映画『スイート・マイホーム』齊藤工監督　窪田正孝登壇トークイベント

映画は、長編小説『スイート・マイホーム』を齊藤監督が実写化した作品で、窪田さん演じる主人公が家族のために理想の“マイホーム”を購入したことから、いろいろな事件おこるがホラー・ミステリーとなっています。

窪田正孝さんが第1頸椎の剥離骨折からの休養を経て、主演映画「スイート・マイホーム」の公開御礼イベントで復帰しました。彼は会場からの盛大な拍手で迎えられ、「無事に首もくっついて治りました」と笑顔で報告し、監督の斎藤工さんも「おかえり」と祝福しました。

窪田さんは、観客からの反応について、「見てくれた人はみんな怖がってくれたみたいで、いろいろなところから連絡をいただきました。人間が一番怖いと思う映画だし、怖くもあるけれどそこに美しさも備わっていて紙一重を貫いている作品だという声もいただきました。」と報告しました。

さらに、映画監督としての齊藤工さんとのコラボについて、窪田さんは「工さんが撮ってくれたことによって、ほかの人ではできないものができたと思う。工さんがカメラ側で見てくれている、そこに不思議な安心感があって、全裸になってもいいくらい、さらけ出したいという気持ちがあった。それは蓮ちゃん（蓮佛美沙子さん）も奈緒ちゃんも感じていたと思います。」と語りました。

さらに、映画公開時に齊藤工監督が出演したラジオ番組で、福山雅治が映画について絶賛したことについて、齊藤監督は「福山さんは自分が映画を撮るにあたり、『blank13』の時から背中を押してくれて、商業的フィールドでモノを作る意味を僕に教え続けてくれている方でもあります。福山さんの背中を押してくださる姿勢に対しての僕の答えは表現でしかないので、嬉しい言葉でした。」と感謝の意を表しました。

窪田さんと齊藤監督が「家(マイホーム）での楽しみ方くつろぐ過ごし方」について語りました。

齊藤監督は、「他者の目がない自宅では、着替えることすら面倒に感じ、半分だけ着替えてソファーに座ってだらけることがあります。そこは唯一、許される場所だと思うと、どこか幸せを感じる瞬間ですね。それは、中年の日常にちりばめられた幸せです。」

一方、窪田さんは、「自宅での過ごし方として、体を動かすことが好きなので、奥さんと一緒にヨガを楽しんだり、瞑想をしたりしています。体がリフレッシュされ、酸素が細胞に満ちる感覚は、喜びにつながります。」

最後に、窪田さんは、「工さんと同じ時間を共有できて嬉しいです。2020年以降、映画館で映画を楽しむ機会が少なくなってしまった現状について、映画愛好者として、映画館での鑑賞カルチャーが失われないことを願っています。どこまでも続いてほしい共通の文化です。」

齊藤監督は最後に、「この作品は映画館で観ていただきたいエンターテインメントです。配信やソフト化を目指したものではなく、映画館での鑑賞を前提に制作しました。この作品だけでなく、様々な映画を映画館で楽しんでいただきたいと思っています。」と述べました。

【ギャラリー】

映画『スイート・マイホーム』作品情報

公開日	2023年9月1日
キャスト	監督：齊藤工 原作：神津凛子 出演：窪田正孝 蓮佛美沙子 奈緒 中島歩 里々佳 吉田健悟 磯村アメリ 松角洋平 岩谷健司 根岸季衣 窪塚洋介
製作	日活＝東京テアトル＝講談社＝ライツキューブ＝スターキャット＝ブルーベアハウス（製作幹事：日活＝東京テアトル／制作プロダクション：日活＝ジャンゴフィルム／企画協力：フラミンゴ）
配給	日活=東京テアトル
助成	文化庁文化芸術振興費補助金（映画創造活動支援事業）独立行政法人日本芸術文化振興会
上映時間	113分
公式サイト	https://sweetmyhome.jp/
公式Twitter	@sweetmyhome_jp

(C)2023『スイート・マイホーム』製作委員会 (C)神津凛子/講談社