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映画『月』宮沢りえ、石井裕也監督が参加:釜山国際映画祭レッドカーペット

10 月 4 日、釜山国際映画祭のオープニングイベントが行われた。会場は 5,000 人のアジア最大規模の会場 のキャパシティを埋め尽くす人々で埋まり、大盛況のオープニングとなった。
コロナ明けからは2回目の開催となる今年は、日本からのゲストも多く来韓しており、宮沢りえ、杉咲花、 田中麗奈ほか華やかな女優陣たちが参加。
映画祭のナビゲーターとして韓国のスター、『パラサイト 半地下の家族』『ベイビー・ブローカー』のソ ン・ガンホが登壇し、レッドカーペット上では石井裕也監督、宮沢りえらとも握手を交わし、観客に大き くアピールをした。他、中国の至宝ファン・ビンビン、そして中国のスター俳優、チョウ・ユンファらも
宮沢りえ 磯村勇斗 二階堂ふみ オダギリジョー 原作:辺見庸 脚本・監督:石井裕也
2023 年、世に問うべき大問題作が放たれる
映画『月』
第 28 回釜山国際映画祭
10 月 4 日オープニングセレモニー レッドカーペットに
宮沢りえ・石井裕也監督登場!参加し、華やかな映画祭のスタートとなった。
初めて釜山国際映画祭に参加した宮沢りえは、レッドカーペットを歩く前に「まだホテルの周りしか見れ ておりませんが、空港からホテルに着くまで文化的な伝統ある風景と、近代的なビルが混在していてとて もエネルギッシュな街だと思いました。あと、参鶏湯が美味しかったです(笑)」と初の映画祭への期待 をのぞかせた。さらに、釜山映画祭は 10 年ぶりという石井裕也監督は「釜山に来るときはいつも気分が高 揚するので、今回も楽しみにしています」とコメント。
また、主人公を演じる上で宮沢は、「洋子(宮沢が演じた役)が持っている様々な葛藤から逃げ出さずに、 向き合い続けるということにとてもエネルギーが必要でしたし、時々逃げ出したくなることもありました が、精神力を保つことが一番大変でした。でも監督のエネルギー、スタッフの誠実さ、そして頼もしいキ ャストの皆さんに支えられて逃げ出さずに来れたと思います。」と作品に対する道のりを語った。
さらに、石井監督はこの題材を映画化することについて「チャレンジングな題材だということはわかって いたので、怖いという思いが先行しましたが、同時にこれはどうしても自分がやらなければならない映画 だということは確信しました」と覚悟を持って作品に挑んだことを明かした。


さらに、出演した俳優に関しても監督は、「名実ともにトップの俳優の方々が覚悟を持って集まってくだ さいましたし、その上この映画をやり遂げるという強い思いと覚悟を持って挑んでくださったので、爽雨 方々の競演はとても見応えがありましたし、現場では幸せな思いをずっと持っていました」と語った。

<ジソク部門とは>
本作がノミネートされたジソク部門(Jiseok 部門)は、2017 年から設定されていたキム・ジソク賞を独立 させ昨年新設された部門で、新人をのぞけば唯一のコンペティション部門となる。本年は 10 本の作品の 中から最大 2 作品にキム・ジソク賞が送られる。『羊の木』(吉田大八監督)『義足のボクサー』(ブリ ランテ・メンドーサ監督)がキム・ジソク賞を受賞している。授賞式は 10 月 13 日を予定している。

ストーリー

“書けなくなった”元・有名作家の堂島洋子(宮沢りえ)は、彼女を“師匠”と呼ぶ夫・昌平(オダギリジョー)とともに慎ましく暮らしている。そんなある日、洋子は深い森の奥にある重度障害者施設で働き始める。施設職員の同僚には作家を目指す坪内陽子(二階堂ふみ)や、絵の好きな青年さとくん(磯村勇斗)らがいた。洋子は他の職員による入所者への心ない扱いや暴力を目の当たりにするが、それを訴えても聞き入れてはもらえない。そんな世の理不尽に誰よりも憤っているのは、さとくんであった。正義感や使命感が彼の中で怒りを伴う形で増幅してゆくなか、ついにその日がやってくる……。

映画『月』作品情報

公開日 2023年10月13日公開予定
キャスト 監督:石井裕也
原作:辺見庸
出演:宮沢りえ 磯村勇斗 長井恵里 大塚ヒロタ 笠原秀幸 板谷由夏 モロ師岡 鶴見辰吾 原日出子 高畑淳子 二階堂ふみ オダギリジョー
配給 スターサンズ
制作国 日本(2023)
年齢制限 PG-12
上映時間 144分
公式サイト https://tsuki-cinema.com/

(C)2023『月』製作委員会

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