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映画『唄う六人の女』南丹市プレミア先⾏上映会トークセッションレポート

【イベント概要】

■日時 9月16日(土) 16時20分~17時00分 (上映前:トークセッション)⇒トーク後に本編上映 17時15分~17時45分 (囲み取材)石橋監督・山田孝之

■場所 るり渓高原(るり渓温泉 ポテポテ広場=京都府南丹市園部町大河内広谷1-14)

■登壇者 石橋義正監督、山田孝之、アオイヤマダ、武田玲奈、桃果、鹿取悦子(任意団体芦生タカラの森・代表) 

竹野内豊さんと山田孝之さんがW主演を務め、2022年春(5~6月)に京都府南丹市美山町の芦生の森にて撮影が行われた映画『唄う六人の女』が10月27日(金)より全国で公開されます。

そんな本作の公開に先立ち、撮影地になった南丹市で全国初のプレミア先行上映会「ONE NANTAN CINEMA FESTA ―今夜、森の中で、まちとひとが一つになる―」が、9月16日(土)、「るり渓  高原(るり渓温泉  ポテポテ広場)」で開催されました。

南丹市が誇る豊かな自然の魅力を体感しながら映画を鑑賞できる野外上映イベントの上映前に、石橋義正監督、主演の山田孝之さん、出演者のアオイヤマダさん、武田玲奈さん、桃果さん、任意団体芦生タカラの森・代表の鹿取悦子さんが登壇し、トークセッションを行いました。

まずは、監督に、南丹市美山町の原生林を撮影場所に選んだ理由を尋ねると、「全国の森を回りましたが、原生林で感じたことをそのまま伝えるには、原生林の中で感じた演技や感情が画面に出てきて初めて伝わると思ったからです」と原生林での撮影への思いを明かしました。そんな原生林の魅力を聞かれた山田さんは「気持ちよかったです」と言い、「僕が演じた役はひどいことも言いましたが、素敵な環境で撮影させていただいた」と自然への感謝の思いを述べていました。

また、アオイさんは「私は原生林には入っていませんが、ここは本当に東京と空気が違う。美山での撮影の時に、鮎がたくさん獲れると聞いたので鮎の佃煮を買って、夫に作ったお弁当がこちらです(笑)」と、自身が着用している、鮎の佃煮が入ったお弁当の写真がプリントされたワンピースを披露すると観客からは拍手が起こり、登壇者からも驚きの声が上がっていました。

武田さんも「こんなに緑って深いんだと感じましたし、都会では感じられない自然の大きさを感じました」、撮影時に原生林に入れなかったという桃果さんも「(原生林に)入りたかった。自然の中に入ると空気が良くて癒されます」と口々に自然への思いを語っていました。

さらに、⼭⽥さんのキャスティングについて監督は、「12 年前の『ミロクローゼ』の時に⼀⼈三役で、アクシ ョンも殺陣もあってと無理難題を⾔いましたが、フルパワーでやってくださって。この映画もファンタジック だけど、役者の演技でリアリティを出さなければいけないと思ったので、⼭⽥さんにお願いしました。素晴ら しいパフォーマンスを⾒せてくださった」と⼭⽥さんを絶賛。また、6 ⼈の⼥のキャスティングについては、 「この⼈のことが頭から離れないというような魅⼒がある⽅にお願いしました」と明かしていました。


監督のオファーを受けた⼭⽥さんは脚本を読んで「⾯⽩い。忘れてしまいがちな深いメッセージがあって」と 感じたそうですが、役を演じることは「すごく憂鬱だった」そうです。「気持ちを⼊れて役になって台詞を出 して、その瞬間に誕⽣したような気になるんですが、今回はこの⼈にはなりたくないと思って。で も 、全 ⼒ で やらないと伝わらないと思った。憂鬱ではありましたが、ちゃんと仕事したと思います(笑)」と振 り返 ってい ました。
個性溢れる 6 ⼈の⼥を演じたアオイさんは、「⽯橋さんが映画を撮るなら、ぜひ出させてください!と思って いました。どんな尖った作品を作るんだろうとワクワクしていました。完成した作品を観ると、⼈⽣のテーマ が詰まっていて、⽯橋監督の作品なのに違う⼈が作ったような感覚でした」と語り、武⽥さんは「⾃然がある ところで育ったので、⾃然の中での撮影を楽しみにしていました。脚本を読んだ時はどんな感じの役になるの かつかみきれなくて不安もありましたが、⾃然もパワーになりました」と⾃然が助けになったそうです。


桃果さんは「⼥性 6 ⼈全員台詞がないのでどんな⾵になるんだろう?と思っていましたが、台詞がないことを 忘れるぐらい⾯⽩く、素敵に出来上がっていました。私が演じた役は感情があるのかないのかわからなかった んですが、監督に「⾒つめていてほしい」と⾔われたので、⼦どもの頃の気持ちに戻って、いろんなことを読 み取らずにその場で起きたことを感じ取ってただ⾒つめていました」と撮影を振り返っていました。
ここ南丹市での撮影の思い出を尋ねると監督は、「撮影が終わって美⼭の景⾊を⾒ながら、滅多に飲まない⽇ 本酒を飲みながらゆっくりできたのは貴重な時間だったと思います」と振り返り、⼭⽥さんは「鮎ですね。宿 の横の川で獲った鮎を宿で⾷べさせてもらいました。⽔が綺麗なので味が全然違って美味しかったです」と嬉 しそうに話していました。
最後にアオイさんは「⾃然と⼈間を分けるのではなく思いやりがあればいい⽅向に向かうと思います」、武⽥ さんは「こんなに素晴らしいところで観ていただけるのが嬉しいです。全⾝でこの映画を体感してほしいで す」、桃果さんは「改めて⾃然の⼤切さを感じてほしいです」、⼭⽥さんは「⾃然への思いを再認識しなきゃい けないと思って作りました。まずは観ていただきたい。⼈間の役割を考えるきっかけになる映画になれば」、 監督は、「今⽇が初めての上映会。難しいことを⾔ったかもしれませんが、素直に楽しんでもらえたら嬉しい です」と作品を PR しました。

また、会場では京都の⾹⽼舗、松栄堂と映画がコラボし⼭⽥孝之がセレクトした⾹りを使⽤した⾹り袋と、ラ イフログ SNS、「 PAZR」とコラボした森林保護チャリティーも実施した。京都の⾹⽼舗、松栄堂とコラボし た⾹り袋を来場者に配布。こちらには主演の⽵野内豊、⼭⽥孝之よりメッセージが送られた。会場限定の施策 として⾹⽊を炊き、会場全体が映画をイメージした森の⾹りに包まれた。
またライフログ SNS、「 PAZR」との施策として、本作のテーマでもある⾃然との共⽣のため、撮影地芦⽣の 森に寄付される森林保護チャリティーを実施した。またこちらは本⽇より来場できなかった⽅向けにも配布 される。
ピースを取得するだけでチャリティーに参加でき、その体験証明としてデジタルデータで残すことのできる 施策。https://pazr.jp/present/utau6⇒こちらにアクセスのうえアカウント登録後にピース取得していただく だけで、「芦⽣タカラの森」に NUNW 株式会社より 100 円が寄付されます。
※登録、ピースの取得はすべて無料です。

【ギャラリー】

映画『唄う六人の女』作品情報

公開日 2023年10月27日公開
キャスト 監督:石橋義正
出演:竹野内豊 山田孝之 水川あさみ アオイヤマダ 服部樹咲 萩原みのり 桃果 武田玲奈 大西信満 植木祥平 下京慶子 鈴木聖奈 津田寛治 白川和子 竹中直人
配給 ナカチカピクチャーズ/パルコ ©2023「唄う六⼈の⼥」製作委員会
制作 クープ/コンチネンタルサーカスピクチャーズ 制作協⼒︓and pictures
主題歌 NAQT VANE「NIGHTINGALE」(avex trax)
公式サイト https://www.six-singing-women.jp/
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