5月10日(金) に公開される映画『恋するプリテンダー』より、本編映像が公開された。
本作は、弁護士を目指してロースクールに通うビー(シドニー・スウィーニー)と、街角のカフェで出会った金融マンのベン(グレン・パウエル)が、お互いの望みを叶えるためフェイクカップル契約を結ぶラブコメディー。一時は恋心が芽生えたふたりの男女の意地とプライドを懸けたラブゲームを描く。
公開されたのは、ビーがベンのために名曲をアカペラで熱唱するシーン。映像は、オーストラリアの観光名所「オペラハウス」の目の前のシドニー湾に落ちてしまったふたりがヘリコプターで救助され、宙吊りで引き上げられる様子からスタート。ベンの様子がおかしいことを気に掛けたビーが声をかけると、ベンは自分が高所恐怖症であることを告白。
お互いに素直になれない関係だったが、珍しく弱みを見せたベンに対してビーは、ふとしたことから知ったベンの“安心ソング”を歌ってあげることに。ビーが歌い始めると「俺の安心ソングだ、なぜ知ってる?」と訝しげなベンを無視して「歌って!」と促すビー。
ビーの歌に合わせ目を瞑りながら恐る恐る歌い始めるベン。徐々に慣れてくるとポジティブな歌詞に合わせ、ハーネスを掴んでいた手を離して大空に向かって伸ばす。
「もう怖くない?」とビーが声をかけると、食い気味で「黙ってて」とツッコみを入れるベン。余裕の無いなか、ビーのおかげでふたりはピンチを乗り越える。
監督のウィル・グラッグは、同シーンの撮影は実現不可能と思っていたようで、「オペラハウスにヘリコプターを着陸させ、パウエルに昼夜問わず何度も飛び降りてもらったり、シドニー湾の真ん中でスウィーニーとパウエルを5夜連続でブイに浮かべたりさせました(笑)」と撮影の苦労を語っている。
【聴くと安心できる曲♪】高所恐怖症でも大丈夫!グレン・パウエル演じるベンの”安心ソング”はまさかの…!?『恋するプリテンダー』5.10 FRI公開
なお、ベンの“安心ソング”はナターシャ・ベディングフィールドによって2004年に発表され、全英1位を記録した名曲「Unwritten」で、『恋するプリテンダー』の世界的大ヒットを受けて、アメリカでの映画公開から2カ月でそれまでと比べて約10倍のストリーミング再生回数を記録した。