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映画『おしょりん』メガネの日 10月1日(日) 舞台挨拶付き完成披露上映会

明治時代に、福井県でメガネ産業を興し、現在では日本産メガネの95%を生産する大成功を収めた兄弟の物語が、映画『おしょりん』で描かれています。この物語の主人公は、増永五左衛門(演:小泉孝太郎)と幸八(演:森崎ウィン)の兄弟です。彼らは福井県の厳しい冬の豪雪地帯で、農作業ができず収入を得る手段が限られていた村の状況を打破しようと奮闘しました。

増永兄弟の挑戦と情熱、そして家族の愛を中心に据えたこの映画は、北乃きいさん演じる五左衛門の妻であるむめを主人公としています。むめは兄弟を信じて支え、見守り続けました。

映画『おしょりん』は、福井県を舞台に、メガネ産業の発展と家族の絆を描いています。福井県先行公開が10月20日(金)、全国公開が11月3日(金・祝)から始まります。

この映画に関連して、キャストや監督が登壇する舞台挨拶付きの完成披露上映会が実施されました。北乃きいさん、森崎ウィンさん、かたせ梨乃さん、小泉孝太郎さん、そして監督の児玉宜久さんが登壇し、作品について語りました。

また、10月1日は「メガネの日」として制定されており、この日に映画『おしょりん』が一般のお客様にお披露目されました。映画はマスコミ試写でも高い評価を受け、感動のストーリー展開や美しい映像が話題となっています。イベントでは映画の裏側や撮影エピソードについても語られました。

映画『おしょりん』の素晴らしい物語と、その製作過程について、多くの人々が楽しむことができることを願っています。

「おしょりん」という映画は、福井の眼鏡産業を築いた増永五左衛門と幸八兄弟の挑戦、そして彼らを支え続けた五左衛門の妻むめの物語を描いています。この感動の作品の完成披露上映会が、10月1日に都内の映画館で行われ、主要キャストと監督が登壇しました。

北乃きいさんは、むめ役を演じて「実在の方を演じるプレッシャーはあったけれど、リスペクトを忘れず、むめを生き抜きたいと思い、福井での撮影を通じてすべてを出し切りました!」と熱演を報告しました。また、福井のロケ地での経験について、「地元の皆さんのご協力のおかげで、ケータリングも福井の名物を楽しんだり、空気から人々から食べ物まで福井を感じることができました。地元民のサポートに感謝しています」と感謝の意を表しました。

森崎ウィンさんは増永幸八役を演じ、映画で使用された増永眼鏡がかけられた状態で登壇しました。彼は主題歌『Dear』も担当し、「自分が出演する映画の主題歌を歌うという夢が叶いました。映画を邪魔せず、寄り添えるような楽曲にしようと心がけました」とコメントしました。

小泉孝太郎さんは増永五左衛門役で出演し、北乃きいさんとの共演について語りました。「北乃さんは、僕を呼ぶときに、下から上がってくるようなイントネーションで“小泉さあん、元気ですかあ”と言います。子供時代に横須賀で福井弁のようなイントネーションのおじいちゃんおばあちゃんがいたなと思いました。福井弁は耳に心地よく、2人のシーンも自然体で演じられました」と共演に対する手応えを語りました。

かたせ梨乃さんが増永むめ役を演じ、福井のおもてなしに感激した様子を語りました。福井でのロケ弁当について「ロケ弁をホテルに持ち帰ってレンジで温めたら、カッチコチ。よく見てみたら保冷剤と一緒にお刺身が入っていた。お刺身がお弁当に入っているなんて、東京では考えられないことです。それだけ新鮮なお魚を食べられる場所なのかとビックリしました」と驚きを共感しました。

また、映画ではメガネづくりやものづくりに情熱を捧げた職人の姿が描かれています。それにちなんで、出席者たちは一番情熱を捧げたものや熱中したものについても語りました。児玉監督は「模型飛行機作り」、かたせ梨乃さんは「水泳」と答えました。

一方、小泉孝太郎さんは「俳優業」に情熱を捧げており、「熱中したり一度も飽きたことがないのがこの仕事です。一定期間、作品の中に生きられることが嬉しいです。どんなに朝が早かろうが、嫌な気持ちにはなりません。演じることに飽きたことがないと感じています」と、俳優業が彼の天職であることを実感していることを述べました。

北乃きいさんも、小泉さんと同じく「俳優業」に情熱を捧げていることを明かしました。「現在進行形でずっと熱中し続けています。それ以外に熱中しているものがないんです」と打ち明けました。

最後に、森崎ウィンさんは「無洗米」に情熱を傾けていることを告白しました。「無洗米は水質保全や節水の点から考えてSDGsに貢献します。時短にもなりますし、是非とも無洗米をお試しください!」とメガネ以上に無洗米のPRを行いました。

北乃きいさんは最後に、「諦めない姿、夢を追って努力し続ける姿がピュアに描かれている物語です。それを支える女性たち、家族愛、友情、夫婦愛が描かれています。チャレンジしようとしている人の背中を押してくれるような映画であり、福井に行きたいと思ってもらえるような映画です。素敵な映画が完成しました!」と笑顔で呼びかけました。

ストーリー

明治37年、福井県足羽郡麻生津村の庄屋の長男・増永五左衛門(小泉孝太郎)と結婚したむめ(北乃きい)は、育児と家事に日々明け暮れていた。ある日、五左衛門の弟・幸八(森崎ウィン)が勤め先の大阪から帰ってくる。幸八は、村をあげてメガネ作りに取り組むことを提案する。メガネはまだほとんど知られてないが、活字文化の普及で必ず必需品になり、収入のない冬の農家の人々の暮らしの助けになるというのだ。初めは反対していた五左衛門だったが、視力の弱い子どもがメガネをかけて大喜びするのを見て、挑戦を決意する。村の人々を集めて工場を開き、苦労の末にメガネを仕上げるが、「売り物にならない」と卸問屋に突き返され、資金難から受けた銀行の融資の返済を厳しく迫られる。兄弟は幾度となく挫折するが、決して夢を諦めない強い心を持つむめは、そんな二人を信じ、支え続ける。兄弟と職人たちはむめに励まされ、最後の賭けに打って出る……。

映画『おしょりん』作品情報

公開日 2023年11月3日公開予定
キャスト 監督:児玉宜久
原作:藤岡陽子
出演:北乃きい 森崎ウィン 駿河太郎 高橋愛 秋田汐梨 磯野貴理子 津田寛治 榎木孝明 東てる美 佐野史郎 かたせ梨乃 小泉孝太郎
配給 KADOKAWA
制作国 日本(2023)
上映時間 120分
公式サイト https://movies.kadokawa.co.jp/oshorin/

(C)「おしょりん」制作委員会

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