映画

映画『罪と悪』

本作の主演には、2006 年『ハリヨの夏』でデビュー以来、数多くの話題作に出演し続けている俳優・⾼良健吾。
荒んだ家庭環境に育ち、現在は地元の不良たちを集めた闇の仕事も請け負う建設会社を経営する社⻑<春>を演じます。春 と同じく罪を背負いながらも、過去の秘密を隠し⼤⼈になった幼馴染には、警察官の家庭に育ち⾃らも捜査⼀課の刑事となるが、
⽗の死をきっかけにこの街に戻ってくる<晃>を、テレビ、映画、舞台など幅広く活躍する
⼤東駿介が演じ、家業の農業を継ぎ現在は引きこもりになってしまった双⼦の弟・直哉の⾯倒も⾒ている<朔>を⽯⽥卓也 が演じます。
本作の出演に関し、⿑藤監督ともともと親交があり、作品が形になる前からオファーを受けていたという⾼良は「みんなで悩み苦 しみ、表現し、ここまで現場に強く結びついた経験は今までなかったと思うくらい、濃い時間でした。」と撮影を振り返り、作品に込め た熱意を感じさせます。また、⼤東は⿑藤監督が助監督時代に初監督作品には参加させて欲しいと話していたことを明かし、「こ の 20 年、俳優として同じ時代を歩んできた⾼良健吾さん、⽯⽥卓也さんと共にかたちに出来たことを⼼から嬉しく思います。」と 共演した⼆⼈への思いを語り、⽯⽥は「『これだ、待ってたよ︕』と思う役に出会える事は滅多にありませんが、まさにそれでした。」 と本作への思いを語りました。
さびれた⽥舎町で、13 歳で罪を背負った 3 ⼈がどのように⽣きてきたのか。そして 20 年前に正樹の死体が発⾒された橋の下 で、まったく同じように少年の死体が発⾒された新たに起こった殺⼈事件は 20 年前の事件とどうつながっているのか…。実⼒派俳 優たちの⽩熱した演技のぶつかり合いがどのような化学反応を起こすのか、期待が⾼まります。
監督・脚本を務めた
⿑藤勇起監督は井筒和幸監督作品を中⼼に、岩井俊⼆監督・武正晴監督・廣⽊隆⼀監督作品等での助監督を経て本作が初監督となります。完全オリジナルの脚本となる本作について、⿑藤監督は「最後に出した答えも正しかっ たのかは分かりませんが⾼良さん、⼤東さん、⽯⽥さんの 3 ⼈が導き出してくれた結末は⾃分も考えていなかった時を超えてのアン サーでした。」と語り、俳優陣とともに作り上げた作品を振り返っています。
実⼒派俳優陣とスタッフが贈る、犯罪が多様化する現代に「罪」と「正義」の意味を問う、⼈間の本質に迫る本格サスペンス映 画『罪と悪』。続報にご注⽬ください︕

コメント

■春役︓⾼良健吾
⿑藤さんが助監督の頃から知っていて、オファーを頂いた当時はご近所さんでした。
たまたま道で会うことが多く、そこで「罪と悪」のまだ形になる前の話をして頂き、「その時が来たら、⾼良にお願いしたい」と⾔って頂 きました。
それが数年前の話です。
あの時、道端でコーヒーを飲みながら話していた企画がやっと形になるという事でとても嬉しかったです。
⿑藤さんの初監督作品。なにがなんでも⿑藤監督の⼒になりたいと思いました。
現場はとにかく刺激的で、⿑藤さんの想いを、現場のみんながどうにか表現しようと必死でした。
⿑藤さんの地元である福井の⽅々の協⼒も⼿厚く、感謝しかありません。
みんなで悩み苦しみ、表現し、ここまで現場に強く結びついた経験は今までなかったと思うくらい、濃い時間でした。
福井での撮影で、地元の⽅々と仲良くなり、今でも思い出すくらい特別なものになりました。
2022 の夏に、現場のスタッフ、キャスト、福井の⽅々の協⼒によって出来上がった「罪と悪」は、明るく、⾒やすい作品ではなく、問 題作だと思いますが。
この世の中に堂々と向き合ってお届けできればと思います。お楽しみに。

■晃役︓⼤東駿介
⿑藤勇起初監督作には是⾮参加させてほしい。
映画『草の響き』撮影時、函館のスナック⻘りんごのカウンターで、当時助監督を務めていた⿑藤⽒と約束をしたあの夜の出来事 が現実になりました。
この作品を⿑藤監督の故郷、福井県の最⾼のロケーションで
この 20 年、俳優として同じ時代を歩んできた⾼良健吾さん、⽯⽥卓也さんと共にかたちに出来たことを⼼から嬉しく思います。 歪な過去を背負った 3 ⼈の幼馴染の物語。
撮影オールアップ時、深夜、僕たちの頭上に 3 ⽻の真っ⽩な⿃が旋回していました。
夢のような時間でした。
この作品が皆様に届く⽇を楽しみにしています。

■朔役︓⽯⽥卓也
脚本を読ませて頂いて最初に、朔という役に良くも悪くも⼈間臭さを感じました。
「これだ、待ってたよ︕」と思う役に出会える事は滅多にありませんが、まさにそれでした。
撮影現場で共演者の⽅とお芝居をすると、やはり脚本を読んでいるだけではわからない⼼の動きや、空気感がたくさん出てきて ⼀瞬⼀瞬の緊張感がありました。どんなシーンになるのか演じている僕達がとても楽しみです。
⼀⽅で現場は映画内容とは真逆でとても穏やかで、監督がとてもフレキシブルにその場で出たアイデアを柔軟に取り⼊れているの が印象的でした。
映画を観る前それから観た後で、タイトルにもなっている「罪と悪」について皆さんがどんな想いを抱いていただけるのか︖ ⾃問⾃答してどんな答えを出していただけるのか︖皆さんと共有できたら嬉しいです。お楽しみにしてください︕

■監督・脚本︓⿑藤勇起
遠い記憶の中でずっと引っかかっていた出来事から着想したオリジナルストーリーです。後悔の念と共に封じ込めてた記憶と向き合 うことで少しずつ前進しては後退しての繰り返しでなかなかゴールまで辿り着けませんでした。
最後に出した答えも正しかったのかは分かりませんが⾼良さん、⼤東さん、⽯⽥さんの 3 ⼈が導き出してくれた結末は⾃分も考え ていなかった時を超えてのアンサーでした。
この作品への俳優部、スタッフの志の純度の⾼さが後押ししてくれて出来上がった結果です。映画はお客さんの皆さんに観ていた だくことで本当の終わりを迎えます。多くの⽅と共に結末を⾒届ければこれほど喜ばしいことはありません。
いつの⽇かこの映画について⼀緒に語り合える⽇を待っています。どうぞよろしくお願いします。

ストーリー

13歳の少年、正樹が殺された。死体は町の中心にある橋の下に無残に捨てられており小さな町はたちまち不安と恐怖に包まれた。人々は警戒しあい、あらぬ噂で持ちきりになる。

正樹の同級生、春・晃・朔・直哉は、犯人は正樹がよく遊びに行っていた怪しい老人「おんさん」に違いないと家に押しかけもみ合いの末、1人がおんさんを殺してしまう。そして彼はおんさんの家に火を放ち、事件は幕を閉じたー。

そして時が過ぎ、晃は刑事になり、父の死をきっかけに町に帰ってきた。葬式に来た朔に礼をし、久々に話す二人。朔は引きこもりの弟・直哉を面倒を見ながら、親の農家を継いでいた。ほどなく一人の少年が橋の下で死体で見つかる。正樹と全く同じように…。晃は少年の殺害事件の捜査で、春と再会する。春は建設会社を営みながら、不良少年たちの面倒を見ていることで慕われており、殺された少年も春のもとに出入りしていたのだ。

三人の再会で、それぞれが心の奥にしまっていた22年前の事件の扉が再び開き始める。20年前の事件の真相は、そして罪と向き合うということとはー。本当の悪人は誰かー

『罪と悪』
【キャスト】 ⾼良健吾、⼤東駿介、⽯⽥卓也 【監督・脚本】 ⿑藤勇起
【製作プロダクション】 ザフール
【配給】 ナカチカピクチャーズ
【コピーライト】©2023「罪と悪」製作委員会
【公式サイト】tsumitoaku-movie.com 【公式 SNS】X︓@tsumitoaku_mov

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