『禁じられた遊び』の初日舞台挨拶が9月8日(金)にTOHOシネマズ日比谷で行われ、橋本環奈、重岡大毅、堀田真由、倉悠貴、猪塚健太、長谷川忍、ファーストサマーウイカ、そして中田秀夫監督が登壇しました。
【イントロダクション】
作品のW主演は、前作ホラー映画『カラダ探し』で大ヒットを記録した橋本環奈と、ホラー初挑戦の重岡大毅です。彼らは本作で初めて共演し、橋本はこれまでの役柄とは全く異なる役、映像ディレクターの倉沢比呂子を演じ、重岡は比呂子の元同僚で、優しいがどこか頼りない父親、伊原直人を見事に演じています。さらに、堀田真由、倉悠貴、長谷川忍(シソンヌのメンバー)、猪塚健太など、多彩で個性的なキャスト陣が結集し、最凶の怨霊モンスター“美雪”をファーストサマーウイカが演じています。監督は、『リング』(1998年)、『スマホを落としただけなのに』(2018年)など、幅広い恐怖を描いてきた中田秀夫監督が務めています。
【ステージ グリーティング】
クロストーク形式で、まず橋本さんは、舞台挨拶の冒頭でこう問いかけました。「『ホラーは苦手だけれど来たよ』という方もいらっしゃいますか?」と。その問いに、会場中から多くの手が上がりました。橋本さんは観客に「大丈夫…?おもしろい部分もありますから」と言葉を述べました。一方、重岡さんは勇気を振り絞りながら、「うれしい」と感謝の気持ちを伝えました。「体感型ホラーエンタテインメントです。ワーキャー言いながら、帰り道まで楽しんでいただける作品。怖いですけど、大丈夫です!」と、作品の魅力をアピールしました。
この日、予め受け付けていた質問に対する回答がキャスト陣から披露されました。その中で、本作に登場するキャラクターの中で最も好きなキャラクターについて質問があり、橋本さんは、「あれだけの衝撃を残した“美雪”は、忘れられない。一つ一つの動きがすごく気持ち悪かった。監督と相談しているウイカさんは、『はい』『わかりました』みたいな感じなんですが、『よーい、スタート』となった瞬間、めちゃめちゃ気持ち悪い“美雪”の動きをする。私が好きなキャラクターは、“美雪”以上にウイカさんかも。人間ではない動きを再現していた」と述べたことに対し、これにはファーストサマーウイカも「うれしい」と大喜びしました。
同様の質問に対し、重岡さんは、比呂子の同僚である柏原亮次役を演じた倉に対してラブコールを送りました。「役もよかった。倉くんがやっている役もすごく重要なポジション。しっかりとそこを担われていた。あと普通に、倉くんが好きです」と語ると、倉は「ありがとうございます」と照れながら笑いを見せました。
長谷川さんは、「堀田さんが、錯乱するシーンがあってナイフを振り回すんですけど、やったことある人」と話し、橋本も「振り回し方がアクションみたいな決まった手ではなく、本当に女性の感情のままに動かすようでしたね」と述べました。堀田は「やったことないんですよ」と苦笑しながら、「ヒヤッとする」「それくらいうまかった」とキャストから称賛の言葉があったことを語りました。
さらに、ファーストサマーウイカさんも堀田に向かって「堀田さんの目がギョロみたいなのもはいってますよね。あれ、本当に気持ち悪いの!本当に嫌なの。あれ、いつもCMでやめてって。あれ怖いね~。でもギャップというか、おだやかなときからこわいシーンの切り替えがいい。ポテチ食べてケーキ食べて…のアドレナリンに近い感じ」と独特のテンションで語りました。堀田の振り切った演技に対する称賛が高まる中、堀田自身は「自分じゃなくて憑依されてる感じなので」と恥ずかしそうに笑っていました。
挨拶の最中に、重岡さんが笑顔で「こういう時、いつも俳優モードだよね」と冗談を言ったところ、長谷川さんは「役者として呼ばれているのでやめてください」と真面目な口調で返しました。その後、長谷川は前に歩み出しながらスピーチを始めました。「みなさんとここで出会えて、この作品と出会え、そしてキャストの皆さんと出会えて…」と語りかけましたが、小声で「前に出るな」と重岡さんや橋本さんが突っ込む場面もありました。
司会者が長谷川さんの挨拶について尋ねた際、橋本さんは「特に感想はないですね。すぐに過ぎ去ればいいなと思いました」と軽快に笑いました。これに対し、長谷川さんは「お前、いい加減にしろよ。俺が必死にボケてすべっているのに、お前のことばかりヤフーニュースになっている。おっさんをサンドバッグだと思ってるのか」と、反撃しました。
映画は今後、世界58か国で配信・上映される予定です。橋本さんは「うれしいですね。ジャパニーズホラーの要素やアメリカンホラーのよさなど、さまざまな要素が詰まっています。特に美雪との戦闘シーンなど、新しい要素も含まれていますので、海外の反応が非常に気になります。」と述べ、期待しています。「好感触な気がします」と笑顔で話しました。一方、重岡さんは「58か国という規模を聞くと、驚きですね。非常に楽しみです。日本の観客と海外の観客は異なる反応を示すかもしれませんが、その違いも楽しみです。」と期待を込めて語りました。
【ギャラリー】
『禁じられた遊び』作品情報
公開日 | 2023年9月8日 |
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キャスト | 監督:中田秀夫(「リング」「スマホを落としただけなのに」「事故物件 恐い間取り」「“それ”がいる森」) 原作:清水カルマ『禁じられた遊び』(ディスカヴァー文庫) 出演:橋本環奈 重岡大毅 堀田真由 倉悠貴 正垣湊都 猪塚健太 新納慎也 MEGUMI 清水ミチコ 長谷川忍 ファーストサマーウイカ 諏訪太朗 |
配給 | 東映 |
制作国 | 日本(2023) |
年齢制限 | PG-12 |
上映時間 | 110分 |
公式サイト | https://kinjirareta-asobi.jp/ |
公式Twitter | @kinjirareta_asb |
©2023映画『禁じられた遊び』製作委員会