映画

映画『ペナルティループ』より謎が深まる本編映像解禁

『人数の町』(20)で長編監督デビューを果たした荒木伸二監督が、話題作への出演が相次ぐ実力派・若葉竜也とタッグを組み作り上げた、これまでのループものとは一線を画す突然変異にして、唯一無二の異色作『ペナルティループ』が 3/22(金)より新宿武蔵野館、池袋シネマ・ロサほかで全国公開。

恋人の唯を素性不明の男・溝口(伊勢谷友介)に殺された岩森(若葉竜也)は大きな喪失感を抱えながら、自らの手で犯人に復讐することを決意する。〈ペナルティループ〉という“何度でも復讐ができるプログラム”を利用し、岩森は銃で、ナイフで、ボウリングのピンで何度も復讐を繰り返していく。

このたび解禁されたのは、これまで溝口に復讐を遂げ、疲労困憊で眠りにつくというループを繰り返していた岩森が何故か逆に溝口に襲われそうになる、これまでのループとは逆パターンの本編映像。工場で働く岩森がふと廊下の窓から外を見ると、駐車場のバンから作業着姿の溝口が降りてくる。面識がないはずの岩森を見つめる溝口。恐怖を感じた岩森はその場を離れるが、倉庫内で溝口に見つかり、必死に逃げながらも、執拗に追いかけられ倉庫の隅まで追い詰められてしまう。ついに対峙した2人、そこで溝口の口から出たのは「なんで俺を殺す?」という言葉だった─。
なぜ溝口は、岩森のことを知っていたのか?物語の全貌が徐々に見えてくる中、 2 人の関係に変化が見られ、“岩森が溝口を襲う”から“溝口が岩森を襲う”という逆ループが始まるかのようにみえる、謎が深まるこの本編映像の続きはぜひ劇場で確かめてほしい。

これまでのタイムループものは、主人公が意図せずループに巻き込まれるものが主流だったが、本作は「主人公が復讐のループを自ら選択する」という過去に類を見ない設定となっている。荒木監督が「ループものの典型である、現実には不可能な時間軸の修正、それによる正常化、あるいは改善、みたいなところから出れないか、というのが一番大きなトライアル」と語っており、あえて従来のループもののルールを解体していくことを目指した、見れば見るほど謎が深まる本作に期待が高まる。

映画『ペナルティループ』は3/22(金)より新宿武蔵野館、池袋シネマ・ロサほかで全国公開

脚本・監督:荒木伸二
出演:若葉竜也、伊勢谷友介、山下リオ、ジン・デヨン
配給:キノフィルムズ 製作:木下グループ 映倫:PG12 上映時間:99分
公式サイト:https://penalty-loop.jp 
© 2023『ペナルティループ』FILM PARTNERS
3 月 22 日(金) 公開
ABOUT ME
エンタメスクリーン
映画を中心に繋がる、アニメ・音楽・ファッション・スポーツとエンターテイメントなイベントをリポート ニュースも掲載しております。イベント取材・内覧ニュース掲載は こちら release.ensc@outlook.jp編集部にご連絡ください。