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『ぼくのお日さま』カンヌでフォトコール参加!

フランス現地時間5月19日(日)、第77回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門での公式上映を約8分間にものぼる熱狂的なスタンディングオベーションで称えられた『ぼくのお日さま』。翌5月20日(月)に、奥山大史(おくやま・ひろし)監督はじめ、池松壮亮、越山敬達、中西希亜良らが、海の光も眩しい<パレ>で行われたフォトコールに参加した。

映画『ぼくのお日さま』は、田舎町のスケートリンクを舞台に、吃音のあるアイスホッケーが苦手な少年タクヤ(越山敬達)と、選手の夢を諦めたスケートのコーチ荒川(池松壮亮)、コーチに憧れるスケート少女さくら(中西希亜良)の3人の視点で紡がれ、雪が降りはじめてから雪がとけるまでの、淡くて切ない小さな恋の物語を描く。監督の奥山大史が、撮影、脚本、編集も手がけている。

カンヌの清々しい青空をバックに、温かみがありながら明るさも感じるエルメスのグレイッシュな半袖シャツとカジュアルシックなカーキパンツに身を包んだ奥山監督。同じくエルメスの濃いグレイの長袖ポロシャツにブラックのタック入りパンツ、そして腕にはエレガントなレザーベルトのカルティエの時計を着用した池松壮亮、ヴァレンティの真っ白なシャツ風のつなぎというユニークでフレッシュな装いの越山敬達、柔かな素材にドットがプリントされた少女らしい可憐さが溢れる中西希亜良らが笑顔でフォトコールに登場。ポーズを求める大勢のメディアからの掛け声に順番に答えながら、終始溢れんばかりの笑顔で答えながら、時には4人全員で肩を組む姿を見せるなど、最後までリラックスした雰囲気で撮影に応じた。

本作は、「ある視点」部門の最優秀作品賞、審査員賞、監督賞などの賞の対象となり、これまで同部門では、黒沢 清監督が2008年に『トウキョウソナタ』で審査員賞を、2015年に『岸辺の旅』で監督賞を、2016年には深田晃司監督が『淵に立つ』で審査員賞を受賞しているが、同部門で最優秀作品賞を受賞すると日本史上初の快挙となる。
第77回カンヌ国際映画祭は、フランス現地日程5月14日(火)〜5月25日(土)まで開催され、「ある視点」部門の授賞式はカンヌ現地日時の5月24日(金)に行われる。映画『ぼくのお日さま』は、9月全国公開。