『傷物語』とは、西尾維新がおくる『化物語』の前日譚にして、〈物語〉シリーズの原点。アニメは原作小説「傷物語」を、「Ⅰ鉄血篇」、「Ⅱ熱血篇」、「Ⅲ冷血篇」の全三部作として、2016年に映像化され、劇場公開されました。そして2024年、「Ⅰ鉄血篇」、「Ⅱ熱血篇」、「Ⅲ冷血篇」を新たに総集編として再構成し、『傷物語-こよみヴァンプ-』として、2024年1月12日(金)より、全国劇場で大ヒット上映中です。
公開記念舞台挨拶が開催され、メインキャスト出演によるトークイベントが行われました。
本日、『傷物語 -こよみヴァンプ-』の劇場公開を記念した舞台挨拶イベントが開催されました。阿良々木暦役神谷浩史さんと、キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード役坂本真綾さんによるトークイベントに、東京新宿バルト9には満員の〈物語〉シリーズファンが詰めかけました。
新年の時期且つ、作品ロゴが金色にて、ステージ上には金屏風も置かれ、坂本さんからは登壇早々に「まさか神谷さんと二人で金屛風の前に・・・めでたい!」とコメントもありました。
2016年の「Ⅰ鉄血篇」より、8年ぶりに総集編として劇場公開となった本作。映像作品として公開されることを最初聞いた坂本さんは「この作品はスクリーンで観るために生まれた映像。もう一度観ることができるのは嬉しい」と感じたとのこと。
また、今回は3部作分を編集・再構成したことにより、アフレコも一部再収録を実施。久しぶりに『傷物語』としての阿良々木暦を演じた神谷さんは「物語シリーズ時の自分の儀式は、原作と台本を照らしあわせる時間。今回は原作、前回3部作の台本、今回台の本の3つを比べ合わせて、台本をチェックした」とアフレコ収録に臨んだ際のエピソードについて触れました。
会場内には今回初めて『傷物語』を観る方もおり、「全部ですよ!本当に全部です。監督が人生の何分の一をかけて作った渾身のフィルム。全てを楽しんでほしい。」と神谷さんから初見の方へのコメントもありました。逆にリピートを決めている方には、坂本さんより、「この傷物語の好きなところは“間”。“間“にある”美“。」と一つ一つの表現の部分を上げ、神谷さんからは「原作・漫画・アニメの違いを含めて楽しんでみたら」というアドバイスもありました。物語シリーズの魅力を一言で、という問いに神谷さんは、『青春怪異小説の原点・古典』とコメントする一方で、坂本さんからは「物語シリーズと神谷さんは、一心同体」と会場の笑いを誘うシーンもありました。
最後観客の皆さんへのメッセージでは、坂本さんからは「公開を待ち望んでいた皆さんありがとうございます。長年愛される作品に携われて幸運」、神谷さんからは「作品を楽しむ上で劇場は一番良い環境。最初から最後まで見逃すことなく、世界観にどっぷり浸かってほしい。終わった後、何か自分の心が動かされるはず」と、ファンに向けたコメントがあり、記念舞台挨拶は幕を閉じました。
イントロダクション
阿良々木暦が彼女と出会ったのは、ある夜のことだった。
キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード。
伝説の吸血鬼。怪異殺し。怪異の王。
腕も脚も無残に引き千切られ、豪奢なドレスを赤く染めて、無惨な姿で血の海に倒れる化物。
しかし暦は、そんな彼女を美しいと思った──
西尾維新による小説をシャフトがアニメ化した〈物語〉シリーズの、原点。
三部作として公開された映画『傷物語』が、ひとつの物語となる。
全ての〈物語〉のはじまりを、ふたたび。
あらすじ
高校二年生と三年生の狭間である春休み。
阿良々木暦は、血も凍るような美女と遭遇する。
彼女は自らを、鉄血にして熱血にして冷血の吸血鬼、キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードと名乗った。
四肢を失い死に瀕していたキスショットは、暦に助けを求める。
恐怖と混乱、そして葛藤の末に、暦は彼女を救うため自らの血を与え──
そして次に目が覚めたとき、暦はキスショットの眷属となっていた。
暦は吸血鬼から人間に戻りたいと望む。
だが、そのためにはキスショットが力を完全に取り戻す必要があった。
交渉人をつとめる忍野メメが間に立ち、暦は失われた彼女の四肢を奪い返すべく、吸血鬼退治の専門家三人に挑むことになる。
高校生活最後の、地獄のような春休みは、このときまだ始まったばかり──
『傷物語-こよみヴァンプ-』作品情報
公開日 | 2024年1月12日 |
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キャスト | 監督:尾石達也 原作:西尾維新 出演(声):神谷浩史 坂本真綾 堀江由衣 櫻井孝宏 入野自由 江原正士 大塚芳忠 |
配給 | アニプレックス |
制作国 | 日本(2024) |
上映時間 | 144分 |
公式サイト | https://www.kizumonogatari-movie.com/ |
(C)西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト