Vシネクスト2本立て「キングオージャーVSドンブラザーズ」「キングオージャーVSキョウリュウジャー」の最速舞台挨拶付き上映会が4月23日に開催。酒井大成、樋口幸平、川名輪太郎らメインキャスト13名、加藤弘之監督が登壇した。
本作では、“毎回が最終回”と評されるほど綿密で熱いストーリー展開が話題を呼んだ『王様戦隊キングオージャー』と、スーパー戦隊シリーズだけでなく、ヒーロー作品の定番をことごとく覆し、見た人を“ドンブラ脳”に染め上げた『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』が激突。さらに、10周年を迎えた『獣電戦隊キョウリュウジャー』までもが参戦し、“VSシリーズ”で夢の共演を果たす。
そんなVシネクスト2本立て「キングオージャーVSドンブラザーズ」「キングオージャーVSキョウリュウジャー」は4月26日(金)に期間限定上映がスタート、10月9日(水)にBlu-Ray&DVDが発売される。
それに先駆け、最速舞台挨拶付き上映会が4月23日に開催され、「キングオージャー」から酒井大成、渡辺碧斗、村上愛花、平川結月、佳久創、池田匡志、「ドンブラザーズ」から樋口幸平、別府由来、志田こはく、柊太朗、鈴木浩文、石川雷蔵、「キョウリュウジャー」から川名輪太郎、加藤弘之監督が登壇した。
まず、MCから最初に台本を読んだ時の感想を問われると、それぞれ当時を思い出しながらクロストークを。佳久は「『キングオージャー』と『ドンブラザーズ』のコラボと聞いて、どんなふうになるのかなと思っていたら(脚本)のたかみな(高野水登)先生は『ドンブラザーズ』も好きでリスペクトしているので、僕らが『ドンブラザーズ』の世界に入っていった感じになっていて」と率直な感想を語る。
すると、鈴木も「予告でも予想をしていない組み合わせもあったね」と付け加え、樋口も「たかみな先生が書いたと分かっていても(井上敏樹)大先生感があったよね」と“ドンブラザーズ色”を強く感じたと告白。一方、池田は「事務所の先輩でもある志田とナレーションを一緒に読むシーンがあったときに(自身の)追加オーディションの台本も手伝ってもらったことを思い出しました」と懐かしんだ。
1年ぶりの「ドンブラザーズ」再集結に当たり、樋口は「みんな他の役もやっているので戻れるのかなって思っていたのですが、台本に触れたらすっとタロウになれました。“ドンブラザーズっぽさ”“ドンブラザーズ色”とみんなに言われますが、言葉で言い表せないけれど、その空気感になっていました」と。志田が「撮影期間は短かったですね」と続けると、佳久は「みんなそろったのは1日くらいだけど、そのあと食事に行ったりしましたね」と裏話を明かした。
続けて、酒井が「僕は幸平とのシーンが多かったのですが、『ドンブラザーズ』の方々がフレンドリーだったので一瞬で溶け込めました」と話すと、渡辺は「僕と別府は『ドンブラザーズ』が始まる前から友だちなんです。事務所もアルバイト先も一緒で(別府の)『ドンブラザーズ』出演が決まったときは誇らしい気持ちと、うらやましい気持ちもあって。なので、共演できてうれしかったです」と笑顔でコメント。
平川は「冒頭のヒメノとのシーンが面白くて2人で楽しく撮影しました! これから見る方はこのシーンかと思い出してください」と自身の出演シーンをアピール。村上は「みんな衣装がチグハグなのに画面にいると収まるんです!」と語ると、鈴木から「本当に? 僕、社員証つけたら社員ですよ」とツッコミが入る場面も。
さらに、「キョウリュウジャー」を代表して登壇した川名は、坂本浩一監督との思い出を問われると「よく現場に呼んでもらうのですが、今回はアクションシーンも求められました」と。そんな川名について、佳久が「すごいアクションなんです」と絶賛すると、村上も「謙遜されているけどすごいんです!」と同意した。
撮影中のエピソードとして、父親役を演じる竜星涼との思い出を聞かれた川名は「アドバイスとかではないんですが、“いいね~”って言われました」と回答。すると、周りの登壇者が保護者のような目線になり、「それは感想だね」と優しくフォローを。坂本監督からアドバイスはあったかと質問されると「好きにやっていいよと言われました」と絶大な信頼を得ていることを明かした。
なお、石川は佳久と撮影中に親交を深めたそうで、「どのくらい筋肉があるか、筋肉トークで盛り上がりました!」と話し、佳久も「お互いの筋肉を褒め合いました」と笑顔を見せた。
最後は、各作品を代表してあいさつを。川名は「無事に上映を迎えて安心しています。エンディングの時に、真ん中でギラがダンスしているのがかわいいので注目してください!」と酒井のかわいさをアピール。全員で「キョウリュウジャー」の掛け声をやりたいという川名の希望で、会場全体を巻き込んでダイゴの決めぜりふ「ブレイブだぜ」で締めた。
樋口は「『キングオージャー』の皆さんと初めてご一緒することになったのですが、本当にすてきな方々ばかりで、お芝居に対してもしっかり向き合っていて、かといってくだけているところもあって壁がない方々ばかりで、だから『キングオージャー』という作品が大作になったんだなとあらためて感じました。『ドンブラザーズ』の良さももちろんありますが、『ドンブラザーズ』より『キングオージャー』、『キングオージャー』より『(爆上戦隊)ブンブンジャー』…とスーパー戦隊の歴史が紡がれているのを感じましたし、これからもスーパー戦隊のいちファンでい続けたいと思えるような作品になっています」と思いを。
酒井は「1年ぶりに戻ってこられた『ドンブラザーズ』と、10年ぶりに帰ってこられた『キョウリュウジャー』の方々とご一緒できて光栄でした。撮影も楽しくできたなってのが率直な思いです。これからご覧いただく方は、3戦隊の思いを感じて受け取ってほしいです」と呼び掛け、大きな拍手の中で幕を下ろした。
作品情報
Vシネクスト「キングオージャーVSドンブラザーズ」「キングオージャーVSキョウリュウジャー」
2024年4月26日(金)より新宿バルト9ほか期間限定上映
2024年10月9日(水)BD&DVD発売
公式HP:https://www.toei-video.co.jp/vcinext-kingdonkyouryu/