3月15日より、第2回新潟国際アニメーション映画祭が開幕した。昨年3月の第1回映画祭より、世界で初の長編アニメーション中心の映画祭として、また多岐にわたるプログラムとアジア最大のアニメーション映画祭として、日本のみならず世界へも発信される映画祭。
映画祭5日目となる3月19日(火)、【長編コンペティション】ノミネートの3作品の監督・プロデューサーが記者会見に登場した。
【長編コンペティション】記者会見
講演:ジョエル・ヴォードロイユ監督、ディエゴ・フェリペ・グスマン監督、ディエゴ・エルグエラプロデューサー
ノミネート作品の中でもとりわけ不思議なキャラクター・デザインとなっている『アダムが変わるとき』。ヴォードロイユ監督は「人が言ったことによって身体の形が変わる主人公。それは魔法なのか、人が見ることでそうなっているのか、明かしていません。皆さんの自由な見方にしたいと考えました。それは、人生が思った通りにいかない、自分でコントロールできないことで自分が変わっていくことを感じていただきたかった。見た目が不思議ということは、実は見る方によってどういうふうに捉えるかということ。自分ではどうにもならない残念で悔しい複雑な気持ちを表現したいと思いました。どんなことがあっても最終的に結果は同じ、人生は学ぶものだということを込めたかった」と語る。
■国際映画祭の舞台となる新潟市とは
19世紀、海外への窓口となる世界港をもつ新潟は、江戸を凌ぐ国際的な商業都市でした。また新潟は、多くの著名なマンガ家、アニメ・クリエーターを輩出し、2012年から10年間、「マンガとアニメを活用した街づくり構想」を実施、継続的なイベントとして「にいがたアニメ・マンガフェスティバル」(来場者約5万人)、1996年から全国対象で「にいがたマンガ大賞」も実施。また、「新潟市マンガ・アニメ情報館」や蔵書1万冊を誇るマンガ図書館「新潟市マンガの家」を運営、マンガ家志望者のための家賃補助施設「トキワ荘」、そしてマンガ雑誌編集部と結んだ無料「ON LINE添削」を実施するなど、日本有数の熱烈なアニメ・マンガ都市でもあります。そして──21世紀、本映画祭に集結したエネルギーを、グローバル・アニメーションの創造へのマグマとし、新潟は世界のアニメーションの首都を目指します。
■新潟アニメーション首都宣言
新潟はアニメーションやマンガ関連に従事する人々を約3,000名以上排出している、日本有数のアニメ都市です。世界に向けてアニメーションやマンガという日本特有の文化を発信していく拠点となる新潟が、世界のアニメーション作品が交差する文化と産業のハブとして発展していくことを目指すアジア最大規模の「新潟国際アニメーション映画祭」第2回の展開にぜひともご注目ください。
【第2回新潟国際アニメーション映画祭】
英語表記:Niigata International Animation Film Festival
主催:新潟国際アニメーション映画祭実行委員会
企画制作:ユーロスペース+ジェンコ
会期:2024年3月15日(金)~20日(水)
公式サイト:
https://niaff.net
公式X(旧Twitter):
@NIAFF_animation
公式Youtube:
httpvh://www.youtube.com/channel/UC81m7n8a8MgQGC-8MUXs7pA