珍しい。何よりも本作でも描かれていることの一つ、<SNS>というツールを使用して作品の凄さを伝えたいという気持ちで溢れている。本作を観た人たちは、何か優しい気持ちに必ずなる。この映画を一人でも多くの人に届けることが優しい世の中を作る、という気持ちに揺れ動かされているのでは」
冒頭映像は、この盛り上がりを受けて解禁されたもの。失踪した幼い娘の思い出のシーン、そこから一転、娘を懸命に探す3カ月後の疲弊した母・沙織里(石原)と父・豊(青木崇高)。進展ない状況のため、キー局の取材が無くなる中、唯一家族の取材を続ける地元テレビ局の記者・砂田(中村倫也)とそのクルー。そして、SNS上で「事件に関与しているのでは?」と噂される沙織里の弟・圭吾(森優作)の姿など、細かな登場人物の設定が明らかになっている。
物語・・・ とある街で起きた幼女の失踪事件。あらゆる手を尽くすも、見つからないまま 3 ヶ月が過ぎていた。 娘・美羽の帰りを待ち続けるも少しずつ世間の関心が薄れていくことに焦る母・沙織里は、夫・豊との温度差から、夫婦喧嘩が絶えない。 唯一取材を続けてくれる地元テレビ局の記者・砂田を頼る日々だった。 そんな中、娘の失踪時、沙織里が推しのアイドルのライブに足を運んでいたことが知られると、ネット上で“育児放棄の母”と誹謗中傷の標的となってしまう。 世の中に溢れる欺瞞や好奇の目に晒され続けたことで沙織里の言動は次第に過剰になり、いつしかメディアが求める“悲劇の母”を演じてしまうほど、心を失くしていく。 一方、砂田には局上層部の意向で視聴率獲得の為に、沙織里や、沙織里の弟・圭吾に対する世間の関心を煽るような取材の指示が下ってしまう。 それでも沙織里は「ただただ、娘に会いたい」という一心で、世の中にすがり続ける。 その先にある、光に———。 |
「ミッシング」作品情報
公開日 | 2024年5月17日より全国公開中 |
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キャスト | 監督:吉田恵輔 出演:石原さとみ 青木崇高 森優作 小野花梨 細川岳 有田麗未 小松和重 カトウシンスケ 山本直寛 柳憂怜 美保純 中村倫也 |
製作 | 井原多美 菅井敦 小林敏之 高橋雅美 古賀奏一郎 |
企画:河村光庸 プロデューサー:大瀧亮 長井龍 古賀奏一郎 アソシエイトプロデューサー:行実良 小楠雄士 | |
撮影:志田貴之 照明:疋田淳 録音:田中博信 装飾:吉村昌悟 衣装:篠塚奈美 ヘアメイク:有路涼子 | |
配給 | ワーナー・ブラザース映画 |
制作国 | 日本(2024) |
上映時間 | 118分 |
公式サイト | https://wwws.warnerbros.co.jp/missing/ |
公式 X | @kokoromissing |
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