映画『プレジデント』トークイベント
日時:8月18日(金)
場所:アップリンク吉祥寺
登壇:オスマン・サンコン、汐月しゅう(MC)
ジンバブエ共和国では2017年の軍事クーデターにより、独裁者ロバート・ムガベ大統領が辞任し、エメルソン・ムナンガグワが暫定大統領に就任しました。その後、映画『プレジデント』はこのクーデター後初の大統領選挙を描いており、現職のムナンガグワに挑戦する野党MDC連合の党首ネルソン・チャミサの姿を通じて、ジンバブエの政治情勢をドキュメンタリースタイルで記録しています。この映画はアップリンク吉祥寺で公開中で、全国で順次公開されています。
8月18日に行われたトークイベントでは、アフリカのギニアの駐日ギニア共和国大使館顧問であるオスマン・サンコンが登壇しました。元宝塚歌劇団星組の汐月しゅうが司会を務め、映画『プレジデント』を観ての感想や、同じく長期政権からクーデター、軍事政権へと進んだギニアの経験を共有し、日本人へのメッセージを交わしました。政治的な変動と国の未来について考える上で、興味深い対話が行われたことが伺えます。
37年間にわたりジンバブエ共和国を支配していたムガベ大統領がクーデターで失脚。後継者として就任したムナンガグワ大統領は、公平な選挙を行うと公言するが、その裏では与党ZANU-PF党が変わらぬ支配を図り、野党MDC連合は新たな党首ネルソン・チャミサのもと、国内政治体制の変革を求める声を強めていた。しかし、大統領選まで4ヶ月を切った時、MDC連合の党首ツァンギライが癌で急逝。その後を継いだカリスマ的な指導者チャミサは、国内外の注目を浴びながら大統領選に挑む。国内の政治的な緊張と激化する情勢の中、投票の行方が未知のまま迫る。政治力と国民の声、野心と信念が交錯する緊迫の選挙戦が幕を開ける。
『プレジデント』
アップリンク吉祥寺にて公開中ほか全国順次公開
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配給:NEGA