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事件に取りつかれていく刑事 「12日の殺人」本編映像

第75回カンヌ国際映画祭のプレミア部門に出品され、第48回セザール賞では作品賞や監督賞など最多受賞を果たした映画「12日の殺人」(公開中)から、捜査に行き詰まった主人公のヨアンが、だんだんと事件に取りつかれていく姿を収めた、本編映像が公開された。

女子大生のクララが殺され、地道な聞き込みをしていく班長のヨアンと刑事たちだったが、何も手掛かりが出てこない。次々と上がっていく容疑者たちはクララと肉体関係があり、捜査班の中でもクララは性に奔放な女性だったという見方も出てくる。クララの親友ナニーの「クララの男性関係がそんなに重要なのか」という訴えなどにより真実を見失うヨアンは、容疑者らのクララに対する心ない証言に考えを巡らせ、事件が頭から離れなくなってしまうのだった。

「12日の殺人」は、2020年のノンフィクション本を基にしたスリラー映画。12日の夜、女子大学生クララが突然焼死体となって発見される。事件を担当することになったのは、昇進したばかりの刑事ヨアンとベテラン刑事のマルソー。捜査が進む中、彼女の関係者への聞き込みをするが、男たちは全員クララと関係していたことがわかる。明らかに計画的な犯罪であることは判明したが、取り調べに浮上する人物たちを誰一人として容疑者と特定することができない。班長に昇格したばかりのヨアンは、事件の闇へと飲み込まれていく。

監督を務めるのは「悪なき殺人」のドミニク・モル。「悪なき殺人」にも出演しているバスティアン・ブイヨンが、主人公の刑事ヨアン役を演じている。

クララの親友ナニーの「クララの男性関係がそんなに 重要なのか」という訴えと、被害者であるクララの気持ちを想い真実を見失うヨアンは、容疑者らの「ヤリまくった」「恋人が留守の時は、家で」「何度か寝た」「セフレだ」などの心無い証言を逡巡し、この事件が頭から離れなくなってしまう。彼はこの事件に完全に蝕まれてしまうのだった…。行き詰まる捜査に、被害者の男関係など複雑に絡み合う中、ヨアンは事件を解決することができるのか。映画『12 日の殺人』は絶賛公開中!

『12日の殺人』作品情報

公開日 2024年3月15日より公開中
キャスト 監督:ドミニク・モル
出演:バスティアン・ブイヨン ブーリ・ランネール テオ・チョルビ ヨハン・ディオネ ティヴー・ エヴェラー ポリーン・セリエ ルーラ・コットン・フラピエ
配給 STAR CHANNEL MOVIES
制作国 フランス(2022)
上映時間 114分
公式サイト https://12th-movie.com/

(C) 2022 – Haut et Court – Versus Production – Auvergne-Rhône-Alpes Cinéma

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