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映画「スイート・マイホーム」公開記念舞台挨拶

『スイート・マイホーム』公開記念舞台挨拶
日付:9月2日(土)
場所:TOHOシネマズ 六本木
登壇:齊藤工監督、蓮佛美沙子、奈緒、窪塚洋介、窪田正孝(リモート出演)

映画「スイート・マイホーム」の公開記念舞台挨拶が本日9月2日に東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われました。舞台挨拶にはキャストの蓮佛美沙子奈緒窪塚洋介、監督の齊藤工が登壇し、主演の窪田正孝がけがで療養中であるため、リモートで参加しました。

【ステージ グリーティング】

神津凛子の小説を基にした本作では、理想のマイホームを手に入れた一家の幸福が、差出人不明の脅迫メール、関係者の変死事件などによって脅かされる様子が描かれます。清沢賢二役を窪田正孝、ひとみ役を蓮佛美沙子、本田役を奈緒、聡役を窪塚洋介が演じます。

齊藤工監督は、制作に約4年の時間がかかり、企画の段階から関わってきたことを述べました。また、世界の状況が変動している状況で、この作品が公開されることになったことについて言及し、「映画は観客によって完成するものだと思っていますので、今日は観ていただいてありがとうございました」と述べました。

窪田正孝さんが頸椎剥離骨折のためにリモートで参加することになり、無念さが口々に共感されました。窪田は「今日という大切な日に舞台挨拶に伺えなくて……」と語り、窪塚洋介から「元気?」との問いかけに「元気です」と笑顔で応え、登壇者たちは「よかった!」と声を掛けました。

窪田さんはこの作品について、「現場での時間は、お芝居に没頭している時間で、すごく楽しく、幸せな時間でした。でもそこにはいい意味での怖さもありました。わが家なのに、全然わが家のような感じがしなかったり。そういう違和感がむしろ心地よくなっていきました。」と振り返り、「芝居をしていないときに皆さんと話していた時間もすごく有意義で。この作品で出会えたご縁というのは、自分にとっても財産だなと思います。」と述べ、晴れやかな表情を見せました。窪塚も「すごくアットホームな現場だったよね。俺も途中でホラーサスペンスを撮っているんだということを忘れることもあった。」と続けました。

蓮佛美沙子さんもこの現場について、「ここにいらっしゃる皆さんは、本当に優しい人しかいないという現場で。私は個人的に窪田さんの『ありがとう』の言い方に感激していました。いろんな場面で私たちが反射的に言っている『ありがとう』を窪田さんは本当に心から思って言っていて。感動して、見習わなきゃいけないなと思いました。」と語り、「だからなんでこんな優しい人たちと、こんな映画を撮っているんだろうというのが逆にクラクラするくらい。心が浄化される日々でした。」と感想を述べました。

奈緒さんは腹巻きについて話し、「この現場で優しくなれたのは腸のおかげだと思っているんです。監督が最初にオリジナルの腹巻きをプレゼントしてくださったんですよ。それを着けて現場に行くと、おなかが温かいので、すごく優しい気持ちになるんです。」と説明し、齊藤工監督は「いわゆるスタッフTシャツみたいな形で。僕は何より皆さんの腸を守りたかったんです。」と冗談交じりに答えました。

窪塚さんは、兄弟役を演じた経験について、「あまりやったことのないタイプの役だったんですが、“人という字は…”みたいな感じで、皆さんに寄りかかる形でやらせていただきました」と述懐し、監督や共演者に感謝の意を表しました。

また、撮影現場について振り返り、「すごいアットホームな現場だった」と語りました。さらに、「窪田くんが本当に忍耐強く子供と接している姿を初日に見て、なんて懐の深い…と思って。オレはちょっとイライラしてたんで(笑)」と笑いながら述べ、「ちゃんとやれよ、お母さん、ちゃんと言ってくださいよ、みたいな。ここまで出かかっていたんだけど4人は大らかな気持ちで…」と共演者たちの協力と忍耐に感謝の意を示しました。

齊藤工監督は、窪田正孝さんのリモート画面の背景について気になり、「床っぽい壁なので、下手したら横になって上から撮っているんじゃないかなと、たまによぎることはどうしても伝えたかった」と笑いを誘いました。そして、感謝の意を述べながら、「映画の立ち上がりから窪田さんが寄り添ってくれたおかげで、公開という1つのゴールを迎えたことが本当にありがたい。きょうもこういう形で作品に寄り添ってくれて、僕も窪田さんの心根に救われ続けています。」と感謝の言葉を伝えました。最後に、「責任感の強い方なので、どうか軽やかに過ごして、またお会いできることを願っています。軽やかに再会しましょう」とメッセージを送りました。

齊藤工監督は、「ほぼ立ち上がりから今日まで、窪田さんが寄り添ってくれたおかげで1つのゴールを迎えることができました。本当にうれしいですし、心から感謝しています。」とコメントしました。窪田正孝は、「財産として残るものというのは、人とのつながりなんだと感じられましたし、僕にとっても生涯忘れられない作品になりました。公開して間もないですけど、1人でも多くの皆さんに、工さんの思いが届けられたらいいなと思います。」と思いを込めました。

【ギャラリー】

【ストーリー】

長野県に住むスポーツインストラクターの清沢賢二は、妻と幼い娘たちのために理想の一軒家を手に入れました。この家は「まほうの家」と称され、特大の暖房設備を備えており、家全体を温かく保ってくれます。一家はこの新しい生活を楽しみながらスタートしましたが、幸せな時間はある不可解な出来事を契機にして、恐ろしいものへと変わっていきます。

清沢一家は、差出人不明の脅迫メールに悩まされ、娘は地下に引かれるようになり、妻は家に何か異常なものが存在することを感じ、実家の兄は監視されていることに怯え、周囲では奇妙な死亡事件が発生します。そして、清沢賢二の隠された過去の記憶がよみがえります。この「家」には何が潜んでいるのか、それとも何者かの陰謀がらみなのか、最後に一家は衝撃的な真実にたどり着くでしょう。

映画『スイート・マイホーム』

【作品詳細】

9月1日より全国公開中。

公式サイト:
https://sweetmyhome.jp

公式Twitter:
@sweetmyhome_jp

出演:窪田正孝
蓮佛美沙子 奈緒
中島 歩 里々佳 吉田健悟 磯村アメリ
松角洋平 岩谷健司 根岸季衣
窪塚洋介
監督:齊藤 工
原作:神津凛子「スイート・マイホーム」(講談社文庫)
脚本:倉持 裕
音楽:南方裕里衣
製作:鳥羽乾二郎 太田和宏 高見洋平 人見剛史 松下寿昭 澁谷京子 福山雅治
エグゼクティブプロデューサー:福家康孝 新井勝晴 プロデューサー:中村陽介 赤城 聡
ラインプロデューサー:飯塚信弘 撮影:芦澤明子(J.S.C)
照明:菰田大輔 美術:金勝浩一 録音:桐山裕行 装飾:山田好男 編集:髙橋幸一 音響効果:安江史男
スクリプター:工藤みずほ スタイリスト:高橋さやか ヘアメイク:中山有紀
音楽プロデューサー:千田耕平 キャスティング:南谷 夢 助監督:是安 祐 制作担当:桑原 学
製作幹事・配給:日活 東京テアトル 制作プロダクション:日活 ジャンゴフィルム 企画協力:フラミンゴ
製作:日活 東京テアトル 講談社 ライツキューブ スターキャット ブルーベアハウス
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)独立行政法人日本芸術文化振興会
©2023『スイート・マイホーム』製作委員会 ©神津凛子/講談社

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