絶賛公開中の『貴公子』より韓国版オリジナルCMが公開された。
「海街チャチャチャ」のキム・ソンホが映画初主演を務めた本作は、『THE WITCH/魔女』シリーズのパク・フンジョン監督と製作チームが贈る新たな韓国アクションノワール。
公開後からSNS上では、キム・ソンホ演じる“貴公子”について「ターミネーターのT1000みたい」「ジョン・ウィックばりの無双アクション」「冴羽リョウみたい」など人間離れした漫画的なキャラクターに夢中になる人の声が溢れている。
またカン・テジュ演じる貧しい青年マルコを笑顔でひたすらに追いかけまわす狂気の姿を見せる一方で、雨に濡れるのを嫌がったり、愛車がボコボコになると「銃弾じゃ保険も効かない」や少し銃弾がかすっただけでめちゃくちゃに痛がったりなど意外にドジで愛嬌のあるキャラクターに魅了される人が続出。
さらに韓国ノワール映画らしい、一人残らず蹴散らしていく派手な銃撃戦、高級車でのカーチェイス、高速&血みどろのアクションなど見ごたえ十分な作品に対し、「壮絶なバイオレンスに突入するクライマックスは爽快感MAX」、「正体不明、目的不明、笑みと共に相手を翻弄し、立ちはだかる者には容赦なし!」「過激なバイオレンス描写、カーチェイス何等のアクションどれも取っても無駄がなく軽快」など絶賛の声が届いている。
そんな本作より解禁されたのは、韓国版オリジナルCM。謎の男・貴公子に追われるギリギリの状態の中で、なぜか主人公マルコは公衆電話で「いま観られる映画」を誰かに確認中。しかしその様子を遠くから見ていた貴公子はなぜかご立腹モード。
チケットを買うまでのカウントダウンをするなど、とにかくプレッシャーをかけてくる…! 追う者と追われる者の命懸けの攻防戦を描いた本作のストーリーになぞらえた、マルコが映画を観るまで、超怖い顔をした貴公子が追いかけてくるというギャグ仕様の映像となっている。
実際の本編は緊迫感満載で、アクションシーンについてパク・フンジョン監督はスタントを使わず、全てを俳優たちに演じさせた。「アクションシーンの撮影は楽しかったです。俳優たちが完璧にやり切っていました。役者たちが実際にアクションを行ったことでよりリアルさが感じられると思います」と話す。
また作品については「『貴公子』は私が監督した他の作品と比べると、少しテンポが速いと感じるかもしれません。スピードはかなり速く、撮影ではダークな要素を取り入れました。他の作品よりも、軽快だと感じていただけるでしょう」と明かしている。