映画

「MIRRORLIAR FILMS AKITA 上映祭」開催!

秋田市で、3月16日、17日の2日間、MIRRORLIAR FILMS AKITAの集大成となるイベント「MIRRORLIAR FILMS AKITA上映祭」が行われ、豪華クリエイターが集結した!

地域特別制作作品『参画屋の仔羊たち』を上映したほか、5月31日劇場公開となるオムニバス映画「MIRRORLIAR FILMS Season5」より、秋田市で撮影された『たてこもり』『変哲の竜』や、MIRRORLIAR FILMS特別制作作品『MIMI』、公募作品をプレミア上映。
また、秋公開予定となるSeason6に収録される、小栗 旬監督作品のティザー映像がお披露目された。

MIRRORLIAR FILMS AKITAについて

©2024 MIRRORLIAR FILMS PROJECT

秋田市とMIRRORLIAR FILMSが共催する「MIRRORLIAR FILMS AKITA」は、秋田の地で映像制作を通じて学生や若いクリエイターの挑戦を応援することを目的としたプロジェクト。
2023年夏に短編映画『たてこもり』(竹中直人監督、スクールゾーンの俵山 峻、橋本 稜主演)と、『変哲の竜』(漫画家の大橋裕之監督、又吉直樹主演)の2作品を、秋田市内で撮影。
また、秋田市内の大学に通う学生に向けたワークショップを開催し、学生らは一流クリエイターとともに秋田市内のロケハンから台本作成・演出・撮影を行ない、地域特別制作作品『参画屋の仔羊たち』を制作した。

オムニバス映画「MIRRORLIAR FILMS Season5」は5月31日劇場公開、そのほか 4月5日より開設される映像配信サービス「Lemino®」内の『MIRRORLIAR FILMS』チャンネルや、JOYSOUNDの対象機種を導入する全国のカラオケルームで利用できるサービス「みるハコ」にて順次配信予定。

登壇者コメント

伊藤主税(MIRRORLIAR FILMSプロデューサー、株式会社and pictures 代表取締役)
このプロジェクトでは、映画を活用した自己表現をとても大事にしています。学生たちが何もないところから自分たちで作り、その過程を本日お目見えできますことを大変嬉しく思います。
みんな最初は何者でもないけれど「何かにチャレンジすることで何者かになる」。そういったことを大切に伝えていきたいと思います。

阿部進之介(MIRRORLIAR FILMSプロデューサー、俳優)
今日観ていただく「Season5」の中には秋田市で撮った作品2本と、蒲郡市で撮影された1本、一般公募で選ばれた3本の、6作品が入っています。その一般公募の中から発表させていただきたいと思います。ピウス・マチュルスキス監督『NAIKU』、巖川虎太郎監督『さようなら、あおいの赤いメガネンティティ』、十川雅司監督『駆け抜けたら、海。』の3本になります。たくさん素晴らしい作品を送って頂きまして、その中から見事選ばれた3作品になります。皆さん楽しんでいってください。

山田孝之(MIRRORLIAR FILMSプロデューサー、俳優)
MIRRORLIAR FILMSでは、2021年〜22年公開のSeason1〜4では、36本の短編映画を劇場公開、ワークショップ作品を含めるとおよそ50本の短編映画を発表してまいりました。公募作品の中には、はじめて監督をした方が多くいらっしゃいます。興味を持った人からどんどん参加してくれるといいと思っています。何か新しいことをはじめると、新しい仲間が増えていきます。

スペシャルゲスト コメント

『たてこもり』

竹内直人(監督、俳優)
去年の夏は大変な災害でロケ地のレストラン「道化の館」に川の水が溢れてしまいました。撮影できないかと思っていましたが、できて嬉しいです。何人もの監督が同じ場所(秋田市)で撮ったのも面白かったです。すごく素敵な場所で、場所と役者がコラボしているようでした。秋田で撮ったことで、秋田という地が特別な場所になりました。また秋田で映画を撮りたいと願っています。

俵山 峻・橋本 稜(スクールゾーン)
僕たちが竹中さんの作品に出演して、この上映イベントで一緒に作品を観ていると思ったら、夢みたいです。涙が出てしまいそうな気持ちがします。

『変哲の竜』

大橋裕之(監督、漫画家)
ロケ地は全て秋田で、理想以上の場所を見つけていただきました。秋田の子役の演技も完璧で、思い描いていた以上の作品に仕上がりました。

又吉直樹(作家・俳優)
大橋さんの漫画は過剰に人間の表情を描いているわけではないはずなのに、なぜか登場人物の心の動きが強く伝わり、面白くて笑えます。ですが、その笑いの中には人間の営みの物悲しさや、愚かさも含まれています。
そんな些細な感覚だったり、説明的ではないのに、奥行きのあるセリフや、つい共感してしまう状況や、妙に心当たりのある人間関係などが一体となり、一つの物語として立ち上がってくる力に惹かれています。
そのような個性は映画とも親和性が高いのではないかと思っていました。今回も、そのような作品になっていると思います。新たな挑戦として自由に創作できるプロジェクトに参加できて光栄です。

『MIMI』

榊原有佑監督
横浜流星さんを主演に迎え、NeRF(ナーフ)という最先端技術を用いた新しい映像技術を使っています。
「ここにハマったらよくなる」ということを松山氏と打ち合わせし、なおかつ、あらすじを読んだ横浜さんの要望を踏まえて作品にしました。15分の中にお芝居の変化、ストーリーの伏線など、ぎゅっと凝縮しているので、ぜひ集中して見てもらいたいです。

松山周平(ヴィジュアルアーティスト)
AIを使った画像生成技術NeRF。この技術を映画で使ったのはおそらく世界初です。空間を丸ごと撮影しておくと、あとからカメラワークをつけることができる技術で、実写とCGの間の、どちらでもないような面白い画になっています。
緻密に準備して撮影に臨みますが、現場には「神が降りてくる瞬間」がある。現場で出来事が起きていて、その出来事を収めているのだなと思いました。映画の新しい観点を手に入れた気がします」

『参画屋の仔羊たち』

真宮葉月(主演)
参画屋の仔羊たち」はテーマがすごく大きくて、社会人になって10年が経った今も「個性ってなんだろう?」と研究し続けています。個性とは、さまざまな経験を積んでいく中で掴むもの。自分だけでは分からないものなのかもしれません。学生の皆さんは、自分のやりたいことがなんでもできる。秋田だからできることがあります。

 登壇者:MIRRORLIAR FILMSプロデューサー 阿部進之介 ・山田孝之・伊藤主税、『変哲の竜』大橋裕之監督・又吉直樹、『たてこもり』竹中直人監督、スクールゾーン[俵山 峻・橋本 稜]、横浜流星主演『MIMI』榊原有佑監督、ヴィジュアルアーティスト 松山周平、『参画屋の仔羊たち』真宮葉月

MIRRORLIAR FILMSは、クリエイターの発掘・育成を目的に、映画製作のきっかけや魅力を届けるために生まれた短編映画制作プロジェクト。プロデューサーは俳優の阿部進之介、山田孝之、伊藤主税(株式会社and pictures)ら。
過去に開催されたSeason1~4では、俳優、映画監督、漫画家、ミュージシャンなど、総勢36名が監督した短編映画を発表。新たにSeason5より、地方創生に寄与するべく「企業版ふるさと納税」を活用すると試みを取り入れた。Season5・6の開催地である秋田市とともに、未来創造人材の育成を目指し、撮影や運営に関わる実行委員に数多くの学生を登用している。

『MIRRORLIAR FILMS Season5』作品概要

『MIMI』

監督・脚本:榊原有佑
出演:横浜流星、阿部進之介、森永悠希、山下幸輝、山田孝之

『変哲の竜』

監督・脚本:大橋裕之
出演:又吉直樹、山田孝之、伊藤沙莉

『たてこもり』

監督:竹中直人
脚本:和田清人
出演:スクールゾーン[俵山 峻・橋本 稜]、佐々木史帆、土佐和成、AFRA、松浦りょう

『NAIKU』

監督・脚本:ピウス・マチュルスキス
脚本:ロカス・ミケヴィチウス
出演:エリック・ヴォジェヴォディン ほか

『さようなら、あおいの赤いメガネンティティ』

監督・脚本:巖川虎太郎
出演:北原麻衣、巖川虎太郎、温井祥太

『駆け抜けたら、海。』

監督・脚本:十川雅司
出演:松原玲香、嶺結

スタッフ

製作:伊藤主税、阿部進之介、山田孝之、関根佑介、松田一輝
制作:and pictures
支援:秋田市、蒲郡市
寄附者:吉野石膏、プレステージ・コアソリューション
宣伝:ブロードメディア amo
特別協力:Lemino、JOYSOUND、Filmarks、ティーアンドエス、渋谷のレーベル with Create.、Creators’ Village and pictures region Your Films、秋田市未来創造人材育成・映像プロモーション事業実行委員会

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