出口亜梨沙と木ノ本嶺浩をダブル主演に迎え、海外発の都市伝説を日本で初映画化した『THIS MAN』より、狂気の特報映像と、出口&木ノ本の登場シーンの場面写真が解禁された。
2006年頃、夢の中で眉がつながった奇妙な風ぼうの男と出会ったという女性患者の報告がニューヨークの精神科で多数寄せられた。彼女らの証言をもとに男のモンタージュ写真を作成し、ネット上に公開したところ、世界各国で夢の中で同じ男を見たという証言が多発。謎の男は「This Man」と呼ばれ、恐れられた。
本作は、この世界で最も不可解で不気味な都市伝説を日本で初映画化。世界的に有名なネットミームに日本独自の解釈を加え、なすすべなく人々が死んでいく描写を通して、昨今のコロナ禍の惨状を風刺した全く新しいスリラー映画となる
ある田舎町で、連続変死事件が発生。被害者の共通点は、生前、眉のつながった奇妙な風貌の男を夢の中で見ていたこと。夢の中に出てきた男は「あの男」と呼ばれ、人々を恐怖に陥れていた。そんな中、八坂華は、夫の義男と娘の愛とともに、幸せに暮らしていた。しかし、「あの男」による被害が拡大し、徐々に華の身近にも危険が迫る。やがて華は究極の選択を突きつけられることに。果たして華が取った行動とは? 史上最悪の結末が、今幕を開ける—。
ダブル主演を務めるのは、グラビアで活躍しながらも、NHK連続テレビ小説『べっぴんさん』などで女優として活躍する出口亜梨沙と、『仮面ライダーW』で人気を博し、ドラマ、映画、舞台で幅広く活躍する木ノ本嶺浩。監督・脚本には、医学系研究分野出身という異色の経歴を持ち、『わたしの魔境』で世界11か国の国際映画祭で受賞した天野友二朗。
特報映像は、「速報です。夢に現れる“謎の男”がいます」と不穏なニュースを告げるアナウンサーの声から始まる。夫の義男(木ノ本嶺浩)と娘と共に幸せな日常を送る華(出口亜梨沙)に、「お姉ちゃん、これ知ってる?」と、眉のつながった男の画像を見せる華の妹・玲(鈴木美羽)。ここから“謎の男”の恐怖が忍び寄ってくる。
夢に現れる男による不審死を調査する刑事たち、苦しんで倒れる人、取り乱し叫び声をあげる女性などの映像に、「男の姿を見たものは何らかの形で命を落とすと話題になっています」「男による被害が拡大しており、毎月1万近くの犠牲者が発生しています」など恐ろしいニュースのナレーションが重なっていく。「次は私の番なんでしょ、みんな死んじゃったよ」と怯える華。最後は「この映画狂ってる」というコピーが映し出されて、異様な空気感に包まれたまま終了。パニックに進んでゆく世界の先に何が待ち受けているのか興味がふくらむ、スリリングな特報となっている。
場面写真は、“謎の男”の夢に怯える華と、そんな彼女を支えようとする義男の2ショットをとらえた写真となっている。
映画『THIS MAN』は、2024年初夏に全国公開。