第32回橋田賞の授賞式が本日5月10日に東京・ホテルニューオータニで開催され、受賞者の神木隆之介、北川景子、バカリズム、井上順、大方斐紗子らが登壇した。
黒のドレスに身を包んだ北川がステージに登場し、「渡る世間は鬼ばかりが大好きでした」を思い出し、「このような賞をいただけることに、大変光栄に思います」と述べ、故・橋田さんを偲んだ。
二役を演じた大河について、「長期にわたる撮影と子育ての両立は不安でした。豪華な俳優陣の中での二役挑戦は、自分にしかできない表現を模索する日々でした。毎日、撮影現場に通いました」と振り返った。
また、「自分にしかできない表現は言葉にするのが難しいですが、娘や息子が理解できるように演じました。彼らが『これがママなんだ』と誇りに思えるような表現を目指しました」と語った。
今年1月に第二子を出産した北川は、「演じたお市や茶々も母親として命をかけて娘や息子を育てました。その二役に励まされ、私も強くなれた気がします」と力強く語り、「このような役に恵まれて本当に感謝しています」と微笑んで締めくくった。
神木隆之介、北川景子、相葉雅紀、そしてテレビ朝日のアナウンサーである大下容子が、バカリズムと共に「橋田賞」を受賞しました。新人賞には趣里と浜辺美波が選ばれ、特別賞は井上順が授与されました。受賞者たちは本日の授賞式に出席し、本賞と副賞の100万円が贈呈されました。
■ 第32回橋田賞 受賞結果
□ 橋田賞 「ブラッシュアップライフ」 「ひとりぼっち ―人と人をつなぐ愛の物語―」 連続テレビ小説「らんまん」
相葉雅紀(ドラマ「ひとりぼっち ―人と人をつなぐ愛の物語―」「今日からヒットマン」での熱演と、音楽番組やバラエティ番組での幅広い活躍に対して) 神木隆之介(連続テレビ小説「らんまん」での演技および長年の功績に対して)
北川景子(大河ドラマ「どうする家康」やドラマ「女神(テミス)の教室~リーガル青春白書~」での演技、長年にわたる活躍に対して)
バカリズム(ドラマ「ブラッシュアップライフ」の脚本に対して)
大下容子(放送業界への貢献に対して)
□ 橋田賞新人賞 浜辺美波(連続テレビ小説「らんまん」での演技に対して) 趣里(連続テレビ小説「ブギウギ」での演技に対して)
□ 橋田賞特別賞 井上順
□ 野村昭子賞 大方斐紗子
□ 橋田賞新人脚本賞佳作 安達あづさ「嘘つきリーさん」 平木健典「あなたに花が咲くように」 三谷武史「ニンベンに憂う」