映画

高田亮の脚 本作品からおすすめ 3 作品

話題作やヒット作の裏側には、意外な共通点がある。脚本家の高田亮は、2014 年に公開した『そこのみにて光輝く』を筆頭に、 あらゆるジャンルの映画を横断しながら、ヒット作を生み出し続けている。主な代表作には、劇場映画デビュー作となった吉高由里 子主演の『婚前特急』や、佐藤泰志の小説を映画化した『オーバー・フェンス』、成田凌と清原果耶のダブル主演『まともじゃな いのは君も一緒』、阿部サダヲ主演で大ヒットした『死刑にいたる病』などがある。シリアスなサスペンスから、ラブコメディに至るまで 幅広いジャンルで執筆を続け、映画ファンからは絶大な信頼を得ている名脚本家だ。そこで今回は“脚本”に注目し、高田亮の脚 本作品からおすすめ 3 作品をご紹介いたします。映画を選ぶ際には脚本にも注目してみてはいかがでしょうか?

『こいびとのみつけかた』 10 月 27 日(金)公開
コンビニで働く女の人・園子(芋生悠)に片想いをしている植木屋でトワ(倉悠貴)は、毎日 植木屋で働きながら、彼女がどんな人か想像している。なんとか話したいと思った彼がついに思いつ いたのは、木の葉をコンビニの前から自分がいる場所まで並べて、彼女を誘うことだった。二人は言 葉を交わすようになり、周囲にはよく理解できない会話で仲を深めていくのだが、園子にはトワにう まく言い出せないことがあり…。脚本を担当した高田亮は本作へ「逃げたって追いかけたっていい。 叶わない夢を見て、できるわけがないと言われても気にしない。人間はもっと面白くなれるはず。世 の中はもっと楽しい場所のはず。そんなことを考えながら、この脚本を書きました。こんな脚本は二 度と書けないと思います」とコメントを寄せている

『そこのみにて光輝く』 2014 年公開
仕事を辞めブラブラと過ごしていた佐藤達夫(綾野剛)は、パチンコ屋で気が荒いものの人懐こい 青年、拓児(菅田将暉)と出会う。拓児の住むバラックに案内されると、そこには寝たきりの父、そ の世話に追われる母、水商売で一家を支える姉の千夏(池脇千鶴)が暮らしていた。世間から さげすまれたその場所で、ひとり光輝く千夏に達夫は次第に惹かれていく。やがてお互いに思い合う ようになったある日、達夫は千夏の衝撃的な事実を知り…。今の日本を予期したような作品群を 遺し、自ら命を絶った不遇の作家・佐藤泰志の唯一の長編小説を、呉美保監督メガホンで映画 化

『ボクたちはみんな大人になれなかった』 2021 年公開
1995 年、ボクは彼女と出会い、生まれて初めて頑張りたいと思った。「君は大丈夫だよ。おもしろ いもん」。初めて出来た彼女の言葉に支えられがむしゃらに働いた日々。1999 年、ノストラダムスの 大予言に反して地球は滅亡せず、唯一の心の支えだった彼女はさよならも言わずに去っていった ――。志した小説家にはなれず、ズルズルとテレビ業界の片隅で働き続けたボクにも、時間だけは 等しく過ぎて行った。そして 2020 年。社会と折り合いをつけながら生きてきた 46 歳のボクは、いく つかのほろ苦い再会をきっかけに、二度と戻らない“あの頃”を思い出す……。作家の燃え殻が 2016 年に発表したデビュー小説「ボクたちはみんな大人になれなかった」を、主人公・森山未來、 ヒロイン・伊藤沙莉にて映画化。

ABOUT ME
エンタメスクリーン
映画を中心に繋がる、アニメ・音楽・ファッション・スポーツとエンターテイメントなイベントをリポート ニュースも掲載しております。イベント取材・内覧ニュース掲載は こちら release.ensc@outlook.jp編集部にご連絡ください。