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『ファイアバード』日本版本予告が解禁!監督&主演俳優の来日決定!

パイロット将校と若き二等兵の愛の実話を映画化した『ファイアバード』の日本版本予告が解禁され、監督と主演俳優の来日が決定しました。

ソ連占領下のエストニアを舞台に、エリート将校と二等兵の許されぬ愛を描いた物語。本予告では、秘められた二人の愛の感情が、サスペンスフルかつドラマティックな演出で表現されています。

ロシアの俳優セルゲイ・フェティソフが書き遺した回想録「ロマンについての物語」を、ペット・ショップ・ボーイズの“Together”やModyの“Wait for Me”、BBCワールド制作のライブドキュメンタリー『Robbie Williams:Fans Journey to Tallinn』の監督・プロデューサーとして知られている、エストニア出身のペーテル・レバネが映画化。

主演には、『博士と彼女のセオリー』『キングスマン』の英国俳優トム・プライヤーと、ウクライナ出身のオレグ・ザゴロドニー。

公開直前の2月6日に来日を果たすのは、ペーテル・レバネ監督とオレグ・ザゴロドニー。特にザゴロドニーは、ウクライナが戦禍にある現在、海外渡航が非常に困難な中での訪日となります。東京・横浜・名古屋・京都・大阪にて劇場舞台挨拶が予定されています。

来日決定に際し、二人よりビデオメッセージが到着。この映像は、監督はロンドンで、オレグ・ザロゴドニーはキーウにて数日前に撮影されました。

エストニアでは2021年、本作がLGBTQ映画として初めて一般劇場公開されると、コロナ禍にも関わらず大ヒットを記録。同時に配信も行った結果、同国で公開されたすべての映画の中で4番目に収益を上げた作品となりました。この映画のメッセージは当時大きな反響を喚び、公開から2年後の2023年3月には、国会で悲願の同性婚法案が議決され、2024年1月に施行されるに至りました。これはバルト三国はもちろん、旧ソ連圏では初、エストニアは世界で35カ国目の同性婚承認国となりました。

オレグ・ザゴロドニー

エリート将校のロマン役を演じたオレグ・ザゴロドニーは、ウクライナ・キーウ出身。モデルでもあった彼は、ロシア侵攻の初期に、失職した知り合いのお針子を助けるつもりで軍服のデザインを手掛け製品にし、私財を投じて最前線にいる兵士たちに送る活動を始めました。資金が底を尽くと、自身のインスタグラムで寄付を募り、その運動の過程で、『ファイアバード』を観た写真家のブルース・ウェバーと知り合った彼は、助言を受けて軍人のためにだけでなく、一般人のために洋服をデザインし、売上を支援に回す活動も開始。そのブランド“Brave+1 ”は、ザゴロドニーがデザインしたミリタリー調の洋服が一着売れれば、3着の軍服が同胞たちに提供できるとしています。

『ファイアバード』(原題:Firebird)

監督・脚色:ペーテル・レバネ
共同脚色:トム・プライヤー、セルゲイ・フェティソフ
原作:セルゲイ・フェティソフ
出演:トム・プライヤー、オレグ・ザゴロドニー、ダイアナ・ポザルスカヤ
2021年/エストニア・イギリス/英語・ロシア語/107分/1.85:1/5.1ch/DCP & Blu-ray/日本語字幕:大沢晴美

日本公開:2024年2月9日(金)、感涙のロードショー!新宿ピカデリー、なんばパークスシネマ 他
配給:リアリーライクフィルムズ
公式サイト
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